6月も半ばになり全国的に梅雨入りし、例年より早く台風の話題も出てきました。
梅雨の時期、部屋干しでも活躍する扇風機。
夏本番を前に売り場も広がってきています。
2018年の扇風機は「静かさ」が選ぶポイントとなっているようです。
静かなもの、おしゃれなもの、価格の安いもの、タワー型など今年おススメの最新扇風機のなかからベスト5と、扇風機選びのポイントを紹介します。
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2018年最新おススメ扇風機
パナソニックリビング扇
「Panasonic F-CR339」
オープン価格(執筆時の家電量販店価格35,800円・税別)
(Panasonicホームページより)
今年注目なのが「DCモーター」。ACモーターに対して静かなことと、消費電力が少ないことが特長です。
「静かな扇風機が欲しい」という方は、DCモーターかどうかをチェックしてください。
「Panasonic F-CR339」は7枚羽根で風がやわらかく感じる点、風量切り替えが8段階ある点などが評価できます。
本体高さが高いという点もポイント。
部屋干し時に回す際も効率よく風を当てられるうえ、脱臭効果のある(Panasonic調べ)、「ナノイー」機能も搭載されている最新型です。
KOIZUMIコードレスタワーファン
「KOIZUMI KTF-0580/S」
オープン価格
(小泉成器ホームページより)
部屋の広さに関わらず、使いたい場所に扇風機を持ってくると邪魔なのがコード。
見た目がよくないうえ、家事をしていても、子どもを遊ばせていてもひっかからないかと気になります。
「KTF-0580/S」はコードレスになるタワーファン。
寝室や脱衣室など使いたい場所に持っていくことができます。移動も楽なキャスター付き。
こちらもDCモータータイプ。
コードは電気ポットのようなマグネット式で着脱も簡単です。
もちろんコードをつなげたままでも使用でき、首振り機能もあります。
フル充電すると、風量にもよりますがターボで30分~1時間、風量1なら約10時間使用可能。
BALMUDA 扇風機
「BALMUDA The GreenFan」
36,000円(税別・オンラインショップ価格)
(BALMUDA ホームページより)
高級トースターなどで知られるBALMUDA(バルミューダ)。
バルミューダの扇風機もやはりデザイン性で際立っています。
さらに内外で二重構造になった羽根が遅い風と早い風を生み出すことで、直接的に前に風を送る従来の扇風機に比べ、約4倍の広さで風を送り出します。
こちらもDCモーター採用。
扇風機と言えば、首を伸ばすことで高さを変えるのが一般的ですが、The GreenFanは羽根部分を支えるポール部分を、掃除機のノズルやフロアワイパーのように外すことができるのです。
一気に小型になるため、サーキュレーターとして一年中活躍します。
カインズ 消臭ライフファン
「CZ-38DW」
6,980円(税込み)
(カインズオンラインショップより)
ホームセンターのなかでもデザイン性の高い生活用品や収納用品を扱うカインズ。
扇風機も白一色のシンプルなデザインで値段もお手ごろです。
風量切り替えは3段階、オンオフタイマーやリモコンもついて、いわゆる「家にある扇風機」ですが、ホームセンターの扇風機と侮るなかれ。
消臭・除菌機能「DEOLIFE」が付いています。
扇風機本体が悪臭分子を酸化分解する役割をもつオゾンを発生。
風によって部屋に行き渡ることでペットやたばこ、部屋干しなどの臭いを分解・消臭します。
価格も1万円以下なので、2台目や実家へのプレゼントにもおすすめです。
三菱電機 SEASONS
「R30J-DZ-D」
オープン価格
(三菱電機ホームページより)
扇風機といえば白がほとんど。
タワー型のファンなどは黒もありますが、白と薄い水色、薄いグリーンとのコンビといった涼しい色合いが主流です。
そんななか、むしろ暖色であるオレンジの扇風機を三菱電機が発売しています。
夏に元気になれそうなオレンジ色。他と違う扇風機を探している人にもおすすめです。
DCモーター採用で強運転でも30db。
上下左右の首振りも可能で、ポールの着脱をすることで小型化でき、サーキュレーターとして一年中、部屋に置いておくことができます。
「扇風機が白ばかりでつまらない」という方に、オレンジのほかにもSEASONSにはスパイシーレッド(ACモータータイプ)もラインナップされています。
部屋のアクセントになるきれいな赤色です。
扇風機選び4つのポイント
(羽のない扇風機。「DYSON タワーファンAM07」ダイソン公式サイトより)
(1)静音性
DCモーターのものは静音性に優れているのですが、たとえば前出の三菱電機・SEASONSは、羽根の形状を工夫してACモータータイプの強運転でも36dB。
就寝時に使いたいのか、日中、生活騒音もあるなかで使うのかにもよって、音の感じ方は異なります。
DCモーターとACモーターでは本体価格がかなり異なり、DCモーター採用の機種は高額になるので、通販サイトで購入する場合も、できれば音の大きさを店舗で比較して検討しましょう。
(2)収納時の大きさ
我が家では購入時の段ボールに、扇風機を分解収納して押し入れに入れています。
家庭によってはそのまま収納袋をかぶせて押し入れや納戸にしまう、という方もいらっしゃると思います。
HITACHIの最新型扇風機(HEF-DC80)は、組み立てた状態で段ボールに入って売られているのがウリ。
そのため売り場で見ると段ボールが大きいと感じます(段ボール寸法は75×38×38センチ)。
高齢のご両親が使用する場合や、毎年分解してしまう手間を考えると組み立ていらずという点は助かります。
収納場所さえ許せばそのまましまえた方が便利です。
家電量販店などに行くと、分解できるタイプの扇風機がほとんどですが、扇風機自体の大きさはそれほど変わらないのに、売られている段ボールの大きさがまちまちな点に気づきます。
しまい方やしまうスペースを考えて選ぶもの重要なポイントです。
また、サーキュレーターにもなるタイプを選ぶと、収納せず一年中出しておけますね。
(3)子どもへの安全性
扇風機と言えば子どもが指を入れてしまのでは、という点が気になります。
扇風機カバーも100円ショップなどで売られていますが、せっかくスタイリッシュな扇風機を選んでも台無しになりかねません。
最近の扇風機はファンのカバーがとても細かく、よほど指が入るすき間はありません。
安全面ではうれしいのですが、ほこりがつき、掃除しにくいのが難点です。
安全かつ掃除の面でも楽をしたい場合、ダイソンの羽根のない扇風機(Dyson タワーファンなど)を選ぶのも一つの方法です。
(4)設計上の標準使用期間
扇風機の羽根の後ろにあるモーター部分を見ると、「設計上の標準使用期間」が明記されています。
たとえばパナソニックの「F-CR339」は12年。HITACHIの「HEF-DC6000」は10年です。
一方、家電量販店オリジナルブランドの扇風機(本体5,000円以下)は5年と書かれているものもありました。
店舗で聞くと「中国製です」とのこと。
だからといって扇風機自体の性能が劣るわけではありません。
細かく風量調節できなくてよい、仕事場などで使うので音もそれほど気にならないなど、ハイスペックタイプを必要としなければ、扇風機として十分なものです。
イニシャルコストを下げて選ぶことも可能ですが、低価格帯のものは「設計上の標準使用期間」も短く設定されています。
いわゆる寿命が短いとも言えますが、部品の保存期間などにもよるものだそうです。
何を基準に選ぶかはご家庭ごとの使い方によってことなります。
ほぼ同じスペックでも昨年モデルというだけでお値打ちになっています。
今、量販店はもっとも扇風機の種類の多い時期。
ネットで購入される方も、ぜひ扇風機選びの参考にしてみてください。
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