クリスマスリースの季節がやってきた!おしゃれなリースの作り方&飾り方アイデア

■この記事を書いた人
ricorico
ライター・編集者。
暮らしまわりを中心に雑誌・カタログ・webなどで執筆中。

今年も、クリスマスがそこまで近づいてきています。

キリスト教では12月25日から数えた、
4回前の日曜日からイヴまでが
アドヴェント(待降節)の期間。

イヴを心待ちにしながら、
少しずつ時間をかけて準備をします。

クリスマスのしたくのお楽しみといえば、
クリスマスリース。

かわいいリース、清々しい香りのリースを飾るだけで、
クリスマスモードが高まりますよね。

赤と緑のクリスマスカラーのリースはもちろん、
グリーンだけでつくるシンプルなリースや、
赤い実だけを束ねたリース、
壁にかけたり、窓辺に吊るして楽しむ
花飾りのスワッグを、リース代わりにしたりと、
クリスマスの花しつらいの楽しみ方も年々広がっています。

さて、今年は、どんなのにしましょうか?

クリスマスリースの作り方&飾り方のアイデアを教えてもらいました。


●お話をうかがった方
藤原和義さん
藤原奈々子さん
flowers&plants knospe(フラワーズ&プランツ クノスペ

兵庫県・神戸 JR摂津本山駅南口近くにある
藤原さんご夫妻のフラワーショップ「knospe」は、
季節に寄り添う、日常づかいにぴったりな
かわいい花やグリーンが評判のお店。

ご主人の和義さんはガーデニングを中心に、
奈々子さんは切り花などのアレンジメントを中心に活動。
おふたりの気さくな人柄も魅力。

アレンジメントの花束やリースにファンもいっぱいで、
少人数で和やかな雰囲気のフラワーレッスンも人気。
11月からおこなわれるクリスマスリースや、
クリスマスツリーのレッスンも毎年評判。

クリスマスリースの意味って?

花輪や花冠、輪などの意味を持つ、
クリスマスを象徴する、まるいリース(wreath)。

魔除けや豊作祈願など、由来は諸説ありますが、
永遠に続く幸せを願って飾ります。

ポピュラーなのは、モミの木やスギ、ヒイラギなどの
常緑樹や針葉樹でつくるリース。

そのフレッシュな清々しい香りは、
古くから邪気を払うと言い伝えられています。

リースに使う代表的な色は
クリスマスカラーでおなじみの
赤、白、緑、そして金と銀。

一年中葉が茂る常緑樹や針葉樹の緑は永遠の命を、
赤は愛や、キリストの流した血を、
白は雪の白や、純潔を、
金と銀は富や豊かさを表しています。

飾りにも意味があり、リボンやベルは魔除け、
松ぼっくりや姫りんご、ぶどうのツルなどは
寒い季節に保存がきく食物として
収穫や神への捧げ物の象徴として飾られているそう。

いつも何気なく飾るリースも、意味を知って飾ると、
ちょっと気持ちが引きしまりますよね。

おしゃれなクリスマスリースをつくろう。

クリスマスリースは一年に一度の冬のお楽しみ。

できればドライでつくるよりも、
モミや、スギ、ヒバやユーカリなど、
生のものが、フレッシュな清々しい香りを
楽しめるのでおすすめです。

今回、お話をうかがった藤原奈々子さんが
つくったおしゃれ&かわいいリースです。

ユーカリやバラの実だけのリースは、
クリスマスが終わったあと、
そのまま飾っていても素敵です。

<写真は全てknospe>

常緑樹や針葉樹に松ぼっくりやシナモン、
真っ赤な姫りんごをあしらった
クリスマスの雰囲気たっぷりのリース。

常緑樹やユーカリなど、
グリーンだけのおしゃれなリース。

何種類かのグリーンを使うと、
ボリュームがでて華やかな雰囲気に
なります。

ユーカリでつくった大人っぽい印象のリース。

シンプルでインテリアに合わせやすいですよね。
少しずつドライになっていく姿や香りも
いい雰囲気です。

赤く色づいたバラの実のリース。

赤一色のこんなリースも
部屋のアクセントにもなってかわいいですよね。

クリスマスリースの簡単な作り方。

強い香りが邪気を払うと言われている、モミやヒバ、
スギなどの常緑樹や針葉樹。

クリスマスが近づいていることを実感し、
神聖な気分になれる清々しい香りの
フレッシュな枝ものでリースづくりを楽しみましょう。

クリスマスリースの基本のつくり方は、

市販のリース台に、枝や草花の茎を、
時計まわりに、挿せるものは挿したり、
リース用ワイヤーで巻きつけていけばいいだけ。

ヒムロスギのようなやわらかい枝葉のものなら、
ワイヤーを使わず、リース台の内側から外へ
しっかり挿しいれるだけでもつくれるそうですが、
枝ものの種類によっては、時間が経つとやせてくるので、
できればリース用ワイヤーでしっかり巻きつけるのがおすすめ。

今回はコニファーやサツマスギ、ヒイラギやユーカリなど、
好みの常緑樹や針葉樹でつくる
シンプルな基本のつくり方を教えていただきました。

材料

◯好みの常緑樹や針葉樹の切り枝
使う本数は使うリース台のサイズなどによって
変わるので、入手するときにお店で相談を。

◯サンキライのツルを束ねたリース用の土台。
大手手芸材料店、ホームセンター、
100円ショップなどで市販されています。

◯リース用ワイヤー(ビンディングワイヤー)
大手手芸材料店や、一部の生花店などで
入手できます。

その他、
好みで、貼りつけたいものがあるときは
木工用ボンドを。

つくり方(直径30cmのリース台の場合)

①準備した生の切り枝を約15cmずつに切り分けます。

②枝を少しずつずらしながら一定方向に1束づつ、
リース用ワイヤーでリース台に巻きつけていきます。
切り枝をずらしながら置いていくときには、
葉が重なるようにのせると、ボリュームが出て、
巻きつけたワイヤーもきれいに隠れます。

③一周挿し終わったらバランスを見て、
足りないところには挿し足してワイヤーでとめます。

数種類の切り枝でつくるときは、
おなじ方法で、ランダムに置きながら
つくりましょう。

アクセントに別の花材をプラスするときは、
ベースの切り枝と逆方向に挿し足すと、
表情が出てきれいに仕上がります。

雪をイメージしてコットンフラワーを
加えたり、赤い実を足したり、
ドライの稲穂をアクセントにしたり、
リボンを結んだりと、楽しんでくださいね。

クリスマスが終わったリースは、
新聞紙につつんで、涼しいところで保管をしておくと、
色は少しずつ褪せていきますが、2〜3年は楽しめます。

クリスマスリースのおしゃれな飾り方。

<写真・knospe>

クリスマスリースは玄関ドアに飾るだけでなく、
部屋の壁に掛けるのはもちろん、
窓辺に吊るしたり、立てかけたり、テーブルに置くなど、
インテリアにあわせて手軽に飾って楽しめるのが魅力。

アドベントクランツのように、
リースのなかにキャンドルを立てて、
テーブルに飾るのもおしゃれです。

※アドベントクランツは、リースのなかに、
4本のキャンドルを立て、
12月25日のクリスマスの4回前の日曜日から、
毎週1本ずつキャンドルに火を灯していく
吊るさないクリスマスリースです。

火を灯す場合は、キャンドルホルダーを
使ったり、ガラスの器に水をはって
キャンドルを浮かべるなどして、
リースに点火しないように注意をして扱ってください。

(4本のキャンドルをリースの中央に配したアドベントクランツ。)

最後の1本に火を灯すとクリスマスがやってきます。

これだけでクリスマス気分!
クリスマスリース代わりの、かわいいアイデア。

クリスマスリース以外にも、
クリスマスの花しつらいを楽しみたい人には
こんな方法もおすすめです。

玄関や、リビングのサイドテーブル、窓辺などに
赤いキャンドルとともに、松ぼっくりや
オーナメント、常緑樹などを置いたり、
花瓶に挿していっしょに飾るだけで
楽しいクリスマスコーナーになります。

<写真・knospe>

常緑樹と赤い実ものを束ねた
大人っぽくてきれいなクリスマススワッグ。

面の大きいものから、華奢なものという順で
まとめていくのが、スムーズにきれいにまとめるポイント。

小さなベルのオーナメントや、
リボンなどをアクセントにしてもかわいい。

<写真・knospe>

リースやツリー代わりにいかが?

コニファーにオレンジやりんご、
松ぼっくりなどを飾った、
おしゃれなクリスマス飾りです。

お部屋にあるだけで
気持ちがちょっとほっこりして素敵です。


リースをつくったり、
ツリーにさげるジンジャークッキーを焼いたり、
お菓子をしのばせたアドベントカレンダーをつくったり、
キャンドルやケーキの準備をしたり、
いくつになってもワクワク!

楽しいクリスマスの準備をはじめましょう!



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