あんことバターの、あんバターコッペ。
ボリュームたっぷりの焼きそばパンや、コロッケパン。
お砂糖をたっぷりまぶした揚げパンコッペなど、
昭和の学校給食の定番だった、なつかしいコッペパン。
昔から、地元のパン屋さんにもある、親しみのあるパンですよね。
そんなパン屋さんの脇役だったコッペパンが、
専門店も増えるなど、バリエーションが豊富になって
楽しみが広がっています。
パンそのものの味がシンプルなので、惣菜系から、スイーツ系まで、
なんでもはさんでおいしく楽しめ、飽きがこないのが魅力。
昭和レトロブームや、ボリュームたっぷりのその姿は、
インスタ映えもあってさらに人気が続いています。
今や、なつかしいだけでなく、各お店が工夫を凝らし、
コッペパンそのものの生地の配合や、
はさむ具も進化をとげて、ぐんとおいしくなっています。
スイーツとともに、ベーカリーの多い神戸。
人気の、おいしいコッペパンのお店を紹介します!
<画像コッペ・プリュスより>
Contents
神戸のコッペパン専門店。
神戸・須磨のコッペプリュス、垂水のコッペ・プリュス。
<画像・コッペ・プリュスinstagramより>
注文を聞いてから、その場で、コッペパンに具をサンドしてもらえる、
つくりたての味が楽しめるコッペパン専門店。
母体の(株)ヒシヤ食品は、地元小学校の給食パンを提供していることでも有名です。
地元で人気だったパン屋さんの<ファミール>が、コッペパン専門店として
リニューアルしたお店。
だから、パンのおいしさにも、とてもこだわっていると評判。
ふっくら、おいしそうに焼きあがってますよね。
北海道産の生クリームや、発酵バター、新鮮卵などを使ってつくる
こだわり素材の、無添加のコッペパンです。
具材が引き立つシンプルな味わいで、2種類の小麦粉を使って、
具材をはさんだときの食感にもこだわってつくっています。
あんこはもちろん、牛すじを煮込んだカレー、ポテトサラダなどの具も手作り。
こしあん&マーガリンのコッペパン。200円
つぶあんたっぷりのコッペパン。190円
神戸の天然水と、風味のいい北海道産のこだわり小豆を使った特製あんこの
コッペパンは人気。
こしあんは北海道産のしゅまり小豆、つぶあんは十勝小豆と、
こだわりの使い分けです。
あんこだけ、マーガリン&あんこ、つぶあん&バター、こしあん&ホイップなど
あんこコッペの種類も多い。
国産牛すじを使って調理した自家製牛すじカレーは、
添えに、自家製ポテトサラダ、たまごサラダ、キャベツから、
好きなものを選べます。310円
季節限定のコッペパンもぜひ。
こちらは青森産りんごのクリームチーズコッペ。270円
数量限定のミニコッペパンもあります。
ホイップクリームやクランチチョコ、ミックスフルーツ、
ロースハムやポテトサラダなどをプラス料金でトッピングもできますよ。
行列ができる人気店。
こちらは月見山店。
コッペ・プリュス月見山店
神戸市須磨区月見山本町2−1−6 TEL 078−732ー1150 午前9時〜売り切れ次第閉店(電話予約可能) 日曜休み |
コッペ・プリュス垂水店
神戸市垂水区旭ヶ丘2−1−10 TEL078−707−4510 午前9時〜売り切れ次第閉店(電話予約可能) 日曜休み |
コッペ・プリュス公式ホームページ
最新メニューはfacebookを。
https://www.facebook.com/coppeeplus0511/
インスタグラム
https://www.instagram.com/coppee0511/
コッペパン専門店。神戸・岡本こっぺ・Lun
なつかしい味がする、少し甘めの、ふわふわのコッペパンに、
具をたっぷりはさんだ、コッペパンの専門店。
注文をきいてから、ひとつずつ、具をサンドして作ってもらえます。
おかず系にも、甘いおやつ系の具にもあう、
どちらをはさんでもおいしい、
長さ20cm、幅8cmの、食べごたえたっぷりサイズのコッペパンです。
ロースハムと玉子のコッペパン。
あんこや、いちごジャム、チョコクリーム、エビカツ、
ポテトサラダ入りのやきそばなど、おやつ系、お惣菜系あわせて、
具材は常時20種類ほど。
さらに季節限定や、その日のおすすめコッペなど、あわせて約30種類がスタンバイ。
コッペパンから、特製カスタードクリームがこぼれ落ちそうなほどたっぷり。
大人気のあげコッペは、午前10時頃からお店に並びます。
揚げたては、とくにおいしくておすすめ。
コッペパンの値段は、こしあん180円、焼きそば(ポテトサラダ入り)290円など。
お客さんのリクエストでメニューとして登場の、たくあんサラダコッペパン。
ふわふわパンに、ポリポリ、歯ごたのいいたくあんの組み合わせは、くせになる味です。
270円。
岡本こっぺ・Lun
神戸市東灘区岡本1−14−20 ココリコビル1F TEL 078-451-3020 午前10時〜なくなり次第閉店 不定休 |
岡本こっぺ・Lun公式ホームページ
https://okamotokoppe.jimdo.com
instagram
https://www.instagram.com/okamoto.koppe.lun/
学生御用達の老舗。神戸・青谷ベーカリーのコッペパン。
灘の山手、青谷にある、1954年<昭和29年>創業の、
老舗のパン屋さん、青谷ベーカリー。
地元の人や、海星や松陰の女子学生たちの御用達店。
親しみをこめて、おなじみさんが、”青ベーさん” ”青べ”と呼ぶパン屋さんです。
青谷で長年、学生たちをずっと見守ってきたご夫婦が出迎えてくれる
ほっとするようなお店。
昭和の、レトロな佇まいもいい雰囲気です。
お店は昔ながらの対面式販売。
バターロールや、クリームパン、つぶあんぱんなど、
朝早くから手づくりする素朴で、昔なつかしいパンがいっぱいです。
パンの種類はおよそ80種とか。
なかでも5種類のコッペパンに具をはさんだロールパンは
このお店の名物のひとつ。
ヤサイロール、カツタマロール、タマゴロールなど、
昔からずっと変わらない作り方。
ろう引きのレトロな包装紙も、かわいい。
<画像・News.Walker plusより>
無添加の、防腐剤不使用のパンは、ちょっと塩気がきいた、
しっかりとした食感のコッペパン。
ロールパンがいち度に120個も焼けると言うオーブンで、
毎朝焼いても、早い時間に売り切れてしまうことも。
細切りハムとキャベツ、きゅりが入った、野菜のシャキシャキ感がおいしい
シンプルなヤサイロール(190円)。
マヨネーズであえた裏ごしゆで玉子がたっぷりのタマゴロール(190円)。
大きなハムカツと、マヨネーズであえたゆで玉子、
ソースがかっかったキャベツをサンドした、クセになる、カツタマロール(210円)。
ほかにはハムロールに、カツロール。
もちろん具材も手づくりにこだわっています。
レモンケーキやショコラケーキ、ピーナッツクッキーなど、
素朴な昔ながらの手づくりケーキなどもおすすめ。
青谷ベーカリー
神戸市中央区中島通1−2−9 TEL 078−221−5934 午前6時〜午後4時半(売り切れ次第閉店) 日曜、祝日休み |
バックハウスイリエ そごう神戸店限定のピーナッツコッペパン
<画像・http://hotsta.net/tag/バックハウスイリエ
@hitomiiwana投稿>
<画像・バックハウスイリエFacebookより>
尼崎の、園田に本店があるベーカリー、バックハウスイリエ。
とろとろ、なめらかな、あふれそうなほどたっぷり入った
一日3000個以上も売れる、クリームパンや、
求肥入りのなめらかなあんこが特徴の、ぜんざいあんぱんが有名なお店です。
そごう神戸店のみ限定(2018年12月現在)で発売中なのが、
粗挽き特濃ピーナッツコッペ(206円)。
風味豊かなピーナッツクリームがコッペパンにたっぷり。
ピーナッツコッペは午後1時半頃〜入荷(日によって時間変更がある場合もあります)
そごう神戸店は小スペースの対面販売スタイル。
こちらはバックハウスイリエ園田本店。兵庫県尼崎市東園田町3−27−2。
本店はピーナッツコッペは販売していません。
そごう神戸店 バックハウスイリエ
神戸市中央区小野柄通8−1−8 B1F TEL 078−221−4181(代表) 午前10時〜午後8時 年始以外は基本無休。 |
公式ホームページ
Facebook
https://ja-jp.facebook.com/backhausirie/
コッペパンをカフェで。神戸・トースターのコッペパン。
<画像・トースター instagram @toaster488より>
新神戸駅近くにある。アーモンドごろごろの、ふっくら厚切りトーストと、
コッペパンが人気の喫茶店。
コッペパンの生地は、ブリオッシュ生地と、角食の生地を配合した
スペシャルオーダーのオリジナル生地。
時間が経ってもパンがかたくならず、やわらかく楽しめます。
ぽってりとした形もかわいいですよね。
コッペサンドの種類は、あんバターや、ハンバーグ、
ヘーゼルナッツチョコをはさんだチョコレートコッペ、
炒めキャベツをオムレツ風に巻いたたまごキャベツコッペなど。
なかでも、イチオシのおすすめは、北海道産の、特別栽培の小豆を使った、
つぶあんの、あんバターコッペ(400円)。
上品な甘さ控えめのあんこに、厚めの有塩バターの組み合わせがベストマッチです。
左がハンバーグコッペ、右はカレーコッペ。
<画像・CREA http://crea.bunshun.jpより>
肉厚でジューシーなハンバーグのコッペパン(400円)もぜひ食べたい。
神戸の洋食の老舗、グリル一平仕込みのレシピなので、
本格派のハンバーグコッペサンドです。
有機栽培の季節のフルーツでつくる手づくりジャムをサンドした
コッペも期間限定でお目見えします。
コッペパンサンドはテイクアウトもできますよ。
コッペパンの数に限りがあるので早い時間に
売り切れてしまうこともあります。
季節にあわせた、限定のコッペサンドも登場します。
トースター
神戸市中央区熊内町4−8−8 TEL 090−6063−1486 午前9時半〜午後4時半(金曜のみ午後3時まで) 月曜休み 不定休あり。 定休日その他詳細はinstagram @toaster488。 |
コッペパンっていつからあるの?
コッペパンは、もちろん日本のオリジナルパン。
コッペパンをつくったのは、東京の上野にあった食パン専門店
「丸十ぱん店」と言われています。
アメリカでパンづくりを学んだ、創設者、田辺玄平氏が、
1919年(大正8年)につくったアメリカ式のパンがはじまりとか。
それまで主流だったはヨーロッパ式の固いパンから、
アメリカのパン作りの製法で、食パンの生地で、
ラードを入れてやわらかな、ふっくらとした、
食パンよりも携帯に便利なコッペパンを開発したそうです。
<画像・ベーカリー&カフェ カメリヤより>
公式ホームページ
https://camelia.co.jp
昭和10年頃に学校給食として配られるパンとして普及し、
戦後になって、アメリカからの小麦粉と脱脂粉乳を使ったコッペパンが
給食に出されるようになり、全国に広がりました。
<画像 ベーカリー&カフェ カメリヤより>
コッペパンを油で揚げて、砂糖をたっぷりまぶした香ばしい揚げパン。
揚げパンも昭和の給食の定番。
揚げパンが給食に出るようになったのは1960年代の後半頃だったそう。
ちなみに今の、コッペパンのブームの火付け役となったのは、
盛岡のソウルフード、<福田パン>のコッペパンの味とコンセプトを受け継ぐ、
東京、亀有の<吉田パン>と言われてます。
コッペパンの名前の語源は諸説ありますが
切ったという意味のフランス語、coupe、クッペ。
そういえば、切れこみが入ったフランスパン、クッペと形が似ていますよね。
おいしいパンの百科事典公式ホームページ
http://www.panpedia.jp/Index/
※紹介しているコッペパンは、お店によっては
期間限定品もあり、終了している場合もありますので
お店を訪ねる方は問い合わせを。
記事中の表示価格は税抜き価格のものもあります。
参考URL
丸十公式ホームページ
http://www.maruju.com
News.Walkerplus公式ホームページ
https://news.walkerplus.com/article/126576/
CREA WEB公式ホームページ
http://crea.bunshun.jp/articles/-/7093
吉田パン公式ホームページ
http://yoshidapan.jp
ベーカリー&カフェカメリヤ公式ホームページ
https://camelia.co.jp
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