妊娠中の薬の服用はとっても気を遣いますよね。
まだ妊娠に気付かない超初期に薬を飲んでしまい、後悔したことのある方は多いのではないでしょうか。
特に「妊婦禁忌」などと説明書に書いてあったら、胎児にどんな悪影響を及ぼしてしまうのかと心配でたまりませんよね。
ここでは、妊娠中の薬との付き合い方についてお伝えしていきます。
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妊娠中に悩まされる様々な症状
つわりの他にも妊娠中は様々な体調不良に悩まされる方は少なくありません。
頭痛、腰痛などに加え、免疫力が弱まっているので風邪やインフルエンザが重症化しやすくなります。
特に頭痛は、ホルモンバランスの変化からこめかみがズキズキと痛む偏頭痛、
ストレスや疲れ、体重増加、運動不足などによる血行不良から頭全体が締め付けられるように痛む緊張型頭痛などに悩む方が多くいます。
こんなに要因があれば、頭痛にならない方が不思議なくらいですね。
どんな酷い頭痛でも、妊娠中はひたすら我慢しなければいけないと考えている方もいるのではないでしょうか。
2.薬による胎児への影響は?
時期によって影響は違う
大きく分けると妊娠の初期は奇形が心配され、後期には発育や機能などへの影響が心配されます。
特に妊娠4~7週は器官形成期といわれる重要な器官を作る時期で、大きな奇形が起こるリスクが高くなるため、薬の服用には十分に注意しなければいけないといわれているようです。
しかし、市販されている薬の大部分も、妊娠を知らずに病院で処方された抗生物質やアレルギーなどの薬も胎児に奇形を起こす心配はあまりないようです。
薬の説明書には何て記載されている?
薬の説明書に「妊娠中は使用しない」「妊婦禁忌」などと記載されているのは、薬にその危険性がなくても、少しでも疑われるだけで企業にとってダメージとなってしまうので、妊婦を牽制して記載されているようです。
インターネット上の情報は、そのような説明文に基づいていることが多いのです。
服用はやっぱりお医者さんに相談しよう!
薬を飲んでしまったからといって必要以上に怖がることはありませんが、心配がないからとむやみに飲んでいいわけではありません。
てんかんなどの薬の中には胎児にとってリスクの高いものもありますので、持病を持っている方は必ず主治医に相談し、できる限り計画的に妊活されたほうが安心です。
どのような薬でも、自己判断で飲む前にかかりつけの産婦人科で相談してください。
それでも心配な方は、全国29ヶ所にある「妊娠と薬外来」や国立成育医療研究センターで開設されている「妊娠と薬情報センター」などで相談することができます。
ただし、専門外来では保険がきかないので、病院にもよりますが9000円ほどかかることもあるようです。
3.薬に頼りたくない!
薬に頼らずに症状を和らげることができれば、それに越したことはないですよね。
風邪への対処方法
蜂蜜レモン
沸かしたお湯に薄切りにした生姜、蜂蜜を加え、レモンを絞ります。
大根アメ
1cm角に切った大根が浸るくらい蜂蜜を入れたものを一晩おいた後、お湯などで割って飲みます。
鼻うがい
煮沸後、人肌に冷ましたお湯に塩を一つまみ入れたものを鼻の穴片方ずつゆっくりと吸い込み、最後に軽く鼻をかみます。
他にも、体温を上げる、消化器官を休ませる、睡眠をしっかりとることなどで免疫力を高める方法もあります。
頭痛への対処方法
頭痛はタイプによって対処方が異なります。
偏頭痛
患部を冷やす
冷やしながら、横になって休みましょう。
適量のカフェインを摂る
妊娠中はカフェイン摂取を控える方は多いかと思いますが、カフェインには血管を収縮させる作用があるので、適量を摂ることで頭痛が和らぐことがあるようです。
静かな暗い部屋で横になる
緊張型頭痛
血行を良くする
お風呂や、ホットタオルで肩や首辺りを温めましょう。(長湯はせず、湯ざめには注意して下さい)
リラックスする
水分補給をする
水分不足になると血流が悪くなってしまいます。
妊娠中は免疫力の低下から重症化しやすいので、人ごみを避ける、マスクをする、うがい手洗いの徹底、しっかりと睡眠をとるなどといった予防が大切です。
4.まとめ
薬を服用するか否か、妊娠中の体調不良とどう付き合っていくのかはお母さん次第です。
体調不良が長引いたり、薬を飲んだことをいつまでも後悔していたり、そのようなストレスを抱えていることが赤ちゃんにとってもお母さんにとっても良くないので、しっかりと考えた上でのお母さんの選択が最良のものだと自信を持ち、元気な赤ちゃんを迎える日を楽しみに待ちましょう。
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