節税しながら子どものために資産を増やす! ジュニアNISAを有効活用

先日、主婦へえでも紹介したNISA。これにジュニアがついた「ジュニアNISA」はご存知でしょうか?

ジュニアとは文字通り、若者、子どもを指しますので、要するに「子ども向けNISA」となります。

子ども向け●●というものはよくあります。以前ご紹介したように、NISAといえば投資ですよね。
投資に子ども向けってあるの?

マックアドベンチャーやキッザニアみたいな投資の体験型?

いえいえ、お金を増やすためのれっきとした投資なのです。

まずはNISAをおさらい

NISAとは「少額投資非課税制度」のこと。

NISA専用の口座を新しく開設し、この口座で投資などを行った場合、
得た利益(運用益といいます)に課税されないというお得な制度です。

通常は、投資で得た利益には約20%の税金がかかります。

俗にいう「税金にもってかれる」というやつですね。

しかし、利益がまるっと懐に入れば、こんなにうれしいことはありません。

それがNISA最大の魅力で、金融庁の統計によると平成26年3月31日現在、
650万以上の口座が開設されています。

NISAは一人一口座しかもてませんので、
650万人以上の人が始めているということなのです!

きっと職場のお仲間やママ友さんの中にも始めている人がいるかもしれませんね。

ジュニアNISAとNISAの違い


(日本証券業協会ホームページより)

以前、「乗り遅れるほどもったいない!

今年こそ開こうNISA(ニーサ)口座」で紹介したNISA、
いわゆる成人のNISAと、ジュニアNISAには大きな違いがいくつかあります。

それが

① 制度のスタート
② 非課税枠(金額)
③ 対象年齢
④ 口座の管理や運用をする人
⑤ 払い出しの制限
⑥ 口座を作った金融機関の変更

大きな違いはこの5点です。ひとつずつ見てみましょう。

① 制度のスタート

NISAは2014年1月にスタートした制度。
一方、ジュニアNISAは同時にスタートしたわけではなく、
遅れること2年、2016年4月からスタートした新しい制度です。

金融機関でNISA口座開設キャンペーンなどが多いのも、まだ制度が新しいからですね。

② 非課税枠(金額)

NISA口座なら非課税で株や投資信託ができることはもうお分かりかと思います。

その非課税枠は年間120万円ですが、ジュニアNISAは80万円です。

非課税期間は成人のNISAと同じく最長5年間となります。

パパ、ママ、3兄弟の5人家族なら、
5口座開設して年間480万円運用できることになります。

③ 対象年齢

子ども向けと何度も書いていますが、何歳を指すのでしょうか?

小学生以上?
赤ちゃんは?

実はジュニアNISAの対象年齢は0歳から19歳!

まさに生まれた時からハタチ以下!

子ども(未成年者)の定義そのままです。

④ 口座の管理や運用をする人

NISAは口座開設した本人(成人)が管理・運用をします。

では冒頭で、ジュニアNISAが子ども向けの投資と書きましたが
、子どもが投資するのでしょうか?

口座開設の名義人は本人(子ども)になりますが、
実際に運用するのは保護者(親権者)であることが原則。

株に興味のある数字に強い高校生でも運用するのはNGです。

⑤ 払い出しの制限

投資で運用し、利益が出たらパーッと海外旅行でも行きたいですよね

そのために投資で増やしてるという人もいると思います。

しかし、ジュニアNISAは子どもが18歳になるまで、
災害時などを除いて原則は途中で払い出しができません。

目的が「子どもの将来に向けた資産運用のための制度」
と金融庁も言っていることからもわかるように、
あくまで子どもの将来のために使う。

だから途中でおろさず大学入学・就職のための資金づくりをがんばろう、ということです。

つい出して使ってしまいそう…という人にはメリットかもしれません。

何らかの理由でどうしても引き出したい場合は、口座の解約しかなく
、それまでに受けた利益にはさかのぼって課税されます。

⑥ 口座を作った金融機関の変更が不可

現在、NISAを取り扱っている金融機関や証券会社、
ネット証券などが多くあります(扱ってない金融機関もあります)。

それぞれ手数料や投資できる商品の種類
、口座開設の際のキャンペーンプレゼントなどに違いがあり、
どこで開設するか迷うほどです。
成人のNISAなら、口座は1年ごとに変えることができます。

しかし、ジュニアNISAはいったん口座を開設すると、変更ができません。

ジュニアNISA口座を開設しよう


(SBI証券ホームページより)

口座開設の手順は難しくありません。

まずは金融機関や証券会社、ネット証券などから口座を開くところを選びます。

取扱い商品の豊富さや手数料、口座管理料などで選ぶのが基本です。

店舗のあるところでも、ネット証券でも好きなところを選べますが
、親の口座がその金融機関にあることが条件です。

ないところなら、先に親の口座を申し込みます。

申し込みには申込書、マイナンバー、住民票の写しや戸籍謄本などを用意します。

私の周りには「マイナンバーって封筒で来たっけ? どこ行ったかなぁ?」
という人が少なからずいます。

不安な人は今すぐ探してみてください!

そして一般の未成年口座とNISA口座を申し込み、
運用する資金を用意したらスタートですが、
税務署などの確認作業がありますので、銀行の普通口座のように、
作りに行ったらすぐできるというものではありません。

早くジュニアNISAを始めたい!という人は準備を急ぎましょう。

ジュニアNISAで運用する資金のきまりごと

ジュニアNISAで運用できる金額は1年間で80万円までです。

もちろん80万円めいっぱい投資しなくても構いません。

そもそも、80万もホイッと投資に出せる家庭は多くないのでは?と思います。

SMBC日興証券のNISAサイトを見ていたところ、こんな注意事項がありました。

『ジュニアNISA口座で運用する資金は未成年者本人のものである必要があります。

本人以外の資金である場合には、
所得税・贈与税等の課税上の問題となるおそれがあります。』

子どもの口座ですから、子どもの資金で運用するというのは分かります。

でも子どもが毎年80万も投資できるほどの資金があるかというと、
少なくとも我が家にはありません(1年目で増えたらいいのですが)。

多くの人が家計のお金(親のお金)を子どものNISA口座に入れて運用するイメージ
を持っているのではないでしょうか?

それだと問題になるかもしれない、ということですよね。

そこで生前贈与です。

相続できるおじいちゃん、おばあちゃんがいたら、生前贈与をしてもらうのも一案です。

贈与税の基礎控除額は受贈者(贈与をもらう側=子や孫)1人当たり110万円です。

未成年の孫などであれば、
贈与された110万円から80万円を運用することができることになります。

おじいちゃんが、「孫にあげたのだが、
(孫の)親(自分にとっては子)がどこかの口座に入れてしまい、
結局どうなっているのかわからん」というあいまいな贈与ではなく、
ジュニアNISAで運用することではっきりと生前贈与したと分かるようになり、
贈る側にもメリットと言えるのです。

まとめ

最近の子どもたちはシックスポケットと言われるように、
お年玉もたくさんもらっていたり、
日頃のおこづかいにも困ったりしていない子もいるようです。

投資できるだけの元手がありそうな気もします。

しかし、子どもが実際に投資活動をするわけではありません。

「目的・用途が子ども向け」なのであって、運用するのはもちろん親権者です。

18歳まで引き出せない、成人のNISA同様に損益通算ができないなど、
デメリットと思われる部分もありますが、
家族全員でやれば非課税で多くの資金を運用できるチャンスといえます。

子どもたちの未来を考えて企業に投資したり、
投資した企業の株式優待で子どもと一緒にテーマパークに行ったり、なんていうこともできるかもしれません。

一度検討してみる価値はありそうです。

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