
kope
専門雑誌編集者を経て、2人めの出産を機にフリーエディターに。フラと校正が趣味。字を書くこと、人と話すこと、コーヒーが好き。
天高く馬肥ゆる秋ですね!
馬と言えば、秋は競馬のシーズン!
競馬場では一年中さまざまなレースが開催されていますが、秋から冬にかけてのこのシーズン、競馬場では大きなレースが続きます。
先日も東京競馬場で天皇賞・秋が開催され、武豊騎手が騎乗するキタサンブラックが勝ちました。北島三郎さんの馬ということで、ニュースで聞いたことがあるという人もいると思います。
最近、土屋太鳳さん、高畑充希さん、松坂桃李さん、柳楽優弥さんの出演するJRAのCMがよく流れると思いませんか?
まさに大きなレースが続くからです。
CMからも分かるように、若者も楽しめる競馬場ですが、実は家族連れもウエルカムなんです。
赤ペンと競馬新聞片手のおじさんがいっぱいいる、というイメージの競馬場ではありません(筆者が住んでいた浅草にある場外馬券場・ウインズ周辺はそんな感じですが…)。
今回は子どもと楽しめる競馬場について、イベントや気になる入場料などを紹介します。
Contents
そもそも競馬場ってどこにあるの?
筆者も以前は、東京競馬場と京都競馬場くらいしか知りませんでした。
地方競馬も含めると全国にたくさんの競馬場があります。
主な競馬場には、
<関東>
・東京競馬場(東京都府中市) <関西> ・京都競馬場(京都市伏見区) <その他> ・札幌競馬場(北海道札幌市) |
などがあります。
食事する場所や子ども向けのイベントや施設が充実しているのはJRA(日本中央競馬会)の競馬場。
上記では※の大井競馬場以外がJRAの競馬場です。
どれも最寄駅からのアクセスは徒歩10分以内という便利さ。
駅の目の前が競馬場というところも多いんです。
駅からバスに乗り換えるとなると、
「おじさんたちが大勢いたらベビーカーは邪魔になるかな…」
と不安にもなりますが、徒歩10分以内なら子連れでも気にせず歩ける距離です。
駐車場もありますが、レース開催日は混雑が予想されますので、コインパーキングを探すつもりで出かけましょう。
ちなみに、JRA=日本中央競馬会は農林水産大臣の監督下に置かれている法人。
女性や若者、子ども連れ向けにリニューアルされたり、イベントが開催されたりしているのも国の方針なのかも?
子どもも楽しめる競馬場
競馬場が家族連れウエルカムだと言っても、具体的にどんなことをやっているのでしょうか。
実は、仮面ライダービルドショーもやっていれば、キラキラ☆プリキュアアラモードショーに写真撮影会、メイプル超合金さんや蛍原徹さん、モデルのラブリさんなど、芸能人も多数トークショーをされたりしています。
「競馬場行ったら有名人がいた!」
「ヒーローショーが見られた!」
なんてこともありそうです。
これらは期間ごとのイベントで、通年開催されているのは、主に馬とのふれあい。
東京競馬場で行われている子ども向けイベントを紹介すると…
誘導場のお出迎え…白馬がお客さんをお出迎え。
間近で見てなでることもできます。
馬の放牧…馬と言っても種類は豊富。いろんな品種の馬を見ることができます
馬車馬の放牧…アニメや絵本で見るような馬車を実際に見ることができます
馬車の運行…さらにそんな馬車に乗れちゃいます
アトラクションホースショー…文字通り、馬たちのショー。めずらしさ★5つ
体験乗馬…ジョッキーのように実際に馬に乗ることができます
馬とのふれあい…おとなしい、まつげが長い、何より大きい馬たちに触ることができます
こんなに盛りだくさんのイベントが毎週開催されているのに、実は子どもは無料なんです。
イベントいっぱいあるけど、入場料が200円?
牧場や公園の動物広場などでは、有料なことが多い体験乗馬ですが、競馬場ではなんと無料です(整理券配布で、1人1枚まで)。
なんでもやってみたがりの子どもがいる家庭には、それだけでありがたい!
そもそもの入場料も、競馬開催中は大人1人200円(札幌、函館、福島、新潟、小倉は100円!)。
15歳未満は無料です。
昔ながらの遊園地のような価格設定!
これだけでも安いのに、「JRA競馬場共通入場回数券」なるものもあり、8枚つづりで1,000円!総合インフォメーションやウインズ(場外馬券場)でも購入できます。
入場料100円の札幌、函館、福島、新潟、小倉競馬場ではお得になりませんが、それ以外の東京や京都、阪神などではお得になります。ちなみに有効期限はありません。
子供ウケ抜群!ママも安心!「馬シャ馬シャパーク」
(JRAホームページより)
上記のような体験もののほかにも、競馬場により違いはありますが、ミニ新幹線やドーム型のエア遊具、エアトランポリン、ジャングルジムなど、大きな公園のような充実ぶりです。
さらに子どもに人気なのが「馬シャ馬シャパーク(ばしゃばしゃパーク)」。
東京競馬場にある施設で、地面から噴水の出る水遊び場です。
全国各地の公園には、小さな子どもでも水遊びができる浅いじゃぶじゃぶ池などがありますが、暑い日などは浅い水たまりくらいの池に子どもがイモ洗い状態という光景もよく見られます。
なかには公共のプールでは断られているであろうオムツの子もいたりして、「貯め水の水遊び場は衛生上ちょっと心配…」、というママにも平らな地面での水遊びは安心です。着替えをもって出かけましょう!
お出かけ前の注意点
馬と触れ合えるイベントや遊具などをいくつか紹介しましたが、中京競馬場や京都競馬場ではポニー乗馬だったり、競馬場によって乗馬はできなかったり、遊具にも違いがあります。
また、期間限定のイベントもあるので、お出かけ前にホームページで確認してくださいね。
子どもに人気の水遊びですが、東京競馬場だけでなく、中京競馬場にも「おどる水の広場」という名前で同様の水遊びができますし(運用期間が限定されています)、小倉競馬場にもあります。
言うまでもありませんが、水遊びをして濡れたまま、乗馬体験をすることはできません。
競馬場は無料で馬たちに触れ合える施設ではありますが、相手はお馬さん。マナーは守って楽しみたいですね。
ベビーにも、ママにもうれしい施設になっています
(JRAホームページより)
最近の競馬場、馬たちと触れ合える年齢ではない、ベビーカーの赤ちゃんを連れたママたちにもやさしいんです。
室内のボールプール、絵本コーナー、授乳室やベビーベッドなども備えられています
(まったく私的な希望ですが、こういう施設が野球場にも増えるといいなぁと思います)。
また、いつも頑張るママたちにうれしいインスタ映えするスイーツもあります。
20年前、競馬場に行き、おじさんに紛れてファストフードを食べていた筆者には驚くばかりです。
競馬場はレースが開催されている土日に開いています。
レースが開催されていない日の開放日は入場料もかかりません。
秋晴れの休日、お父さんも喜んでついて来てくれることを期待して、競馬場に出かけてみましょう!
最新情報をお届けします