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専門雑誌編集者を経て、2人めの出産を機にフリーエディターに。フラと校正が趣味。字を書くこと、人と話すこと、コーヒーが好き。
『主婦へえ』でもオリンピックを盛り上げよう!企画・第2弾は、
「オリンピック公認・参画プログラム」です。
2020年までまだ2年ありますが、すでにオリンピック気分を体験・体感できるプログラムやイベントがたくさん開催されているってご存知ですか?
先日、東京オリンピック・パラリンピックのマスコットキャラクターが決定したというニュースが流れました。
小学生のお子さんがいるご家庭では、このマスコットキャラクターについて食卓の話題に上ったことがあると思います。
なぜかというと、今回のオリンピックマスコットは全国の小学生の投票によって決まるから!
実際に投票に参加したというお子さんのいるご家庭も多いと思います。
これこそがオリンピック公認プログラム。
私たちがもっとオリンピックに関心を持ち、開会の日まで盛り上げていこうという企画がいろいろありあす。
せっかくのオリンピック、小学生だけでなく、私たち大人も何か参加したい!
そこで、全国で行われているオリンピック関連のプログラムを紹介します。
Contents
史上初!小学生が選ぶオリンピックマスコットキャラクター
東京オリンピック・パラリンピックでは、3種類の最終候補となったマスコットキャラクターから1つを選び、全国の小学生が投票するというオリンピック史上初の企画が行われました。
我が子の小学校では、各クラスで話し合いをし、<候補ア>だった紺色とピンク色のキャラクターに投票したそうです。
学校図書室にもオリンピック関連書籍やスポーツ図鑑、アスリートの伝記などを集めたコーナーが展開され、キャラクター3種類を描いた絵も飾られて盛り上がっていました。
その後、実際にアのデザインがキャラクターに選ばれ、我が子も大喜び。
平昌オリンピックのフラワーセレモニー(ぬいぐるみセレモニー)では、メダリストたちにキャラクターである白いトラのぬいぐるみ(白虎のスホラン)が渡されていましたよね。
このように、オリンピック期間中やセレモニーで常に目にするであろうマスコットキャラクターを、子どもが自分たちが選んだと思えることは、一生の思い出になりそうです。
オリンピック公認・参画プログラムとは、このように誰でもが参加でき、一緒にオリンピックを盛り上げようというさまざまな企画なのです。
東京2020オリンピック参画プログラムってなに?
(東京オリンピック・パラリンピック公式サイトより)
実はオリンピック関連イベント、2016年から始まっているんです。
それらが「オリンピック参画プログラム」。
「東京2020大会の大会ビジョンのもと、スポーツだけでなく、文化芸術や地域での世代を越えた活動、被災地への支援など、参加者自らが体験・行動し、未来につなぐプログラム」(東京2020参画プログラム特設サイトより抜粋)のことです。
オリンピックにつながるイベント、参加してみたくなりませんか?
ちなみに、大会ビジョンは『全員が自己ベスト・多様性と調和・未来への継承』の3つです。
こうして見るとちょっと難しく感じてしまいますが、この理念に沿って、オリンピック組織委員会に認証されたイベントや事業には、オリンピックロゴを掲げることができます。
これまでに開催されたものから言うと、直接的にオリンピックの選手選考となる大会を見る、準備風景の見学会、というようなものというより、3つの大会ビジョンを大きくとらえた、スポーツや子どもたちの未来、私たちの生活にかかわるさまざまな催しが対象となっています。
どんなオリンピック参画のイベントがあるの?
オリンピック参画イベントのテーマは8つ。
複数のテーマを併せ持ったイベント
複数のテーマを併せ持ったイベントもあります。
★楽しく体を動かそう[スポーツ・健康]
★みんなに優しい都市に[街づくり]
★未来につなげよう[持続可能性]
★新しい日本を発見[文化]
★新たな自分を見つけよう[教育]
★日本の最先端の技術を発信[経済・テクノロジー]
★今こそ絆を深めよう[復興]
★みんなの想いをひとつに![オールジャパン世界への発信]
目的別のイベント
目的別にも分かれています。
★大人から子供まで[家族で楽しむ]
★地域から盛り上げよう[祭りで楽しむ]
★気があう同志で[仲間と楽しむ]
★外国人の方も一緒に[ワールドワイド]
★輝く未来をつくる[若者達が主役]
★どんな方でも安心[多様性への配慮]
オリンピック開催を通じて、日本の文化への知識を深めたり、地域の仲間と協力したり、日本中でオリンピック・パラリンピックを応援できるよう、今一度被災地に意識を向けたりする。
それが参画プログラムの根底にあるようです。
どんなイベントがあるかは、【東京2020参画プログラム特設サイト】で参加してみたいテーマ別にも、目的別にも探すことができます。
もちろん、開催地別や日程で探すことができますので、近くで行われているものを検索したり、イベントを目的に家族でちょっと遠出を計画したりしてみるのもいいかもしれません。
近々開催されるオリンピック参画プログラム
近々開催されるものを調べてみました。
【第15回どうしん☆スポーツサロン 「スピード感あふれる華麗な剣さばき~車いすフェンシングの魅力~」】 2018年4月12日(木) 札幌市 北海道新聞社1階DO-BOX(北海道) 北海道新聞社が行った「スポーツ応援宣言」の一環で、パラスポーツの普及啓発が目的の勉強会だそうです。 |
【ファミリースポーツフェア2018】 2018年4月29日(日) 武蔵野市武蔵野総合体育館(東京都) 体育館のアリーナやトラック、天然芝の上で20種類ものスポーツが無料で楽しめる一日。 |
【ふくい泣き相撲(第11回ふくい泣き相撲)】 2018年4月29日(日) 福井市 福井県護国神社(福井県) 国や地域の宝である子どもたちを大切に養育するため、護国神社では日本文化の伝統を見つめ直し、幼子に力強く育ってほしいとの願いを込めた泣き相撲を開催しているそうです。 |
地元のお祭りでもオリンピック気分が味わえるかも
このように、全国各地でさまざまな形態のイベントが開催されています。
一つめに紹介した北海道で開催されるパラスポーツの普及啓発イベントというと、「あぁ、オリンピックの前にパラスポーツにも興味が持てそう」と想像できますが、赤ちゃんの泣き相撲だと、「オリンピックとは一見関係ないのでは?」と思ってしまいます。
しかし、日本の文化や家族と楽しむといったテーマに合致しているのです。
なるほど。
オリンピックだからと言って、新しく企画されたイベントばかりではありません。
すでに毎年行われていて、行ったことのあるイベントが、オリンピック組織委員会の認証を受けて、今年はオリンピック参画プログラムになっているかもしれません。
さらに、この春から地域のお祭りもオリンピック参画プログラムに申請できることになりました。
認証されれば東京2020応援マークを使用することができるので、いつものお祭りでもオリンピック気分になりそうです!
参加方法は簡単。
(東京2020参画プログラムサイトより)
東京2020参画プログラムサイトで、テーマや開催地、日時などからイベントを探します。
開催団体や開催自治体ごとに詳細が載っています。
参加費も無料のものと有料のものがあったりしますので、事前に詳細を把握してから参加しましょう。
あとはそのイベントを通じてオリンピック気分を盛り上げるだけ!
自分たちのいらなくなったものからメダルが作られる
(東京2020大会公式サイトより)
前出の、マスコットキャラクターを全国16,769校の小学生が選ぶという試みのほかにも、オリンピック公認プログラムがあります。
それが【都市鉱山からつくる! みんなのメダルプロジェクト】です。
ご存知の方も多いと思いますが、使い終わった携帯電話やスマートフォン、小型家電などを集めてリサイクルし、使われているレアメタルを取り出してメダルの材料にするというもの。
金・銀・銅あわせて約5000個のメダルを作るそうです!
全国数多くの自治体に回収ボックスが置かれているほか(回収ボックスの設置場所は、各自治体広報などでご確認ください)、全国のドコモショップでも回収しています。
ドコモショップでは、使用済みの携帯電話、スマートフォン、タブレットのみの回収で、小型家電は回収していませんので、ご注意を。
ちなみに、パソコンは無料で宅配回収も行っています。
無料処分は主婦にとってはうれしいシステム。
さらに我が家の不要になったパソコンからメダルができるなんて、メダルセレモニーを見る目も変わってきそうです。
オリンピック、今から楽しまなければ損!
前回、1964年のオリンピック、筆者は生まれていませんでした。
一気に街づくりが進んだといった漠然としたことは知っていても、具体的にどのように準備が進み、どのように盛り上がっていき、開催されていったのか詳しくは分かりません。
最近になって陸上少年だった義父が聖火リレーに参加したという話を聞きました。
主人の実家は東海地方の沿岸地域。
けっして主要都市ではありません。
「こんなところも聖火が走ったんだ!」、「じーじ、すごい!なんで選ばれたの?」と子どもたちは興味津々でした。
今回のオリンピック・パラリンピックでは、子どもと一緒に実際に進んでいく競技場建設や、駅や空港で売られ始めたグッズも、事前に見たり触れたりすることができます。
出だしのエンブレム問題や、新国立競技場設計にまつわる問題など、「オリンピック、なんだか問題だらけだなぁ・・・」と感じた方も多かったと思います。
それが今では子どもとマスコットについて話したり、使い終わった携帯電話を回収ボックスに持って行ったりと、「オリンピックが近づいているね」という会話ができることもなんだかうれしいですね。
日本の文化や海外のこと、自分の住むまち、被災地支援など、参画プログラムを通じて子どもと一緒に考えてみる、いいきっかけになりそうです。
ボランティアの募集や、聖火リレーの詳細、チケット販売情報など、これから今年夏に向けて続々と詳細が発表される予定です。
『主婦へえ』でもオリンピック情報第3弾、第4弾と続けていきたいと思います!
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