主人在宅ストレス症候群って聞いたことありますか?
夫が家にいることによって妻がストレスを抱え、様々な不調に見舞われる症状です。
ここでは原因と対処法のほか、陥りやすい夫婦の特徴を解説しますので、
正しく理解して上手にストレスを発散させましょう。
Contents
主人在宅ストレス症候群の原因
主人在宅ストレス症候群は、夫源病とも呼ばれています。
夫が家にいることで妻がストレスを感じることが原因とされていますが、
ここでは具体的なケースをご紹介します。
・夫が定年退職をして家にずっといるようになった
・リストラにより夫の在宅時間が増えた ・脱サラをして自宅で仕事をするようになった ・不況によって残業や接待が減り早く帰宅するようになった ・妻が家で自由に過ごせなくなった |
などです。
今まで日中は家の中では一人で過ごせたのに、
24時間ずっと一緒にいることで自由な時間が減り、ストレスを感じる方が多くいます。
お友達とのランチも、夫のご飯を作ってから出かけなきゃいけないですし、
自分だけおいしいものを食べに行くのも気が引けます。
夫は仕事に定年退職があっても妻の家事の退職は一生ないので、
夫がゴロゴロしているのを見ると、妻はイライラしてしまいます。
他にも、夫がお仕事お休みの日、
夫が帰宅した(帰宅時間が近づいてきた)など、
定年退職をしていなくても年齢問わず新妻でも不調になることがあるようです。
主人在宅ストレス症候群の症状
症状は、心だけではなく体の不調を引き起こす場合もあります。
・動機や息苦しさ
・頭痛、肩こり ・吐き気、めまい、耳鳴り ・うつ症状(不眠、倦怠感) ・イライラ ・胃痛 |
など様々です。
夫が家にいるときだけや、
夫が帰宅する時間帯に症状が現れたり強くなったら
主人在宅ストレス症候群かもしれません。
主人在宅ストレス症候群になりやすい夫婦の特徴
夫にストレスを抱えやすい妻の特徴
・もともと気を使いやすい人
・夫の顔色を気にしすぎてしまう人
・夫に対して強くものを言えない
・趣味が無い
夫を自分よりも立場が上という意識を持ち、対等な関係が築けていない夫婦に多く見られます。
逆に、夫に対して言いたいことを普段から言える妻は、主人在宅ストレス症候群になりにくいとされています。
妻にストレスを与える夫の特徴
・亭主関白で自分では動かず妻に何でも指図する
・妻の交友関係などに干渉する
・以前はハードワーカーで残業や接待が多かった
・妻の都合を考えず自分の都合ばかり押し付ける
このように、自分が優位に立ち妻を支配するようなタイプの夫は、すぐにキレたり妻への思いやりが欠けていることが多く、妻は少しずつストレスが溜まっていきます。
主人在宅ストレス症候群の対処法4つ
身近な人やカウンセラーに相談する
主人在宅ストレス症候群になったらまずやるべきは、周知と理解です。
この病気を知らない人がまだ多いのでなかなか理解されにくいですし、相談しづらい内容です。
特に夫には理解しがたいと思うので、身近な人やカウンセラーに話して理解してもらうことから始めましょう。
第三者に相談することで自分の気持ちを整理したり、解決策が見つかることもあります。
バイトやパートに出る
夫に理解してもらうのが一番ですが、
難しい場合はバイトやパートをして夫との距離を置くことです。
趣味やお友達とランチで出かけるわけではないので後ろめたさもありません。
昼食は自分と夫の分のお弁当を作れば、
夫を気にする必要もないので気持ちが楽になります。
洗濯と掃除は家事の中では難しいものではないので、
お願いをすると家事の負担も減ります。
会話を増やす
離婚を考えていなければ夫との会話を少しずつ増やしていき、
コミュニケーション不足を解消し関係回復をはかりましょう。
<例>
〇ニュース
〇天気
〇周囲の環境の変化(事故や工事、お店ができたなど)
〇仕事の話(インフルエンザが流行っている、電車が遅れていた、新入社員など)
〇昔の話(共通の人物、思い出の場所など)
〇ご飯の話(朝ご飯はなにが食べたいか、お昼はなにを食べたのかなど)
〇季節の話(季節のイベント、大気現象、昆虫、植物など)
〇不満(不満に思っていることをきちんと話す)
最近では企業や団体などが“〇〇の日”と、つけていることが多いので
毎日がなにかの記念日です。
調べて、“なぜその日なのか?”
と話が膨らむきっかけにもなりますね。
薬に頼る
とても辛いようなら、お薬に頼るのも1つの方法です。
まとめ
いかがでしたか?
バイトやパートをすると、
仕事が忙しくて夫を気にする時間もないですし
、職場の人と息抜きできたりするので気分が紛れます。
帰宅したら、食事のときだけでも夫との会話を楽しんで、
その後は、一人で集中できる趣味(編み物、読書、製作など)をすると
夫との関わりも少なくて適度な距離が保てます。
このように、解説した原因や対処法を理解して、自分にかかる負担を減らし主人在宅ストレス症候群を回避しましょう。
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