勝手に「夏はハワイ」シリーズも、勝手に最終回となります。
最終回は「ウクレレ」!
ウクレレといえば、ハワイアンな音色に癒される、初心者でも簡単そう、購入価格もお手ごろそう、といったイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。
また、ウクレレは癒されるだけでなく、我が家のような集合住宅住まいでも場所も取らず、上下階に気兼ねするほど音も大きくなく、手軽に始められそうです。
ウクレレの種類、楽譜や教本、教室の選び方などなど、初心者が何から手をつけたらよいか調べてみました!
Contents
ウクレレと聞いて思い浮かべるのは
(高木ブーさん公式ブログより)
ウクレレはハワイ語で‘ukulele と書きます。訳すと「跳ぶノミ」。4本の弦を弾く手の動きからついたようです。楽器自体はハワイに移り住んだポルトガル人から伝承されたと言われています。
まずウクレレと聞いて思い浮かぶのは、小さなギターのような形やハワイアンミュージックですが、高木ブーさんや牧伸二さんのウクレレ漫談を思い浮かべる方もいるでしょうか。女性アーティストでは、つじあやのさんもウクレレを弾かれていますね。
お子さんのいる方だと、コニちゃん(小錦さん)がEテレでウクレレを弾いているのを見た!という方もいらっしゃるかもしれません。
牧伸二さんの有名な「あ~やんなっちゃった」は、ウクレレをつかった漫談ですが、『タフワフワイ』というハワイ民謡のメロディーが使われているんですよ。
この『タフワフワイ』はフラでもよく踊られる曲で、ウリウリという赤い羽根のついたマラカスのような楽器を振って踊ります。
やっぱりウクレレといえばハワイなんですね!
ウクレレの選び方
(つじあやのさんオフィシャルサイトより)
「ウクレレと言えばあの小さいの」と思っていましたが、実はソプラノ、コンサート(アルト)、テナー、バリトンの4種類のサイズがあるんです。
女性は手が小さいため、一番小さなソプラノタイプがおススメとされています。
ソプラノタイプにはギターのようなひょうたん型(スタンダード型)と、ころんとした卵のような丸い形のパイナップル型があります。これはお好みで選べます。
ソプラノウクレレより、一回り大きなコンサートタイプのウクレレには、弦が6本や8本のものもあります。さらに大きなものがテナーウクレレです。見た目はミニギターです。
サイズのほかにも選ぶポイントがあります。
① ブランド・メーカーで選ぶ
Kamaka(カマカ)、Koaloha(コアロハ)、Famous(フェイマス)、Kaala(カアラ)、GString(ジーストリング)、ALAMOANA(アラモアナ)などといったハワイ製や日本製のブランドがあります。
私が持っているのは「1台目だし、子どもの遊び用になってもいいや」と格安な値段で選んだもので、よく見たらメイド イン インドネシアでした。
② 木の種類で選ぶ
言うまでもなく、ウクレレは木製。一番人気があるのはハワイアンコアで作られたもので名前の通り、ハワイに育つ樹種。
このほか用いられている木材はマホガニー(センダン)、スプルース(マツ)、コア(マメ)などです。
弦はナイロン製ですが、本体は木ですので、お手入れに水拭きは厳禁です。
③ 価格帯で選ぶ
初心者にはブランドやメーカー名はよくわかりませんよね。となると、値段で決める方が多いと思います。
楽器店に行って、「初心者です」といって勧められるのは2~3万円台のものと言われています(複数の経験者談)。
初心者なのに高い! と思うかもしれませんが、安すぎても使いづらく、音が狂いやすいため(安物を買ってしまった私がそんな状態です)、2万前前後が勧められるのです。
ウクレレ初心者が購入で失敗しない方法
① 楽器店に行くべし
初心者はやはり、楽器店に行き、おススメされるものを購入するのが一番だと思います。
ネットでも初心者セットを買うことができますが、楽器店で実際に見て比較して、できれば試奏もさせてもらいましょう。
② 体験教室を探すべし
「勧められるのを買って帰っても弾ける自信がない」、という場合は、体験教室に行くのがおススメです。
体験教室の多くは無料で、楽器店や音楽教室が開いているものです。地域のフリーペーパーや自治体の広報誌などにウクレレサークルの情報が出ていることが多くあります。
どちらも最初はウクレレを貸してくれるでしょう。
それらを使ってみたり、お仲間の楽器を見せてもらったりしてから購入しても遅くはありません。
③ フラも一緒に習うべし
フラ教室ではウクレレも教えてくれているところもあります。ウクレレのほかにもレイ(ハワイの空港や、昔のテレビ番組でハワイ旅行が当たった出演者にかける生花を使った首飾り)の作り方(レイメイキングと言います)など、ハワイに関するカルチャーをいっしょに教えてくれるところもあるので、興味のある方は通える場所のフラ教室を調べてみてください。
いざウクレレを弾いてみる
ウクレレは音符を読んで演奏するのではなく、主にコードで演奏します。
ウクレレを習わないで始める場合、教本や初心者向けの書籍を一緒に買わなければなりません。
ウクレレに同梱されている説明書にもコードや曲が載っていることもありますが、私は見ただけでは難しくて弾けませんでした。
教本は書店にもありますが、楽器店の書籍コーナーが充実しています。
また、楽譜だけなら『ぷりんと楽譜』のようなダウンロードサイトからも入手できます。
流行りの歌謡曲が弾きたい場合など、教本には載っていない新しい曲や、さまざまなアーティストの楽譜が欲しい人は楽譜検索がよいでしょう。
ギターに似た見た目からもご存知の方も多いと思いますが、ウクレレはチューニングが必要です。
私の格安ウクレレの説明書にも「音叉や調子笛を使ってチューニングしてください」と書いてありました。しかし、初心者は音叉や調子笛が何なのかから調べなければなりません。
楽譜を見てコードを押さえられるようにはなっても、チューニングができてないと音痴な音楽になってしまい、楽しくありません。
店舗で購入の際には、チューニングに必要な道具や方法も忘れずに聞いておきましょう。
さらに、ウクレレは買ったらずっと使えるわけではなく、定期的に弦の交換が必要です。
替えの弦を用意して、替え方も聞いておけばベストです!
子どもと一緒にウクレレを作っちゃおう
夏休みの自由研究も済んでしまったころと思いますが、ウクレレを始めてみたい!と思ったら作ってみるという手もあります。
工作感覚で楽器が作れるなんてちょっとおもしろいですよね。
ペイントまでできるものもあるので、大人向けではありますが、親子で作ってみるのもおススメです。
宝島社 大人の工作キット ウクレレPREMIUMBOOK
3,600円(税込)
ゼンオン ウクレレキットZU-600K
9,600円(税抜)
今年の秋はウクレレに挑戦!
私は安価なウクレレを買ってみたところ、チューニングすることもできず、おもちゃのプラスチックギターのような扱いになっています(子どもがときどき思い出したように遊ぶ程度)。
やはり楽器はせめてやり始めは習わないと…、と思いました。
実は周りにウクレレを習っているという人が数人います。
「昔はピアノ習ってた」「吹奏楽部だった」といった話はちらほら聞きますが、なかなか大人になった今も楽器を習っているという人は多くありませんよね。
ウクレレを習っているという周囲の知人は、そろって大人になってから始めた人ばかり。
そのうちのお一人、60代のマダムは、最近中古マンションを購入して引っ越してきてから、お友達作りのためにウクレレを習い始めています。
何歳からでも始められるのがウクレレの魅力なのかもしれません。
夏は終わってしまいますが、これからは芸術の秋。
ウクレレに触れてみませんか?
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