【プール】【温泉】男の子は何歳まで女子更衣室に連れて行ってOK?

■この記事を書いた人
kope
専門雑誌編集者を経て、2人めの出産を機にフリーエディターに。フラと校正が趣味。字を書くこと、人と話すこと、コーヒーが好き。
徐々に梅雨入りの話題が聞かれるようになりましたが、6月といえばプールシーズンの始まりでもあります。

屋内で一年中営業している市民プールも多くありますが、やはり「プール行きたい!」と子どもが言い出すこの時期から。7月になれば屋外プールも続々オープンします。

いざプール!と思ったとき、

「男の子は何歳まで女子更衣室に入っても大丈夫なの?」

「パパに娘をプールに連れて行ってもらいたいけど、男子更衣室入れても大丈夫かな? それとも一人で女子更衣室行かせようか?」

などと考えたことはありませんか。

また、主婦へえ読者のみなさんや女の子が使う女子更衣室に、兄弟とはいえ何年生くらいまでの男の子ならOKだと思いますか?

男の子は何歳まで女子更衣室でも大丈夫なのか?

実際はどうなのか調べてみました。

「プールや温泉の更衣室。男の子は何歳まで女子更衣室OK?」

【プールの更衣室】公営プールのケース

近くて安価な公営プール。

ゴミ焼却場の廃熱を利用したプールなどもありますよね。

なかには流れるプールやスライダー(滑り台)もあって子どもたちにも人気です。

誰でも利用でき、親子で訪れることも多い身近な公営プールですが、「男の子が女子更衣室を使えるのは何歳まで」という年齢制限はあるのでしょうか。

無作為抽出でいくつかの自治体プールを調べ、聞いてみました。

東京都多摩市の市立温水プール「アクアブルー多摩」では、

【異性の更衣室を使えるのは小学2年生まで】と明示されています。

一方、神奈川県にあるこどもの国(横浜市青葉区)に問い合わせてみると「明確に決めていません…。ご家庭での判断で…」との回答でした。

芦屋市の海浜公園水泳プールは、「いちおう3年生まで異性の更衣室を利用できますが、どうしてもお父さんと娘さんとで使いたいなどという場合は、障がい者用の個室更衣室もあります」とのことでした。

着替えられるが一人で更衣室に入ることが心配といった場合は、スタッフに声をかければ見に行ってくださるそうです。

ちなみに小学校のプール授業では一人で着替えなければなりません。

未就学児の場合、入学前に着替える練習、濡れた髪を拭く、まとめるといった練習もしておくといいですね。

濡れた水着は脱ぎにくいので、水着でお風呂に入り、脱ぐ練習してみるのもおすすめです。

【プールの更衣室】スイミングスクールのケース

スイミングスクールに通っているお子さんも多いと思いますが、スクールの基準はどうなっているでしょうか?

我が子が通っているところは【お父さんが付き添いの場合は男子更衣室、お母さんが付き添いの場合は女子更衣室】と入会時に説明を受けています。

年齢について規定はありません。

お母さんが付き添われていることが多いスクールですが、未就学児の男の子でも女子更衣室に入れるのを遠慮され、前室でラップタオルを使って着替えさせている方も多いのが現状です。

そういった配慮をされる方が多いためか、自然と周囲もそのようにしているという印象を受けます。

別の大手スイミングスクールに問い合わせたところ、やはり「付き添いする大人の性別に従ってください」という回答。

やはり子どもの年齢について、何歳以上は本人の性別の更衣室を使うという明確な基準はありませんでした。

幼稚園児でも水着を着替えられる子もいれば、小学1年生でもうまく着替えられない、親と離れると泣いてしまい、更衣室に入れないという子もいます。

スクールの場合は手慣れたもので、そういった場合はスタッフやコーチが見てくれるので安心です。

温泉施設の更衣室のケース

更衣室といえば、夏休みなど、旅行の際に利用する大浴場なども気になります。

プールも温泉もあるスパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市)では、

【浴場・更衣室への異性のお子様の立ち入りは9歳までのお子様とさせていただいております】

となっています。

また、首都圏中心に展開されている温泉施設・万葉倶楽部(万葉の湯)では、

【小学3年生以上の大浴場のご利用は、男の子は男性、女の子は女性の各大浴場の利用となります】

とあります。

商業施設は「異性の浴場(更衣室)を使えるのは何歳まで」といった年齢制限を明示しているところが多い印象です。

プールや温泉の「家族更衣室」なら何歳までの男の子でも使える

今回、プールを管理する自治体や公園事務所などへ話を聞いたところ、背の高く、見た目が同じロッカーがいくつも並ぶ更衣室では、入口・出口が分からなくなったり、不安になったりして迷子になるお子さんも毎年いるそうです。

着替えができないという点だけでなく、お子さんによっては一人になることが不安だったり、私たちにとっては着替えが見られにくい方がうれしい更衣室も、見通しの悪さという点では防犯面で子ども一人にさせるのは不安だったりします。

どうしても心配な場合はどうしたらよいでしょうか?

市営プールや大型プール施設などの一部では、個室の更衣室を設けているところがあります。

ユニバーサル(バリアフリー)トイレの隣、またはそのトイレを含めた個室など形式はさまざまで、「家族更衣室」「ファミリー更衣室」「障がい者用更衣室」「多目的更衣室」と表示もいろいろです。

不安のある場合は、個室更衣室を利用できるか聞いてみる方法もあります。

いくつか取材した施設では、利用したい場合は声をかけてくださいとの回答が得られました。

「ファミリー更衣室なら何歳まででも利用できます」という施設もありましたが、あくまで配慮が必要な方が優先ですので、利用できる場合も長時間利用せず速やかに退室しましょう。

プールの女子更衣室を利用できる男の子。何歳でも周りに配慮を

今回調べたなかで、明確に「男の子がプールの女子更衣室を利用できるのは何歳まで」と決められているところはまだまだ少なく感じました。

しかし実際は常識で守られているためか、プールを利用していても、明らかに年齢が大きな子が異性の更衣室にいることは稀です。

しかし、たとえ1年生でも4、5年生のような大きな体格の子もいます。また、「うちの子は奥手だから大丈夫」と言って連れてくる人もなかにはいます。

ご家族は「2年生までオッケーだし」と思っていても、一緒になったほかの利用者や女の子からしたらびっくりされることもあります。

その子が奥手かどうかは、ほかの利用者には理解できないことです。

家から着替えて来たり、カーテンのあるスペースを利用したり、タオル地のパーカーなどを用意して更衣室からはさっと出るなど、お子さんが何歳までかにかかわらず、やはり配慮は必要です。

昨今の凶悪事件や隠し撮りなどの被害を考えると、誰しも子どもだけで更衣室に入らせることに心配が出てきてしまいます。

完全に裸にならずラップタオルで着替える練習をしたり、さらにスタッフさんにあらかじめ「子どもが一人で入りますので」、と伝えてみたりするのもいいと思います。

周囲へも配慮しつつ、プールシーズンを安全に楽しめますように。

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