日本中の注目を集めた藤井聡太七段。
藤井七段活躍への熱狂ぶりや、
神木隆之介くん主演で映画化され話題の「3月のライオン」などでも、
将棋ブームなのがよくわかります。
ものすごく落ち着いた印象の藤井七段ですが、
まだ若干15歳の高校1年生。
名古屋大学教育学部附属高校に通っているのだそうです。
得意科目が地理で、日本中の山の名前と標高を覚えているんだとか!
すごい記憶力!
将棋のことはよくわからないけど、
「国立大学附属高校なんて、
将棋をする子どもは頭がよくなるって本当にそうなんだ」
と思わせてくれますよね。
将棋をやるとどんな効果があるのでしょう?
脳トレ? 頭の回転がよくなる?
「うちの子も将棋をやって、頭がよくなるといいな」
と思う人も多数だと思います。
小学生未満から大人まで、
身近に始められる将棋おもちゃやアプリなどについても紹介しましょう。
Contents
脳トレになる! 将棋の効果
将棋のことはまったくわからない!
という主婦の方でも、将棋の駒を見たことがあったり、
「王将」って聞いたことがあったりしますよね。
超ざっくり解説すると、将棋は2人対戦のゲーム。
味方の軍が相手の王将(お殿様)を取ったら勝ちです。
味方には歩兵といわれるヒラの駒が多くあります。
しかし、ヒラなので、1歩ずつしか進めません。
その後ろには、横にはどれだけでも進むことができる駒(飛車)、
斜めにどこまでも進める駒(角行)、
まっすぐにはいくらでも進めるけど、まっすぐにしか行けない駒(香車)、
トリッキーに一足飛びできる駒(桂馬)、
殿の両脇には金将と銀将という名の強い駒がいます。
それぞれ自分のお殿様を守りつつ、敵陣に攻め込み、
相手の駒を減らしながら殿様の駒(王将)を取ったら勝ちです。
攻め込む間に自分の駒が取られもしますが、
取った相手の駒は味方として使えます。
それぞれの駒の動き方を覚える。そして常に相手の動きを予想し、
どの駒をどう使って攻め、どう逃げるかを考える、昔からある古くさいものと思うなかれ!
老若男女が楽しめる究極の脳トレなのです。
頭の回転が早くなる! 子どもでもできるのがメリット
将棋の駒には動き方が決まっていて、
それを守って進んで行ったり、いったん逃げたりします。
同じ縦の列に自分の駒(歩兵)を2つ置いてはいけないなど決まりはありますが、
まずは駒を動かして進むのを楽しんでみればいいのです。
将棋のいいところは、子どもから老人まで楽しめること。
面白いボードゲームや知育ゲームもたくさんありますが、
おじいちゃんやおばあちゃんにルールを説明するのはちょっと大変。
ボードゲームは駒も盤面の文字も小さかったりしますよね。
一方、将棋はお父さん、おじいちゃんはかなりの確率でできる人が多い!
実際に、息子の通っていた小学校の将棋クラブには、
地域の定年を迎えたおじいさんがボランティアで指導にきてくれていました。
核家族で実家も遠く、なかなか年長者と接する機会がなかったので、ありがたい存在でした。
同世代の子どもや親、祖父母、おじさんなど、いろんな人と対局することで
、将棋はどんどんうまくなるのです。
そして上の世代の人と対局することで、挨拶や礼儀作法なども自然と身につきます。
また、どう相手の駒が動いたか、これからどう自分が動くか
、記憶力や先読み力が付くことも期待できそうです。
まずは触れてみよう! 将棋アプリ・おもちゃ
低年齢~
【どうぶつしょうぎ】1,429円(税抜き)
アプリ【どうぶつしょうぎ】99円(税込み)
(GooglePlayより)
将棋のおもちゃと言って外せないのが「どうぶつしょうぎ」。
スマホアプリ版「どうぶつしょうぎ」もあります。
駒はたったの4つ。
ひよこ、きりん、ぞう、らいおんです。
相手のらいおんを取ったら勝ちというシンプルなルールですが、
私も娘(6歳)とやって負けたことがあります。
侮れません!
無料のものしか入れない!という方には【やさしい将棋】というアプリも。
こちらはらいおん、わに、かば、ひよこの駒で遊びます。
低年齢~
【ドラえもん はじめての将棋&九路囲碁 ゲーム20】3,218円(税込み)
(エポック社ホームページより)
家族で遊べる将棋と囲碁のボードゲーム。
将棋くずしやすごろくもあり、4歳から楽しめるのが特徴。
駒や名前に親しんだところで
「はさみ将棋」「ミニミニ将棋」、最後は本格的な将棋に挑戦できます。
ちなみに執筆時、トイザらスサイトでは売り切れ中!
男の子も女の子も、ちょっと大きな兄姉も遊べるので、
クリスマスプレゼントまでに探そうと思いました。
初心者~
アプリ【羽生善治の将棋のお手本〜初心者からの定跡講座〜】240円(税込み)
(GooglePlayより)
羽生善治永世名人監修の将棋アプリ。
日本将棋連盟も推薦しています。
ルールはわかる程度という初心者向けで、
覚えたての子どもや、子どもと対戦したいママのこっそり練習にもおススメです。
お父さん・お母さん~
【日本将棋連盟公式アプリ】無料
気になる藤井七段の対局。
仕事中でも対局予定や結果、最新ニュースなどを見ることができます。
将棋ニュースや棋士データベースはちょっとマニアックですが、
子どもと会話するのによさそうです。
中継をみたい人は、「日本将棋連盟ライブ中継」をインストール。
アプリ内課金でリアルタイム中継を解説付きで見ることができます。
将棋はどこで習えるの?
習い事のひとつとして、将棋を選んでいる人も増えているようです。
異世代交流や、武道と同じく、挨拶など礼儀作法も学べるのも人気の理由。
ほかの人が対局しているときは静かにすることなど、おのずと実践できます。
園や小学校生活、公共の場でも必須のマナーですよね。
将棋連盟ホームページで、全国の将棋教室を検索することができます。
気になる授業料は…。
東京・将棋会館道場の「子供将棋スクール」だと、
入会金5,000円、月会費6,300円(どちらも税込み)でした。
スイミングや英会話の月会費と大差ないようです。
東京の将棋会館は憧れるけど通えない…という人には、
ヤマダ電機で開催されている「ヤマダこども将棋教室」があります。
こちらは都度払いなのがうれしいところ。
入会金はなく、1回50分で700円(税別)です。
ヤマダこども将棋教室のホームページで、開催店舗と日時を検索できます。
店舗入口にも、スケジュールポスターが貼ってあることがあるので、
チェックしてみてください。
我が家の将棋男子が将棋で得られた効果
我が家にも将棋男子がいます。
写真は家にある将棋グッズの一部です。
箱が傷んできた「どうぶつしょうぎ」は、実は妹が生まれてからのもの。
将棋男子は小学校低学年のころ、
いきなり本格的な駒(といってもプラスチックですが)を使ってやり始めました。
もちろん、細かいルールは無視!
ただし駒の進め方だけは父や、帰省先で祖父に教わって進めてました。
戦国武将好きだったため「敵の殿を倒す」という仕組みと、
相手の駒を取って自分の手元に増えるというのが、子どもながらに面白かったようです。
それから数年、頭のいい男子になったかというと疑問ですが(すみません…)、
記憶力はとてもいいです。
我が家では将棋アプリやゲーム、パソコンを使ったオンライン対戦などは、
無料のものでもやらせていませんでした。
基本的に将棋をするのは人と対局するか、勝ちたくて自分から本を読む。
そうするうちに、将棋クラブで教えてもらった地域のおじいさん、
帰省したら一緒に対局するおじさんなど、いつの間にかちゃんとした言葉づかいができるようになりました。
将棋倒しからやってみよう!
藤井七段や羽生さんのような棋士の世界はとても厳しいものです。
でも本来、将棋は誰もが楽しめる身近なもの。
お母さんが難しくて覚えられない、お父さんもやらないし、
近くに将棋をできる大人がいないとしても、将棋は始められます。
小さいお子さんでも、まずは将棋倒しから始めてみるのも手。
単純ですがドミノのように意外と大盛り上がりします。
そして「これ、なんて書いてあるの?」と聞いてきたら
将棋男子・将棋女子に一歩近づきますね!
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