子どもが嘘をつく原因は親?理由と対策

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育児をするうえで、しつけはもちろん社会のルールなど、

子どもに教えなければならないことはたくさんあります。

そんな社会のルールのひとつと言えるのが「嘘」です。

今回はそんな子どもの嘘の原因や対策などについて紹介します。

子供の嘘は知能が発達している証拠

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子どもの成長は、親にとってとてもうれしいものです。

しかし、同じ成長でも嬉しいものと嬉しくないものがあります。

嬉しくないものには、人に迷惑をかけたり、嘘をついたりすることでしょう。

できれば人に迷惑をかけたり嘘をついたりしない子に育ってほしいものです。

しかし、子どもが人に迷惑をかけたり嘘をついたりするのは、

悪意があってするものではなく年齢によっては成長のひとつなのです。

嘘に気付いた時親は悪いことだとどうしても子どもを叱ってしまいます。

しかし、もし子どもの嘘に気がついてもただ「嘘はダメ」と叱るのではなく、

知能が正常に成長しているということを理解しましょう。

年齢別にみる子どもの嘘

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子どもが嘘を覚える時期には、大きく分けて2つの時期があります。

ひとつは嫉妬や僻みなどのマイナス感情が芽生える5歳と、

思春期に入る少し前の10歳前後です。

この2つの時期の嘘は内容が大きく違います。

まずマイナス感情が芽生える5歳の時期につく嘘は、自分を守るために嘘です。

例えばおやつをこっそり食べてしまったとき「誰か知らない人が食べた」など、

自分の保身のために親にすれば明らかに嘘だとわかる嘘です。

次は思春期に入る少し前の10歳前後の嘘は、5歳の時とは違い自分を良く見せたい、

バカにされたくないなど、見栄や自慢などの複雑な感情が入り混じった嘘です。

例えば、行ったことがない場所でも友達に自慢したいため「この前の休み行ってきた」など、

聞く人によっては嘘とはわからないような嘘をつくのです。

子どもが嘘をつかないための対策

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子供の嘘に気付くと、親にしてみればやめてほしいと思います。

しかし、子どもにとっては、それがまだどれくらい悪いことなのか

しっかり理解していないのが現実です。

そこで、子供が嘘をついた時どのような対策すればいいのかというと、

まず大切なのは親自身が子供にばれる嘘をつかないことです。

子どもは親の鏡と言われています。

親が子供にばれるような嘘をつけば、

子どもも自然と嘘をついてよいものだと理解してしまいます。

また、子供が嘘をつく原因のひとつとして、

相手の気を引きたいという気持ちから嘘をつく場合もあると言います。

よって、子どもが嘘をついている原因には、

自分を見てほしいというサインを発している可能性もあるので、

しっかり子どもと向き合い話を聞くようにしましょう。

子どもが嘘をついていると気付いたら

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私も時々子供の嘘に気付くときがあります。

もしあなたは子どもが嘘をついていると気付いたらどうしますか?

私は「嘘はいけない」と子供に叱る前に、

子ども目を見て「今何て言ったの?もう一度言ってみて」と、

同じ嘘がもう一度言えるかどうか確かめるようにします。

これが正しい方法かどうかはわかりませんが、嘘などやましい気持ちがあれば、

嘘をついたという罪悪感からもう一度言えなくなり、

自分で嘘はいけないと気付いてくれます。

嘘は悪いことではありますが、

嘘を言っている子供自身「嘘は悪いこと」と理解していれば、

きつく叱られなくても嘘はいけないと気付いてくれるはずです。

自分が原因だと責めるのはやめて!

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先にもお話ししましたが、子どもが嘘をつくときは相手の気を引きたい場合もあります。

これは、友達であったり親であったり恋人であったりと色々です。

もし子供の嘘に気がついた時「自分の育て方が悪かったのではないか」とか

「私の愛情が足りなくて子どもが気を引こうとしている」など自分を責めるのはいけません。

最初にも説明したように、子供の嘘は知能が正常に成長しているという証拠です。

広い心を持って子どもに悪いことだと教えてあげましょう。

まとめ

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親にとって子どもが嘘をついていると気づいたときは

とても悲しいものです。

原因は色々ありますが、

子どもの嘘は知能が正常に成長しているという証拠です。

よって、きつく叱るのはなく、

しっかり子どもと向き合い目を見て悪いことだと教えることが大切です。

もし子どもの嘘に気づいたときは、

今回紹介したことを参考に実践してみてください。

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