【保湿力抜群!】米ぬかで洗顔・パック・化粧水

「美容といえば米ぬか」と言われるほど、その高い美容効果でさまざまな化粧品に使われてきた米ぬか。

そんな米ぬかを使ったスキンケアが、ここ数年、人気を博しています。

そこで、米ぬかを使ったスキンケアの中でも洗顔・化粧水・パックの方法をご紹介します。

「前からハンドメイドスキンケア、気になっていたの」という方も、米ぬかスキンケアに興味のある方にも参考にしていただければと思います。

米ぬかでスキンケア?!その効果とは

“米ぬか”と聞くと「なんとなく健康に良さそう」そんなイメージを持つかと思いますが、実際に米ぬかには豊富な栄養素と美容成分が配合されています。

米ぬかセラミド(コメヌカスフィンゴ糖脂質):肌のバリア機能を高める
オレイン酸:高い抗酸化作用で、肌荒れを防ぐ
ビタミンB群:肌のターンオーバーを整える。免疫力を高め、肌を健康に保つ
ビタミンE:血行促進、肌に悪影響を及ぼす活性酸素を防ぐ
y-オリザノール:紫外線から肌を保護する
オリザブラン:高い保湿効果で肌にうるおいを与える

これだけ高い美容効果が期待できるとあれば、試してみたくなりますよね。

米ぬかとは

そもそも米ぬかとは、玄米の外側を覆っている胚芽と種皮のことで、精米することで出来るものです。

米ぬかには玄米の持っている栄養の80%から90%が含まれていると言われています。

主な栄養素は、ビタミンB1・B2やナイアシン、ビタミンE、ミネラルで、老化防止、コレステロール値の低下、生活習慣病の予防、便秘解消、肥満の改善などに効果が期待できると言われています。

食用としても、また、スキンケアに使うことで高い美容効果を得られることから昔からさまざまな方法で利用されてきました。

米ぬかの入手方法

米ぬかの美容効果や栄養価の高さはわかりましたが、そもそも米ぬかをどのように手に入れればいいのか、ご存知ない方もいるのではないでしょうか。

米ぬかの入手方法は次の通りです。

1、精米をしているお米屋さんで購入もしくは無料でもらう
2、無人精米所から無料でもらう
3、自宅で精米する
4、サイトで購入する

1、2に関してですが、米ぬかは酸化してしまうので精米してから1〜2週間以内か確認することをおすすめします。

肌につけるものですから新鮮かどうかは重要なポイントです。

必要な分を、必要な時に入手するようにしましょう。

米ぬかの取り扱い方

先にもお話ししましたように、米ぬかは酸化してしまいやすく長期保存が難しいので、冷蔵で2~3週間、冷凍で1~2か月を目安に使い切ることをおすすめします。

冷凍保存していたものを使う際は、乾煎りして水分を飛ばしてから使うと米ぬかの粒子が細かくなり、肌への当たりもやさしくなります。

米ぬかを使う前に知っておきたいこと

米ぬかをスキンケアに取り入れる前に「自分の肌に合うかどうか」を必ずパッチテストで確認するようにしましょう。

「天然の植物成分だから大丈夫でしょ?」と思う方もいるかもしれませんが、アレルギーなどによって肌に炎症が起きたり肌荒れが起きる可能性があるからです。

ぬるま湯に溶かした米ぬかを10円玉大くらいのサイズで腕の内側に塗り、絆創膏もしくはガーゼなどで覆って24時間様子を見ます。

肌に問題が見られなければ使用することが出来ます。

アレルギー反応によるアナフィラキシーショックなど重篤な症状を起こさないためにも必ずパッチテストを実施しましょう。

米ぬか美容のススメ 米ぬか洗顔

米ぬかの魅力や使い方などがわかったところで、米ぬかを使った美容法をご紹介したいと思います。

まずは“米ぬか洗顔”です。

洗顔の目的は汚れを落とすことですが、米ぬか洗顔は汚れを落とすのはもちろんのこと、肌にうるおいを与え健やかな状態へと導いてくれます。

米ぬかがスクラブのように肌の汚れを落とし、米ぬかの高い美容成分が洗顔している間も肌に働きかけてくれます。

米ぬか洗顔をはじめてみよう

米ぬか洗顔は3つの方法があります。

1、洗顔料に米ぬかを混ぜる
2、米ぬか+ぬるま湯=米ぬかペーストで洗顔する
3、ガーゼや木綿などの布袋に米ぬかを入れた米ぬかボールで洗顔する

手軽に始められるのは1、洗顔料に米ぬかを混ぜる ですね。

米ぬかを手に入れることが出来れば、すぐに試すことが出来ます。

敏感肌の方は3、ガーゼや木綿などの布袋に米ぬかを入れた米ぬかボールで洗顔する がおすすめです。

敏感な状態の肌にとって米ぬかが直接、肌に触れることは刺激になってしまう可能性があるからです。

肌質や肌状態に合わせて、試していただければと思います。

洗顔料に米ぬかを混ぜる

文字通り、米ぬかをいつも使っている洗顔料に混ぜて泡立てます。

固形の洗顔石鹼を使っている方は、泡立ててから米ぬかをやさしく泡をつぶさないようにしながら混ぜます。

米ぬかがスクラブの働きをして汚れを落とす効果が期待できます。

すすぎはいつもより念入りに行いましょう。

米ぬか+ぬるま湯=米ぬかペーストで洗顔する

小さじ一杯くらいの米ぬかに少しずつぬるま湯を加え、米ぬかペーストを作ります。

米ぬかペーストを肌にのせ、決して強くこすらないように注意しながら、やさしくマッサージするイメージで洗顔していきます。

すすぎはいつもより念入りに行いましょう。

ガーゼや木綿などの布袋に米ぬかを入れた米ぬかボールで洗顔する

敏感肌の方におすすめなのが米ぬかボールを使った洗顔です。

小さじ三杯くらいの米ぬかを、ガーゼや木綿などの布で出来た袋に入れて口をしっかり閉じます。

洗面器などの容器にぬるま湯を張り、米ぬかボールを浸し、ぬるま湯が白く濁る程度に軽く揉みます。

白く濁ったぬるま湯を含ませた米ぬかボールを肌にあて、やさしく撫でるように洗顔します。

時々ぬるま湯を米ぬかボールに含ませながら、顔の内側から外側に向かって行うことがポイントです。

また、小鼻などの細かい部分は米ぬかボールを軽く押し込むようにして洗顔します。

すすぎは、しっかりと念入りに洗い流しましょう。

米ぬか洗顔の注意点

米ぬかペーストは作り置きに向かないので、使う時に使う分だけ作ることをおすすめします。

また、米ぬかボールを使った後は中の米ぬかを捨てガーゼや木綿などの布袋を洗濯して清潔にしましょう。

米ぬか洗顔はスクラブを使ったお手入れのように、毎日行うと肌にとって負担になります。

週1,2回を目安にスキンケアに取り入れてみてくださいね。

米ぬか美容のススメ 米ぬかパック

続いて、米ぬかを使ったパックをご紹介したいと思います。

米ぬかパックの材料は米ぬかと小麦粉と水だけ。

とてもシンプルで試しやすいのでスキンケアに取り入れやすくておすすめです。

米ぬかパックをはじめてみよう

米ぬかと小麦粉を2:1で合わせたものに水を適量加えて混ぜます。

小麦粉の割合が多いとさっぱりした仕上がりに、米ぬかの割合が多いとしっとりとした仕上がりになります。

肌質や肌状態に合わせて調整出来るところもハンドメイドスキンケアの魅力の一つですね。

一般的なパックは肌の上で伸びやすくなるよう、添加物が配合されているものもありますが、米ぬかと小麦粉と水だけの米ぬかパックは伸びがあまりよくありません。

少量ずつ、肌にのせては伸ばすを繰り返しながら広げていくのがポイント。

顔全体に伸ばしたら10分置いてすすぎます。

半身浴など湯船に浸かりながらパックしてみるのもおすすめですよ。

米ぬかパックの注意点

米ぬかパックは米ぬかなどの食品を直接、肌にのせることになりますから敏感肌の方や肌が敏感な状態の時は使用を控えることをおすすめします。

また、週1,2回を目安に行うようにしましょう。

パックは作り置きせず、もし残ってしまったら捨てるかお菓子などに再利用することをおすすめします。

米ぬか美容のススメ 米ぬか化粧水

ここまで、米ぬか洗顔と米ぬかパックをご紹介してきました。

最後は米ぬかを使った化粧水です。

米ぬか洗顔、米ぬかパックにくらべて米ぬか化粧水は材料が少し増えます。

それでも、材料を加熱して冷すだけなので手軽に出来ますよ。

米ぬか化粧水をはじめてみよう

まずは材料です。

(3〜4日分)

米ぬか:20g

日本酒:大さじ1

水:150~200cc(肌質に合わせて調整してみてください。)

グリセリン:5cc

鍋に米ぬか、日本酒、水を入れ、かき混ぜながら弱火で3分くらい加熱します。

この時、沸騰させないように注意しましょう。

3分くらい経ったら火を止め、余熱を冷まします。

冷めたら、煮沸消毒した保存用の化粧水ボトルに移し、グリセリンを加えてしっかり振って混ぜます。

出来た米ぬか化粧水は、一般的な化粧水と使い方は同じです。

手でもコットンでも大丈夫なので、コットンパックに使うと米ぬかの美容効果をより実感できておすすめです。

米ぬか化粧水の注意点

米ぬか洗顔、米ぬかパック同様、添加物を加えていないため作り置きや長期保存が出来ません。

保存は必ず冷蔵庫に入れて、夏場は2~3日以内、冬場でも3~5日以内に使い切るようにしましょう。

使い切れなかった化粧水を「もったいないから…」と肌に付けてしまうと、カビや雑菌などを肌に付けていることと同じになります。

肌トラブルや肌荒れの原因にもなり兼ねませんから、作った米ぬか化粧水はできるだけ早く使い切りましょう。

まとめ

米ぬかで洗顔・パック・化粧水、いかがでしたでしょうか。

米ぬかの高い美容効果を余すことなく実感できる米ぬか美容は、乾燥肌やインナードライ肌の方に特におすすめです。

米ぬかの持つ、保湿成分や油分がうるおいを与え肌のバリア機能を高めてくれるからです。

一方、新鮮な米ぬかを選ぶことや作り置き、長期保存ができないことなど気を付けたい点もあります。

添加物フリーということは防腐剤フリーということでもあるので、肌への負担が少ないと同時に雑菌などが繁殖してしまいやすいということも忘れてはならないポイントです。

また、使う前のパッチテストも行いましょう。

ご自分の肌質や肌状態に合わせて調整出来る米ぬか美容、ハンドメイドスキンケアを楽しんでいただければと思います。

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