すっかり街中クリスマス。
お友達とのクリスマス会や、上司や親せきのクリスマスパーティにお邪魔するなんていう機会も増えますね。
筆者もそんなとき、プレゼント交換やご訪問先のお子さまへの手土産には毎回迷います。
食べ物はアレルギーがあったり、クリスマス雑貨はすでに飾ってあったり、好みが違ったり。
そこでおすすめなのが「クリスマス」や「サンタさん」の絵本。
この時期の読み聞かせにもピッタリです。
大人もうれしい素敵な絵本がいっぱいあるのもクリスマス題材ならでは。
今回は我が子たちがいただいて喜んだ名作絵本や、長く遊べる絵本などを紹介します!
kope
専門雑誌編集者を経て、2人めの出産を機にフリーエディターに。フラと校正が趣味。字を書くこと、人と話すこと、コーヒーが好き。
Contents
『ノンタン! サンタクロースだよ』
(偕成社ホームページより)
偕成社 本体価格700円+税
キヨノサチコ 作・絵
訪問先のお子さんのちょっとした手土産や、冬生まれの赤ちゃんへの出産祝いに季節感を添えるのにもピッタリの小さめサイズの絵本。
娘にも毎晩読んでとせがまれ、ついに本人もひらがなの読めないころに全文暗記してしまうほど、お気に入りの絵本でした。
ノンタンのいる世界では、うさぎサンタはうさぎの子に、くまサンタはくまの子にプレゼントを届けます。
くまサンタは、ねこであるノンタンにはプレゼントをくれません。
シビア!
ノンタンはプレゼントのお願いをしに、ねこサンタを探しに出かけます。
小さな子どももほっとするエンディングで、安心して眠れます!
『サンタさんからきたてがみ』
(福音館書店ホームページより)
福音館書店 本体価格900円+税
たんのゆきこ 作
垂石眞子 絵
とにかくほっとして、夢があって、やさしい気持ちになれる、誰にでもおすすめできる絵本です。
ちょうど20年前に発行されました。
ネズミの郵便屋さんは雪深いなかでも一生懸命にお手紙を配達しています。
雪で転んで大事なお手紙を濡らしてしまったことにしょんぼりしてしまうネズミさんに、森の仲間が声をかけます。
最後はうれしくて楽しいハッピーエンドです。
1,000円以内のプレゼント交換にも。
『どこかなあるかな さがしてね くまくんのクリスマス』
(岩崎書店ホームページより)
岩崎書店 本体価格1,600円+税
ゲルゲイ・ドゥーダース 作
小林晶子 訳
今年秋に発売された新刊のクリスマス絵本です。
いわゆる絵さがしで、幼稚園~低学年の子にはピッタリだと思います。
我が家も兄妹で競って探しあいます。
クリスマス絵本は古くからの名作などもあり、絵本好きなお子さんなど、プレゼントでかぶる心配も新刊なら少ないのでおすすめです。
大人かわいいとも表現できる絵が素敵で、ページを毎日変えて飾っておきたいくらいです。
『ポケット版 1001のクリスマスをさがせ!』
(PHP研究所ホームページより)
PHP研究所 本体価格780円+税
アレックス・フリス 作
テリ・ガウアー 絵
荒木文枝 訳
「1001のさがしもの」シリーズのクリスマス版でポケットサイズ。
以前、おばけ本シリーズでも『えさがしあそび み~つけた!おばけ大集合』という絵さがし絵本を紹介しました。
この『1001のクリスマスをさがせ!』も、子どもが夢中になれる絵さがし絵本でポケット版というのがポイント。
年末年始帰省の移動にピッタリです。
「ポケット版1001のさがしもの」シリーズは虫、海賊、動物、妖精の国など、テーマも多いので、好みがわかっているお子さんへのプレゼントなら、好みに合わせてプレゼントしても喜ばれますよね!
「1001のクリスマスをさがせ!」は大型本もありますが、書店で見つけられたらラッキー。
PHP研究所サイトでは在庫切れになっています。
ポケット版は在庫あり!
『まどからおくりもの』
(偕成社ホームページより)
偕成社 本体価格1,000円+税
五味太郎 作・絵
我が子がツッコミというものを初めてしたのがこの絵本かもしれません。
流行語風にいうなら「ちがうだろ~」です。
ちょっとおっちょこちょいのサンタさんが、まどから見えた姿でどの子の家か判断し、プレゼントを配るのですが、窓からのチラ見えだけで配ってしまうので誤送が多発(笑)。
穴あきなので、読んでいる子どももサンタさんの気分を味わえます。
しかし、子どもは一度読んで理解すると、次からはツッコミに回ります。
何年経って読み返してもほっこりする名作です。
名作で定番ゆえに、クリスマス絵本ランキングでも上位に位置し、この時期、書店のクリスマス本コーナーに面陳列されることも多いため、すでに購入して持っている可能性もあるかもしれません。
まだ絵本の少ない第一子赤ちゃんなどにはおすすめです。
『チャレンジ ミッケ!4 サンタクロース』
(小学館ホームページより)
小学館 本体価格1,360円+税
ウォルター・ウィック 作
糸井重里 訳
息子が叔母からプレゼントされ、毎年クリスマス飾りとして飾っている絵本。
小さなフィギュアやおもちゃで作り込まれたジオラマの写真がとても美しく、見ているだけで満足なのですが、そのなかからお題であるおもちゃや部品などを探します。
「ゆきだるま」を探すといっても、ボタンだったり、キャンドルだったり、「あ~、あと1つないよ~」と思ったら、クリスマスカードの絵に描かれていたり。
大人でもむきになってしまうほどです。
立てかけておくだけで素敵ですし、ふと手に取って開くとついつい時間を忘れてお題を探してしまいます。
我が家は見過ぎて製本の糸が切れそうです。
何度も探しているのに、1年経つとまた探すのに時間がかかります(自分の衰えを感じます)。
ミッケシリーズも種類が豊富なので、プレゼントとして選ぶほうも楽しくなれます。
『オルゴールおうたえほん クリスマスのうた』
(成美堂出版ホームページより)
成美堂出版 本体価格1,800円+税
おおでゆかこ 絵
アクシア 編
♪ジングルベル、サンタがまちにやってくる、きよしこのよる、あかはなのトナカイ、おめでとうクリスマスの5曲が英語、日本語、オルゴール音で入った歌の絵本です。
コンパクトで赤い表紙がとてもかわいく、書店でも目立っていました。
お子さんのいるご家庭に、1冊はある歌を聴くことができる絵本。
童謡や英語の歌など種類もたくさんありますので、持っている、持っていた、というご家庭も多いと思います。
押せば音楽が流れるので、にぎにぎができるようなころになると、小さな赤ちゃんでも遊ぶこともできます。
押して楽しい、聴いて楽しい歌の流れる絵本ですが、高額なので自分で購入する機会は少ないかもしれません。
ましてやクリスマス曲限定となると購入をためらってしまいます。
なので!
プレゼントされたらうれしいなぁと、自分自身が強く思います。
冊子部分には歌詞が付いているので、意外とちゃんとは知らないシーズンソングを覚えることもできます。
クリスマスに、年末年始に、我が子にも絵本を
親にとってはせわしなく、出費も多い時期ですが、子どもたちにとって待ちに待ったクリスマスと年末年始がもうすぐですね。
我が家は遠方の両実家への年末年始の帰省が恒例行事なのですが、親せきやいとこと会えるのも楽しい反面、移動も多く、大人の集まりなど、子どもたちは実はつまらない時間も多いように感じる年末年始の帰省。
携帯ゲームばかりで年始早々怒っているのもお互い気分がよくないので、この時期は新しい絵本や本を、子ども1人ずつに購入しています。
出すのは移動初日や帰省先で。
子どもと遊んでやりたい冬休みですが、主人の実家などでは嫁業務も多いため、「ちょっと待っててね」という場面にも、絵さがし絵本などは重宝します。
ぜひ、いろんな絵本を書店で探してみてください!
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