SIMフリーで月15000円が6000円に!  初心者の主婦向け「格安スマホ」解説

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最近よく見るCMで、スマホって安くなってるんだなぁと思いませんか?

そして、なぜ我が家はこんなにスマホ料金が高いんだろう?
安くできないのかな? とも。

葵わかなちゃんが出ているCMのmineo(マイネオ)など、
「あなたのスマホ代がそのままで安くなる! 1,310円/月~」なんて、初めて見たときはびっくりでした。

実は我が家も夫婦合わせて月15000円ほどだったスマホ代を、1年ほど前から月6000円程度に下げることができました。

今はもっといろいろなプランが出ているようです。

私の場合は機種選びも手続きも主人任せだったのですが、
格安スマホとか、SIM(シム)カードがどうとか聞いても、どこが安いのか比較どころかよくわからないですよね。

ざっくり解説してみましょう!

スマホ代はどうして高いのか

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私たち主婦が大学生や社会人になり携帯を持ち始めたころは、全員がいわゆるガラケーでしたよね。

いうまでもありませんが、今の携帯電話やスマホはネットにもつながり
、写真も驚くほどきれいに撮れるし、動画も見られて、音楽もダウンロードできて、お財布にもなり…ほぼ万能な機械です。

毎日ニュースや動画を見るのにネット回線を使用しているのですから、費用がかかるのもうなずけます。

さらに電話ですので通話もします。

そしてこの万能な機械、実はちょっとした家電より高いですよね。

これだけの小型かつ高機能ですから、4、5万は当たり前です。

アップルストアのホームページを見てみたら、iPhone7は72,800円~(税別)でした!

それを分割して毎月払っていたりするので、携帯電話の月々の使用料は高額なのです。

要するに、月々の使用料はおよそ
『本体代(分割)+ネット回線の使用料(多くが定額料金)+通話料金(多くが通話し放題料金)』
となります。

これだけ見ても、メールやLINE中心で通話をそれほどしない人や
、通話も無料のLINE電話で十分という人は、通話し放題料金がまずムダな出費と言えます。

ネットも定額料金はありがたいですが、高いのが難点です。

しかし、大手3社のドコモ、au、Softbankの携帯電話を使うしかなかったころは仕方ない出費でした。

実はこんなにたくさんあるスマホの会社、MVNOって?

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(Y!mobileホームページより)

携帯電話の会社といって思い浮かぶのは、前出のドコモ、au、Softbankの3社ではないでしょうか。

それに加えてCMでよく見かける

ふてニャンのY!mobile(ワイモバイル)、
ガチャピンがピンクに、ムックが青くなっているUQmobile(ユーキューモバイル)

先ほどのmineo(マイネオ)

なんかも携帯の会社なんだろうな、ということは分かります。

実はそのような会社がざっと20社以上あるのです。

それらがMVNOと呼ばれるものです。

大手3社のドコモ、au、Softbankは、自社でアンテナを立て回線を通した、いわばインフラを持つ大会社、
MNO(Mobile Network Operator=移動体通信事業者)で、キャリアとも呼ばれています。

それに対して、回線は他社が引いたものを利用し
、サービスを提供しているのがMVNO(Mobile Virtual Network Operator=仮想移動体通信事業者)です。

実在する企業なのに、バーチャル(仮想)という単語が付くなんて面白いですね。

MVNOには

楽天モバイル、

Nifmo(ニフモ)、

UQmobile、

LINEモバイル、

DMMモバイル、

OCNモバイル、

IIJmio(みおふぉん)、

mineo、

FREETEL(フリーテル)

などたくさんの会社があります。

ざっくり言うと、これらMVNOを利用することでスマホ代が安くなります。

ちなみに、ちょっとわかりにくいのですが、Y!mobileは実はSoftbank系列で、自社で回線を持つMNOです。

SIMカードって聞いたことありますか?

SIM(シム)カードとは、Subscriber Identity Moduleカードのことで、
加入者の電話番号など契約情報を記録したチップのような小さなカードのことです。

携帯電話の電池パックやSDカードを見たことがある人はいると思いますが、
SIMカードも同様に、この薄い携帯電話の中に入っているものです。

サイズは3種類あります。

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(NTTコミュニケーションズ ホームページより)

これまでは携帯電話やスマホに入っていたSIMカードにはロックがかかっていて、
その会社(ドコモならドコモ)の携帯電話にしか使えず、ドコモショップで売られている携帯電話を選び、
ドコモの通話料金プランから選ぶよりほかありませんでした。

しかし2015年、携帯各社に対してそのロック解除が義務付けられられました。

こうしてSIMフリーになったことで、いわば携帯電話の心臓部分(大げさですが)を自由に取り出し、
好きな電話本体(端末)にも入れて使うことができるようになったのです。

これは今までのSIMカードをそのまま利用する場合ですが、このSIMカードを新たに購入し、
好きな本体(端末)に入れることで格安の料金で使える通信サービスが「格安SIM」と呼ばれているものです。

SIMカードの種類

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SIMカードを選ぶ際、使いたいと思っている本体や機能によって、
使えるSIMカードのサイズ・種類が異なるので事前に確認してください。

SIMカードには「音声対応SIM」と「データ用SIM」があります。

音声対応SIMを入れた場合、これまでのスマホのように通話とデータ通信が両方できますが、
データ用SIMを入れると、SIMカードの価格は安いですがデータ専用ですので、通話はできません
(LINE電話など電話アプリを入れれば音声通話も可能です)。

ここでいうSIMカードの価格は、カードを買う際の価格というより、
月々に使う金額と考えてください。

たとえばOCNモバイルの音声対応SIMなら月々1600円から、データ専用SIMなら月々900円からの使用料です。

もちろん選ぶデータ容量によりさらに月額料金が上のものがありますが、それでも安いですよね!

格安スマホへの乗り換え、具体的にどうすればいいの?

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(UQ mobileホームページより)

格安スマホに乗り換える手順はというと、

(1)まずは今使っている携帯電話やスマホの更新月をチェックします。
更新時以外だと違約金を取られる場合があるので注意しましょう

(2)今使っている携帯電話やスマホのショップに行き、現状の番号をそのまま使うための手続きをします。

(3)先ほど説明したMVNOのホームページを見て、SIMカードを選んで登録をします。
後日、SIMカードが郵送されてきます。

(4)今持っているスマホや、新しく購入したスマホに挿して設定すれば完了!

ざっと説明しましたが、やっぱりよくわからない!
という人でもわかるように、各社のホームページで親切に流れが説明されています。

それでも不安という人は、MVNOでもショップを持っているところがあります。

Y!Mobile(MNOですが)、イオンモバイル、UQmobile
などは実店舗がありますので、
このようなその場で手続きをしてもらえる会社を選ぶのもひとつの手です。

乗り換える前に知っておきたいこと

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主婦のみなさんが連絡を取る相手といえば、家族や親、職場関係、そして学校関係のママさんではないでしょうか。

PTAなど委員会や親睦会の日程、サークルや部活の連絡など、
今では保護者同士でもLINEグループを作って連絡が回ってくることが多いと思います。

しかし、なかにはまだガラケーでLINEをやってない、という方もいらっしゃいますよね。

そうすると必然的に連絡が一斉メールなどになります。

ほかにも悪天候で登校時間が遅れるという学校の緊急連絡や災害時の連絡、地区の防犯メールなど、
まだまだメールの必要性が高いのが主婦です。

格安スマホに乗り換えるということは、ドコモやSoftbank、auユーザーなどではなくなるので、
今使っている「●●@docomo.ne.jp」や「●●@softbank.ne.jp」といった、
いわゆる携帯メールアドレスが引き継げなくなります。

その際はYahoo!メールやGmail(ジーメール)などのフリーメールアドレスを新たに取得すればいいだけなのですが、
友人・知人への連絡や防犯メールの再登録などの手間がかかります。

連絡漏れや再登録をし忘れないように注意しましょう。

まとめ

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個人的なことで恐縮ですが、私が一番通話するのは離れたところに住む実家の母です。

私もSoftbankで、母もSoftbankのガラケーユーザーですので、Softbank同士の無料通話はとってもありがたいものでした。

格安スマホにしてこの無料通話がなくなるとかえって高くなるのでは? と心配になったこともあります。

こういう場合は、「〇分かけ放題」や「〇分無料通話付き」といった、
通話が安い格安スマホプランを探すことでフォローできます。

そして今では夫婦で月15000円だったスマホ代が月6000円程度に下がりました。

今後、子どもがスマホを持つようになったら、その時はまた見直しが必要になりそうです。

月額使用料が下がり、大満足!なのですが、
ただ一点不満なのが使っている端末(HUAWEIという会社のスマホです)のカバーがほとんど売られてないこと。

マルチタイプのケースを利用すればいいのですが、お店にずらっと並んで選び放題のiPhoneのケースを見るたびにプチストレスです。

格安スマホへの乗り換えは、ちょっとした手間と人によってプチストレスがあるかもしれませんが、
スマホ代削減効果は絶大なのでみなさんも検討してみてください。

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