先日の記事で、いらなくなった洋服の宅配買い取りを紹介しました。
宅配買い取りのメリットは自宅にいながら、宅配便で不要な洋服やカバンを送るだけで、査定してもらえること。
査定額に納得すれば入金される仕組みでした。
申し込みも、集荷もネットや電話でできるので、家から一歩も出ずにいらない洋服が現金に変わるのです!
しかし、値段を決めるのはあくまでリサイクル業者。
「買ったときは高かったのに」「けっこう気に入っていたのに」と、
思い入れのある洋服やカバンに思ったより安い査定額を提示されるとガッカリします。
とはいえ返却してもらうの面倒だし、なんだか申し訳ないし、そのまま売ってしまう人も多いと思います。
思い入れのあるものは自分で値段を付けて売りたい!
そんな人たちに今ブームなのが「フリマアプリ」です。
Contents
フリマアプリってどんなもの?
フリマというと、個人が不要になったもの、売りたいものを自分の好きな値段を付けて売るもので、
大きな公園やショッピングセンター、地域の文化祭、福祉まつりの際などで定期的、または不定期に開催されていますよね。
出店には申し込みが必要で、出店料もかかるものがほとんどです。
私も一度はやってみたいとは思うのものの、
「ブランド品じゃないし、売れなかったらどうしよう」、
「値切られたらどうしよう(それを楽しめればよいのですが)」、
「その日が雨だったら…」
などと考えて躊躇してしまいます。
そんなフリマがスマホ上で簡単にできるようにアプリになったものが、
メルカリをはじめとするフリマアプリです。
フリマアプリの流れ ざっくり解説
細かい順序はアプリによって多少異なりますが、ざっとこのような流れです。
<出品の流れ>
1.フリマアプリをダウンロード。個人情報を登録する
2.売りたいものをスマホで撮影写真は正面、裏側、買う人が気になりそうな傷んだ部分など複数枚撮影してアップする
3.ブランド名、値段、商品の状態、色、発送方法を入力
4.入力したものを確認して、出品ボタンをポチ
5.購入されるのを待ちます
査定と違い、自分で「この値段で売りたい!」という値段を付けることができます。
送料込みにしてもよし、着払いにして送ってもよし。
比較的梱包が大きくなりそうなものを送料込みにしてしまって、
思いのほか遠方の方が購入すると、送料が増すので注意しましょう。
<購入の流れ>
1.フリマアプリをダウンロード
2.売りに出されている写真でほしい商品を見つけたら詳細を確認
3.購入に進む
4.支払い方法を選び、支払い(コンビニ支払い・銀行振り込み・クレジットカードなど)
5.届くのを待ちます
購入するお金はフリマアプリを運営する会社が仲介するので、
払ったけど商品が来ないといった心配はありません。
また購入手続きしたのに振り込まない、状態を偽った出品など、
規約に反する利用者は退会させられるので現状、安心して使えると言えます。
メルカリ
(メルカリ より)
『メルカリ』は渡辺直美さんのインパクト大なCMでおなじみですね。
ダウンロード数、いわゆる利用者がダントツに多いフリマアプリです。
利用者が多いということは早く売れる可能性が高いということ。
ママ友が子どもの読まなくなった絵本を出品したら、本当に10分ほどで売れたと言っていました。
「ずーっとメルカリ見てる人がいるんじゃないかと思う」と驚いていたほどです。
怖いくらい早いですね。
出品するのに手数料はいりませんが、売り上げの10%がメルカリの収入になります。
1000円という値段を付けて売れたら、900円が自分の収入になります。
また、売れたお金(自分の売上げ)を引き出したい場合、10000円未満だと手数料(210円)がかかります。
通常発送なら購入手続きしたら、宅配便で送るために住所がわかりますが、
「らくらくメルカリ便」を使えば完全に匿名で発送・受け取りができます。
ラクマ
(ラクマ より)
楽天のフリマアプリ『ラクマ』です。
こちらも出品料は無料ですが、先ほどの『メルカリ』と違うのは、売れた時の手数料もシステム側に取られない点です。
売りたいものに売りたい値段を付け、売れればそのまま収入になります。
「ラクマ定額パック」を利用すると宛名書きの必要がなく、全国一律の料金で送ることができます。
買う方も売る方も送料は安いに越したことはありませんよね。
売上げ金の振込手数料も無料ですが、10000円以下の場合は216円かかります。
買う側のメリットは楽天スーパーポイントを使えること。
1ポイント1円として、50ポイント以上から使用可能です
FRIL(フリル)
(フリル より)
600万ダウンロードを超えたフリマアプリ『フリル』です。
フリマアプリを実際に使うのはスマホですが、『フリル』はPCサイトも見やすいのがうれしいです。
特に初めての人向け解説ページがわかりやすいので、フリマアプリ初心者にやさしいなぁと思います。
『ラクマ』同様、売上げ金の振り込みも基本的に無料。
10000円以下の場合のみ、210円の手数料が必要です。
購入する側は、コンビニ支払い、銀行ATM、ドコモケータイ払いなどを利用すると
、1件につき100円の決済手数料が発生します。
クレジットカード払いや売上げ金を使う場合などでは不要です。
crucru∞(クルクル∞)
(crucru∞ より)
2015年7月からスタートしたフリマアプリ『クルクル』。
こちらも出品料はかかりません。
フリマアプリでよくあるのが、商品についての質問をコメントに入れている間に、
「買います!」と手を挙げた人がいる問題。
出品側としたら「先に質問してもらって答えようと思ってのに…。
でもルールでは早い者勝ちなのでごめんなさい」と心の中で謝ることになりますし、
購入側としては、検討してたのに他の人に買われてしまった、ということになります。
『クルクル』にはそういったユーザーの声を反映して作られた「リザーブ機能」があります。
ボタンを押すだけで、自分専用販売に切り替わるので、出品する方も気兼ねなく、購入する方も先を越されず安心です。
かといってやたらと引き延ばしたら出品者も困りますし
、購入者は評価にも影響しかねないので、マナーを守って使いましょう。
番外編 LATTE FASHION
(LATTE/FASHION より)
『LATTE FASHION』はフリマアプリではありません。
フリーマーケットの開催情報をまとめているサイトです。
アプリだとコメントで質問などはできますが、顔は見えない人どうしのやりとり。
「フリマの醍醐味は人と人とのコミュニケーションだ!」
という人は『LATTE FASHION』でフリマ日程を検索してみてくださいね。
ヤフオク!との違いと注意点
家にいながら、不要なものの写真を撮ってアップすれば全国の人に見てもらって、
売ることができるなんてすごいシステムだなぁと思います。
しかも査定と違って自分で値段が決められます。
ちょっと強気に出ても、それでもほしいという人はいます。
スマホ上で見ている人は、実際のフリマに来場する人の数とは段違いですから。
『ヤフオク!』なども家にいながらディスプレイの向こうにいる大勢の人に見てもらい、
売ることができますが、やはり最終的な値段を決めるのは購入者です(即決の場合は除く)。
価格が上がることもあってうれしい反面、
売れるまでに時間がかかるのが『ヤフオク!』とフリマアプリとの違いです。
当たり前ですが、売れたらきちんと梱包して発送しなければなりません。
フリマアプリのよさは早く売れる(可能性が高い)ことですが、売れたらすぐに発送するのがマナー。
出品して思ったより早く売れたからといって、子供が体調不良で休んでいて出しに行けなかった、
家に透明のきれいな袋がなかったのでそのまま段ボールに入れた、
プチプチを買いに行く時間がなくて発送が遅れちゃった・・・
などということをしていると、評価が下がって次からの取引に影響しかねません。
まとめ
フリマアプリは自分で値段が決められる反面、
きちんと購入してくれた人に発送するまでが個人の責任となります。
ですので、ただ不用品を処分したいだけでなく、売るのも、見るのも、
包んだりするのも楽しいと思ってきちんと行える人向けかな、と思います。
はじめはダウンロードして、購入専門で様子を見てもいいかもしれません。
そうしたらどんなものが出されているか、どんなコメントのやり取りが気持ちよいか、
どんな包装で送られてくるか、参考になると思います!
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