お正月のイベントの一つ、初詣。
ところが、いつも行っていたのは神社だったけど、
結婚したら夫はお寺に初詣に行くんだけどどうしてだろう、
などと思ったことはありませんか。
そもそも関東・関西での地域性の違いはあるのでしょうか。
そのあたり、しっかりと調べてみましたよ。
Contents
①初詣とは?
新年になり神社やお寺に「初めて」「詣でる」ことをです。
「詣でる」とは自分で参拝することを意味します。
昔からの風習で「年籠り(としごもり)」といわれるものがあります。
年籠りとは、大晦日から元旦にかけて家長が
その土地の氏神様をまつった神社にこもり豊作や家内安全を祈願することです。
その風習が徐々に変化し、江戸時代の頃まで恵方参りと言われました。
恵方参りとは、氏神様のいる方角にある神社・お寺にお参りすることを言います。
恵方とは縁起の良い方向だと考えられています。
その後明治中期以降になると、交通機関の発達もあり、有名な神社やお寺に詣でるようになりました。
②関東・関西の初詣 どこに、いつまでに行ったらいいの?
⑴初詣は神社に行くべき?お寺に行くべき?
関東ではお寺、関西では神社に初詣に行くのが一般的といわれます。
そもそも、お寺と神社ではそれぞれ違う宗教になります。
しかし、明治時代までは「神仏集合」と言って、
お寺と神社は別物とされながらもそれらが混ぜて考えていたようです。
お寺の中に神社があるといったところもあります。
現在は、その名残で特定の信仰がない場合は、
特に深く考えることなく神社とお寺両方に参拝するか、
どちらか一方だけという方も少なくないようです。
⑵初詣はいつまでに行ったらいいの?
一般的に、「松の内」に行くのがよいとされています。
「松の内」とは正月飾りを出しておく期間のことで、関東・関西によって違ってきます。
これは、徳川幕府の時代に鏡開きの日を変更したことが広がらず、現在では全国バラバラになったためのようです。
関東では1月11日頃、関西では1月15日頃までです。
年籠りの風習の名残や、混み合った参拝者へのインタビューなどがテレビで放送され、
1月1日に参拝する人が多い印象ですが、現代では仕事初めもどんどん早くなり、
新年明けたらすぐ!という人も多いようです。
「いつまでに」といえば、詣でる場合の日にちによって呼び方があるのをご存知でしょうか。
1月1日は「元旦詣」、
大晦日から元旦にかけては「二年詣」、
そして新年最初に行くのを「初詣」といいます。
⑶時間帯はあるのか
時間帯は基本的には各神社やお寺によって違うようで、問い合わせて行くとよいとおもいます。
ただ、「三が日」は延長しているところもあるので事前にチェックしてみましょう。
③関東・関西 初詣におすすめ&穴場の神社・お寺
⑴関東
❶増上寺(東京)
http://www.zojoji.or.jp/
徳川家の母体寺として知られています。
2014年以降年越しのカウントダウンイベントが
中止になりましたので、比較的混雑しにくいです。
❷高麗神社(埼玉県)
出世開運を求め、政治家もひそかに訪れるといわれるところです。
❸西新井大師(東京)
http://www.nishiaraidaishi.or.jp/
他の混雑するお寺と比べると、比較的本堂が広く、
混雑を感じにくいのではないでしょうか。
⑵関西
❶露天神社(大阪)
http://www.tuyutenjin.com/
恋人の聖地と言われながら、「曾根崎心中」の舞台とのことで、
良縁と考える人、その逆を考える人とまちまちで、
穴場になるんだとおもいます。
❷橿原神宮(奈良)
http://www.kashiharajingu.or.jp/
お正月の1日~5日は内庭といわれる、普段はいることのできない場所に参拝できます。
❸西宮神社(兵庫県)
http://nishinomiya-ebisu.com/index.html
毎年ニュースになる「福男」はこの神社で決められます。
④まとめ
全国8万8千程といわれる神社の数。
いつもと違った場所に初詣に行くのもいいかもしれません。
寒くて正月くらいゆっくり過ごしたいといった人も、
関東・関西の初詣の違いなどをチェエックし、
来年こそは、家族と一緒に詣でてみてください。
きっとその年1年がより良いものになるはずです。
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