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専門雑誌編集者を経て、2人めの出産を機にフリーエディターに。フラと校正が趣味。字を書くこと、人と話すこと、コーヒーが好き。
働く女性や働く主婦のなかで、不動産投資をする人が増えているといいます。
不動産投資というと、
「昔からの、いわゆる土地持ちの人がやっていること」
「富裕層の資産運用」
「何千万も予算が必要」
などと思われがちです。
実際は、働く女性や専業主婦でも、100~数百万円から始めることができます。
うまく運用することで、将来的に年収1000万円も夢じゃないかもしれません。
働く女性や主婦にこそ、不動産投資が向いているポイントを紹介します。
Contents
不動産投資をする女性が増えている
子どもの年齢にかかわらず、働いている、働き続けている女性が増えています。
内閣府・男女共同参画局による統計で、共働き世帯数の推移を示すものがあります。
平成29年度版を見ると、『男性雇用者と無業の妻からなる世帯』、『雇用者の共働き世帯』の比率は、平成28年では『男性雇用者と無業の妻からなる世帯』が664万世帯に対し、『雇用者の共働き世帯』が1,129万世帯と倍近い結果となっています。
そんな働く女性でも何らかの理由で退職したり、定年を迎えたり。
介護離職という言葉も珍しくありません。
また専業主婦の場合、老後資金は夫の収入や年金だけで足りるのか気になりますよね。
老後には3,000万円必要といわれています。
働いている、いないに関わらず、老後資金を貯めるために不動産投資を始める女性が増えているのです。
不動産投資が女性でも始めやすい理由4つ
株式優待、少額から始める投資、ほったらかし投資など、投資に関する雑誌の特集をよく見かけます。
数千円からできる投資もあるなか、何千万円もの物件を購入する不動産投資が、女性に向いている、始めやすいと言われる理由があります。
それが
知識・経験が不要 自己資金が少なくてよい 自分の時間ができる・兼業できる 安定した家賃収入 |
という点です。
知識・経験が不要
自分で部屋を借りたり、自宅を購入したりした方は多少の経験があると思われますが、サラリーマンや主婦、OLなどの多くは不動産に関する深い知識はないと思います。
不動産投資を始める場合、無料セミナーに行くことが一番です。
土日や平日、夜間などいろいろな時間帯で開催されているので、働いていても、子育て中でも行ける日程がきっと見つかります。
初心者にもわかりやすく、具体的に何から始めていいのか、今の資金でどのような物件が購入できるかなどの個別相談も受け付けてくれます。
不動産投資においてはセミナーを行っている賃貸管理会社に相談し、実際に物件紹介や契約までサポートしてもらえます。
とはいえ、分からないことを頼りきりでなく、常に意識持って専門家のアドバイスを受ける姿勢で運用していくことが大切です。
自己資金が少なくてよい
都心のマンション一室を購入して不動産投資を始めよう!と思っても何千万円もの資金はなかなか用意できません。
株式投資の場合、今ある自己資金の分しか株式を購入することができませんが、不動産の場合、資金を頭金としてローンを組むことができます。
主婦なら会社員時代の退職金や、コツコツためたへそくりの100万円からでも始められるのです。
子どもを育てながら何千万もローン組むのは怖い…と感じる方もいらっしゃいます。
しかし、購入するために何千万も貯めている期間を待つより、融資を受けて不動産を購入し、早く完済したほうが、家賃収入を得られる期間が早まります。
自分の時間が持てる・兼業できる
不動産投資で得られる家賃収入は不労収入です。
最初の手続きでこそ煩雑ではありますが、それが済めばあとはローンの返済や管理会社への支払いも口座引き落としですし、家賃も振り込まれてきます。
また時間の拘束を受けないという点では、パートなどをこなしつつ、副業として行うことも可能だといえます。
正社員で働いている場合など、就労している企業に副業規定があるかの確認などは必要ですが、基本的に時間に縛られずに収入が得られる点では、子育て中の主婦や働く女性に向いている投資と言えます。
安定した家賃収入
不動産投資を始め、ローンを返している間も家賃は入ってきていますが、ローン返済と管理費などの支払いで収入はそれほど見込めません。
初年度などは不動産取得税や固定資産税など、むしろ出ていく金額の方が多い時期があります。
しかし完済後、家賃は安定した収入となります。
複数戸所有していれば多くの家賃収入が見込めるわけです。
主婦が不動産投資を行う際のハードルは「融資」
前述のように、働いていたころの退職金や貯金などがあれば、それを頭金に融資を組むことが可能ですが、パートなどもしていない専業主婦がローンを組むことは基本的には難しいと言えます。
しかし、頭金不要でローンが組めるところや、女性に融資を積極的に行う金融機関もあります。
また自宅(持ち家)や実家などを担保に融資を受けたり、夫に安定した収入があることで融資が認められて借りられたりという場合も。
金融機関が担保にするのは近隣の物件に限るなど、金融機関ごとに条件が異なる場合があるので、賃貸管理会社に相談し、いくつかの金融機関に問い合わせてみるとよいでしょう。
それでも頭金があれば利息が少なくて済みますし、月々の返済額が減ることも言うまでもありません。
賃貸管理会社を選ぶコツ
賃貸管理会社では、定期的に不動産投資のためのセミナーを開催しています。
セミナーの多くが無料で、小冊子などのお土産付きだったり、お菓子や飲み物が出たり、セミナー後に無料個別相談を受けているところも多くあります。
その場で「マンションを買って下さい!」といって勧誘されることは、ほとんどありません。
不安な場合はご主人と一緒に行くことをおすすめします。
いくつかの会社のセミナーを受講すると、それぞれ会社の特徴も見えてきます。
・自分が何年後にどれくらいの家賃収入を得たいか ・新築物件を買いたいか、中古から始めるか ・ゆくゆくは複数の住戸を購入、運用したいか ・自宅から近い物件を買いたいか、東京・横浜・川崎などで検討したいか |
…など
まずは漠然としていても構いませんので、目標を定めてから行くと、どの管理会社のカラーに自分が合うかが分かりやすくなります。
女性が不動産投資を始める際の注意点
女性でなくとも、どんな投資でもいえる注意点ですが、プロに任せることが失敗のない近道といえる一方、どんな投資も100%儲かるとは言えません。
不動産管理では空き室リスク、地震などの災害リスク、金利が上昇するリスク、不謹慎な表現かもしれませんが、借りてくれた人が死亡してしまうというケースも起こりえます。
さまざまな手数料や火災保険の加入など、「そんなにいろんな支出もあるのか」と最初は驚くこともあるかもしれません。
また、家賃滞納などのトラブルも予測しておかなければなりません。
家賃の支払い催促は管理会社の仕事です。これはプロに任せておいた方がよいかもしれません。
経験上、不動産投資を始めると、まったく知らない不動産業者から「●●(物件名)を売ってください」「もう一部屋、●●(物件名)の部屋を買いませんか?」と電話がかかってきます。
希望に添わなければやんわり電話を切りましょう。
女性オーナーだから稼げることもある
すでに不動産投資をされている方には笑われますが、自分が不動産投資を始めてみた当初、驚いたことがあります。
契約や確定申告に必要なため、オーナーである自分には賃借人の氏名が知らされます。
自分が保有している不動産ですので、住所も部屋番号もわかっています。その上で借りている人の素性や氏名も分かってしまうのです。
借り手が女性だとしたら、女性オーナーの物件だと借り手がつきやすいことがある点も納得です。
内見の際に好印象を持ってもらうため、自分で壁紙を選んだり、ふわふわのスリッパを用意しておいたり、観葉植物を置いておく女性オーナーもいるそうです。
複数戸所有するころには、女性オーナーならではの視点で稼げるようになるかもしれません。
不動産投資は早く始めた方がよい
子どもが小さいころはすぐに熱を出したり、子どもの人数だけ参観日や懇談会が頻繁にあったり、突然学級閉鎖になったり。
急にパートを休まなければならないといった事情も多くあります。
もちろん、夫と分担して休めれば問題ありませんし、そうあるべきでしょう。
しかし、夫が単身赴任中など、どうしても「私ばかり仕事を休んでいる…」という女性も多いのではないでしょうか。
低学年までは子どものそばにいたいという方もいます。
職場へ迷惑がかかりそうという不安が先行し、子どもが小さいころは働きに出られないという方もいます。
そんな方にこそ不動産投資がおすすめなのです。
物件を見に行ったり、契約のために賃貸管理会社へ出向いたり、確定申告の書類を作って持っていくなど、本当に小さいお子さんがいたり、妊娠後期や産後などではつらいこともあります。
そんな時期でなければ、不動産投資は自分の時間を有効に使いつつ、家賃収入が見込めます。
早く始めれば早く完済でき、収入に転じるのも早くなります。
金利が低い今は、不動産投資の始めどきなのです。
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