不妊治療を終えて~振り返り 不妊治療ブログその10

不妊治療をスタートして1年半。もう赤ちゃんには会えないのかなと諦めかけていたころまさかの妊娠!
私の不妊治療が終わるまでのことを振り返ってみたいと思います。

 ストレスは大敵

不妊治療を振り返ってみて、何が一番大変だったかというと、自分の気持ちを保つことでした。

不安定になって、泣いてしまったり、イライラして夫とケンカしてしまったり、不妊治療を始める前の自分とは少し変わってしまったように感じました。

きちんと排卵しているか、卵管に詰まりはないか、着床できるだけの子宮内膜の厚さはあるか、妊娠を継続できるホルモン値は正常か、など体の不調を治すことももちろん大事です。

しかし、不妊の原因でよく聞くのが、原因不明の不妊です。

妻側にも夫側にも問題がないのに、妊娠できないという場合、精神的なことが影響している可能性もあると言われています。

妊娠するまで、ストレスが不妊の原因になるとは、私自身あまり信じていませんでした。

医師の言うとおりに治療をし、タイミングをとっていれば妊娠できると思っていましたが、いざ妊娠した時のことを考えると、ストレスがかかっていない周期でしたので、私の場合はストレスが不妊の原因だったのではないか、と思っています。

もっと気楽に不妊治療に臨んでいれば、もう少し早く妊娠できたかもしれないという気持ちもありました。

しかし、不妊の期間があったからこそ、「もし妊娠したらこうしよう」とか、「こんなに望んでできた子だから一生大事に育てよう」とか、心構えができたようにも思います。

私にとっては無駄な期間ではなかったと、今ではそう思います。

妊娠することの奇跡

結婚すれば自然に妊娠すると思っている方も多いと思います。

私自身もそう思っていました。

しかし、妊娠する確率は実はそんなに高くない、ということを不妊治療を通して実感しました。

妊活を始める前までは簡単なことだと思っていた、妊娠するということがどんなに奇跡であるかということです。

女性側は、排卵後、受精可能な時間は約6~8時間と言われており、その時間内に受精ができたとしても、その後着床するときにはさらに確率が下がります。

年齢によって変わりますが、30代前半の場合は25%~30%です。しかも健康でなんの問題もない男女の妊娠の確率です。

うまく着床したとしても妊娠初期に流産してしまう可能性も少なくありません。

排卵、受精、着床、妊娠継続、といういくつもの難関を乗り越えて子供をもつということがどれほど大変なことか、私は知りませんでした。

不妊治療をするまでそんなことを考えたこともありませんでしたが、一人の人間が誕生するということが、とんでもなく奇跡であるということが身に染みで感じられたことでした。

また、妊娠するために妊活を初めて3年半、うち不妊治療は1年半でしたが、その期間は妊娠するために夫婦生活を持っていたようなもので、夫婦の間に亀裂が入らなかったのも、同じくらい奇跡だと思いました。

その点は夫の努力なくしては無理だったと思いますので、感謝しています。

不妊治療には夫の協力が必要不可欠で、妻の気持ちを夫が受け止めてくれる環境が必要です。

不妊治療を始める前に夫婦でしっかり話し合って、同じ気持ちでスタートをきった方が、お互い支えあって進んでいけると思います。

不妊治療中は職場など周囲の協力があったからこそ、乗り越えることができたのだと思います。

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