買ってきた野菜をそのまま常温保存したり、冷蔵庫につっこんだだけだと、どんどん鮮度が落ちて味も栄養価も落ちてしまいますよね。
でも、冷凍保存することによって、維持どころか、むしろおいしさや栄養・うま味がUPする野菜があるって知っていますか?
家事の時短にもなる、冷凍保存にピッタリの野菜を8つご紹介します!
1.玉ねぎ
冷凍保存すると、細胞が壊れることで、甘みが増し柔らかくなるので調理するとき時短になる最もおすすめ野菜です。
ただし、水気がなくなるので生で食べるには不向きです。
保温方法は、料理の内容に合わせてカットしてから冷凍してください。
あめ色玉ねぎも作りやすくなるので、カレーなどにもすぐに利用できます。
調理方法は、解凍せずにそのまま調理します。
2.小松菜
冷凍保存すると、しなりにくくなるだけではなく、ビタミンC誘導体がビタミンCに変化して栄養がUPします。
保存方法は、はじめに水洗いをして水気をとり、食べやすい大きさにカットします。
次にフリーザーパックに入れ、空気を抜いて保存します。
粉々になりやすいので、さっとお湯にくぐらせてから保存してもいいと思います。
調理方法は、加熱時間を少なめにしてください。
小松菜は水溶性のビタミンの野菜なので、熱が加わるとビタミンが壊れてしまいます。
3.ほうれん草
冷凍保存することにより、酵素の働きを止めることができるので栄養が保たれ、酸化もしにくくなります。
保存方法と調理方法は小松菜とほぼ同じですが、ほうれん草はアク(シュウ酸)がある野菜なので、なるべく生では食べないでください。
4.えのき
冷凍保存すると温度差で、うま味成分(グアニル酸など)がUPします。
保存方法は、はじめに調理しやすい大きさにカットします。
次にフリーザーパックに入れて空気を抜き、新聞紙に包み冷凍庫の上の方に置きます。(ドアの開閉で温度差を出すため)
調理方法は、冷蔵庫に入れてゆっくり解凍します。
うま味成分がさらにUPしますよ。
5.その他のキノコ
冷凍保存で、うま味成分(グアニル酸・グルタミン酸・アスパラギン酸など)が2.5~3倍にUPし、香りもUPします。
ただし、シメジ・エリンギ・マイタケは柔らかくなってしまうのでスープや炊き込みご飯などがおすすめです。
保存方法は、料理の内容に合わせてカットしてから冷凍してください。
調理方法は、解凍せずにそのまま調理します。
6.ブロッコリー
冷凍保存により、βカロテンが4倍、ルテインやビタミンCもUPします。
劣化防止にもなります。
保存方法は、はじめに水洗いしてから株を小分けにします。
次に硬めに茹で、水気をとってからフリーザーパックに入れ冷凍します。
調理方法は、解凍せずにそのまま調理します。
ただし、ブロッコリーも水溶性のビタミンの野菜なので加熱時間を短くしてください。
7.人参
冷凍保存することによって、ルテインが3倍、βカロテンが2倍、ポリフェノールやビタミンCもUPします。
保存方法は、料理の内容に合わせてカットしてから冷凍してください。
大きい場合は硬めに茹でてから冷凍した方が、使用時に調理しやすいです。
調理方法は、解凍せずにそのまま調理します。
8.トマト
冷凍保存すると、ビタミンCやリコピンが保たれ、水分も抜けるので味も濃くなります。
ただし、酸味も少しUPしてしまいます。
調理時は、味も染み込みやすくなったり、すり下ろしがしやすいです。
半解凍すると、皮もむきやすくなります。
保存方法は、へたをとり、水洗いをして水気をとってから冷凍します。
調理方法は、解凍せずにそのまま調理します。
煮込みやスープ、ソースやシャーベットなどがおすすめの野菜です。
9.まとめ
いかがでしたか?
野菜の冷凍保存は、新鮮な状態で保て、保存期間も長くなります。
冷凍保存するだけで、うま味がUPして、簡単においしく栄養価も高くなるので一石三鳥ですね。
冷凍保存することで野菜の細胞も壊れるので、味も染みこみやすくなり、調味料の使用量も減るので減塩、糖質オフにもなります。
ぜひ、試してみてください。
最新情報をお届けします