結婚年齢が上がっているせいか、「不妊治療」という言葉を聞く機会が増えました。
人工授精とかをするんでしょ?と何となくは知っているけれど、
そういえば、ちゃんとは知らない「不妊治療」。
今や、6組に一組のカップルが治療を受けていると言われています。
意外と多いですよね。
今回はそんな不妊治療の種類とかかる費用について説明します。
Contents
「不妊」かも?最初にする検査
そもそも、何を指して「不妊」というのでしょうか。
以前は妊娠を望む男女で二年を過ぎても妊娠しない状態のことを指していましたが、
最近では改訂され、今では一年を過ぎても妊娠しない状態であれば「不妊」となります。
基礎体温表を自分でつけ、排卵日を予想して妊活しているのに
一年たっても妊娠しないのであれば、
クリニックへ行くことをおすすめします。
クリニックに行く前に試してみてもいいかも
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最近では、晩婚化が進んだせいか
一年を待たずに不妊治療に踏み切る夫婦も増えているようです。
クリニックへ行くと、まず検査がはじまります。
血液検査で、ホルモン異常がないか調べたり、
卵管造影検査といって卵管がちゃんと通っているのか
調べたりといった基本的な妊娠能力の検査が行われます。
検査を必ずしないといけないわけではありませんが、
例えば卵管が詰まっているのにタイミング法を
ずっと続けていても妊娠は難しいので時間とお金をかなりロスすることになります。
ですので、多くのクリニックではまず一通りの検査を受けることをお勧めされます。
検査のあと、具体的な不妊治療をスタートすることになります。
最初に行うのが、タイミング法。
次に、人工受精。
さらに進むと、体外受精や顕微授精が不妊治療の方法となります。
不妊治療のは進めば進むほど費用もかかってしまいます。
詳しく見ていきましょう。
1.タイミング法
検査の結果によって勧められる不妊治療の方法は変わってきますが、
一般に妊娠能力にあまり問題が見つからなかった場合、
まず勧められるのがこの「タイミング法」です。
エコーで卵巣の様子を見て排卵の時期を予測します。
なかなか排卵をしづらい体質の人には排卵誘発剤を処方したりもします。
一番自然に近い治療法です。
2.人工授精
タイミング法を数度試して妊娠しなかった場合、次に勧められるのが「人工授精」です。
精液を採取・精製し、チューブを使って子宮に直接届ける方法です。
この場合も、卵巣の様子を見てタイミングを計ってベストと思われる日に施術されます。
痛みはそんなにはない治療法です。
3.体外受精と顕微授精
人工授精を4回ほど試して妊娠しなかった場合や、
卵管につまりがある場合に勧められる治療法が「体外受精」です。
体外受精は、卵巣から卵子を取り出し、
精子と体の外で受精・培養して受精卵を子宮にもどす治療法です。
麻酔はしますが、針を刺して卵子を取り出すので
一番女性の身体に負担のかかる治療です。
体外受精にも種類があり、良好な精子が少ない場合、
精製して一番良いものを細いガラスピペットで
直接卵子に注入して受精させる方法があり、それを「顕微授精」といいます。
顕微授精は普通の体外受精よりも費用が少し高くなります。
5.不妊治療、種類別かかる費用
何となく高額なイメージの不妊治療ですが、治療法によって金額は大きく変わります。
・タイミング法
保険適用できます。排卵誘発剤を使用したとしても、一万円ほどの費用となります。
・人工授精
ここからは保険がききません。ですが人工授精はまだ費用は安く、
5万円ほどが目安と言われています。
排卵誘発剤など処方される薬ですこし費用は
前後する場合がありますがおおくかかったとしても10万円ほどです。
・体外受精・顕微授精
こちらが一番費用が掛かります。
一度に卵子を10個ほどとるクリニックもあり、
排卵誘発剤が薬でなく注射になるとそれだけで
およそ3万円から5万円ほどかかります。
さらに受精卵の数によっても費用がかわり、
30万から50万ほどトータルでかかります。
顕微授精にすると5万から10万円ほどそこにプラスされます。
かなり高額な治療費ですが、お住まいの地域によって助成されることがあります。
回数や助成金は地域によって違いますが、
金額が金額なのでぜひ一度相談されることをおすすめします。
詳しくはクリニックの医療事務の方に質問してみてください。
いかがでしたか?一口に不妊治療といっても治療の種類によって費用もそれぞれ違うものですね。
不妊治療というと何となく怖いイメージがあるかもしれませんが、
大体のクリニックはラグジュアリーなホテルのように豪華で、
過ごしやすくて看護師さんも親切なところが多いです。
相談だけでも受け付けてくれるところもありますので、一度訪れてみるのもいいかもしれません。
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