中高年の婚活事情。20代30代との違いは?

■この記事を書いた人
うみぼうず
婚活および飲み歩きで得た知識と経験を活用して、結婚関連の記事を執筆。一児の父。趣味はサンリオキャラクター収集。

結婚するには自分と結婚してくれる人が必要。

そんな人を探すのが婚活です。

近年では「結婚できない人が増えている」とメディアで騒がれているせい?お陰?か、積極的に婚活をする人が増えています。

婚活市場で一番多い年齢帯は30代前半~中盤ですが、40代以上の中高年の方も積極的に婚活をしています。

中高年の婚活は20代30代の婚活とどこが違ってくるのでしょうか、男性である筆者の視点から紹介していきます。

中高年の婚活男のホンネ「子どもを考えると30代までの女性が…」

結婚したいと思う理由は人それぞれですが、男性が結婚をしたいと思う理由の一つに「子どもが欲しいから」があります。

一方で子どもを授かることができる可能性は年齢と共にどんどん下がっていきます(特に37歳辺りから顕著に)。

また、無事出産できたとしても、リスクが増えていきます。

結論として、子どもが欲しいと考える男の立場からしますと、結婚相手はできれば35歳以下が望ましいことになります。

これは男の年齢にかかわらず、です。

もちろん男も「女性は結婚相手として同年代かちょい年上辺りの男性を選ぶ」ことは承知していますので、中高年の男性は35歳までの相手が良いと思いつつも、40歳ぐらいまでは妥協しようと考えます。

それでも40歳ぐらいまでです。中高年の婚活男が対象にするのは

第2次ベビーブームが1973年まで。

それ以降の出生者数はご存知の通り、年々減少しています。

この記事を執筆している2018年ですので、1973年生まれの方の年齢は44歳~45歳と、正しく中年の域です。

今40歳の方は1977年生まれでしょうか。

1973年よりも出生者は減っています。

ということは1973年生まれの男性を賄えるだけの1977年生まれの女性はいません。

中高年婚活男性からだけでなく、40歳を超えた女性への申し込みは激減します。

筆者は婚活情報サービスで今の妻を見つけました。

妻は当時40歳。

妻に婚活当時の話を聞くと、年上からは一日に20件以上申し込みが来ていたそうです。

申し込み時のメッセージがテンプレっぽい人は、プロフィールすら見ずに機械的にお断りしていたそうです。

筆者への申し込みなんて月に1件ぐらいだったのに…

逆に言うと40歳を超えた女性には、子どもが欲しいと思っている男性からの申し込みは激減することになります。

未婚組中高年婚活 VS 子育てひと段落組中高年婚活

「20代30代」と「中高年」といった切り口で婚活事情を見た場合、「未婚組 VS 子育てひと段落組」といった分類のしかたが出来ます(話を簡単にするため、バツあり子無しは今回は除外しちゃいます)。

例えば20代前半で結婚・出産した女性が離婚した場合、40歳前後で子どもが高校を卒業、子育てから解放されます。

筆者が婚活でネット検索する場合(当時41歳)、自分の年齢±5歳でフィルタしていました。

すると、「子育てがひと段落したので婚活」している女性がそれなりにいました。

さて問題はここからです。

未婚組と子育てひと段落組、どちらと結婚すべきなのでしょうか?

答えは「そんなことより、相手との相性の良し悪しを見て決めるべし」です。

とは言え、筆者がネット検索した結果や、実際に会ってみた経験からすると、未婚組と子育てひと段落組で特徴があることが判りました。

筆者の経験を基に、それぞれの特徴を挙げてみます。

あくまで特徴ですので、全ての人に当てはまる訳ではない点はご了承下さい。

【未婚組中高年婚活】

A 基本的には結婚相手との相性のみを考えれば良い。
B メッセージで人を判断する傾向
C 子どもが欲しいと言う方が大半(病気等で産めない事情のある方は除外)
D 男性との接し方が今ひとつ…

【子育てひと段落組中高年婚活】

A 結婚相手との相性以外に(大きいとは言え)子どもとの相性も問題になる。子どもの面倒見る必要も出てくる。
B 実際に会ってみて人を判断する傾向
C 子どもが欲しいと言う人は少数。
D 男性の扱いが上手い。

そもそも筆者(デブ体型)に会ってくれる女性という時点で、かなり心の広い方ばかりだとは思うのですが、それでも特徴が見えてきました。

子育てひと段落組は、魅力があるから早くに結婚できたのでしょう。

子どもがいる相手と結婚した中高年婚活男の体験談

ここでは子どもがいる女性と結婚した、中年男性U氏の体験談を紹介したいと思います。

当時結婚相手の子どもは大学生。

結婚後に大学を中退。

新婚ホヤホヤの親元(筆者が住んでる所)に住み着いてニート化したので、バイトでも何でもいいから仕事させる→家を追い出すを対応。

これで一安心と思ったら、家賃滞納で連帯保証人の私の所に請求が(これ書いている10日前ぐらいの出来事)。

果たして来月は払ってくれるのか…。

結論として、ここで紹介しました中年男性U氏の場合は…見る目が無かったのでしょうか。

…なんてこともありますので、少し慎重に判断すると良いでしょう(自省)。

「お前、結婚できねぇだろぉ」でも中高年婚活でもうまくいくパターン

婚活サービスに対する先入観あるある:

「結婚相談所等の婚活サービスを使う人なんて、誰も相手にしてくれなかったから、最後の砦として使っているんでしょ?」

20代、30代は結婚に対する目的意識があり婚活している方を多く見受けられました。

日常の出会いもあるけれど早く結婚したいから婚活サービスも併用する。と。

一方で中高年に関しては、先に書きました先入観がかなり当たっています。

但し中高年の「誰も相手にしてくれない」の内訳は精査する必要があります。

精査って?まぁまぁそう言わずもう少し話を聞いていってください。

(1) 「そのスペックじゃ、誰も相手にしてくれないでしょ」タイプ
(2) 「相手にしてくれる人がいない」理由が「異性との接点がなかった」タイプ
(3) 「相手にしてくれる人」は居たけど、自分から告白しなかったタイプ

いかがでしょうか?

(2), (3)は日常生活では「結婚できねぇだろぉ」ですが、婚活で何とかなる可能性が高いです。

(1)は…。

いい人に巡りあえるといいですね(棒)。

尚、(1)には50代男性が20代女性を探す等の、年齢的スペックも含んでいます。

(2)はいわゆる「出会いが無い」タイプです。

本人のスペックには問題が無いものの「本当に出会いがないよね、そりゃ」と同情するレベルの方もいました。

職場が同性ばかりなんていうのはカワイイ方ですよ?

【例1、男性・海洋建築】

婚活仲間A(男性)「来週からしばらく連絡取れなくなるわ」
筆者(中年男性)「次の仕事はどこなん?」
婚活仲間A(男性)「沖ノ鳥島に4ヶ月」
筆者(中年男性)「お、おう、気をつけてな」

【例2、女性】

ネット婚活で知り合った女性(以下Mさん)
筆者「どのようなお仕事をされているのでしょうか?」
Mさん「海洋調査をしています。海に出ると数ヶ月帰れないので、合間を見て婚活しています」

(3)。

一言で言えば、恋愛に臆病な方々です(筆者も含め)。

日常生活において異性の知り合いと突然結婚することは皆無でしょう。

お付き合いを経て結婚するのが一般的でしょう。

男からにせよ、女からにせよ、どこかのタイミングで告白が必要になります。

でも、告白で断られたらメンタルど凹みですからねえ。

どうしても臆病になります。

告白しようと思っていた相手が、実は結婚していたとか、そもそも今は誰とも付き合う気が無いとか、男の娘だった(!)とか。

婚活であれば前に挙げた3つの例は排除できますので、精神的に無茶苦茶楽になります。

男の娘にOKと言われても、お付き合いまではともかく、現在の法解釈では結婚できないし…。

さいごに

「20代30代」と「中高年」の婚活事情ということで、いくつかの視点で紹介していきました。

さいごに、ということで文中では紹介しづらかった、40代中盤の男性が20代女性と結婚した例(息子の彼女の両親)を紹介します。

「年齢を15歳ごまかしていた」

身分証明等が厳密になりつつある昨今の婚活サービスではできない芸当です。

年齢が障壁で結婚できないと思っている人は、ダメ元で実践してみては如何でしょうか?

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