【元美容部員】40代におすすめの正しい美容オイルの使い方

■この記事を書いた人
よちまま
美容専門学校を卒業後、エステも行う化粧品メーカーの美容部員や痩身・フェイシャル・脱毛を行う大手エステサロンのエステティシャンとして勤務。知識と経験を活かした美容系記事を中心に執筆するママさんライター。

加齢や紫外線、ストレスなどさまざまな外的・内的要因で肌ダメージはどんどん蓄積されていきます。

溜まった肌ダメージは

「今まで使っていたスキンケアに効果を感じられなくなった」

「なんだか肌トラブルや肌荒れが気になる」

といった年齢肌特有の肌の悩みとなって表れてきます。

誰しも老いは避けられないとはいえ、そのスピードを“急行”にするか“各駅停車”にするかは、スキンケアに掛かっていると言っても過言ではありませんから年齢肌特有の肌の悩みを感じ始めたら、すぐに年齢肌対策のアイテムをスキンケアに取り入れることがおすすめです。

そこで、元美容部員の筆者が年齢肌対策としてスキンケアにおすすめしたいのが「美容オイル」です。

オイル?油?と敬遠される方もいらっしゃるかもしれませんが、美容オイルは年齢肌特有の肌トラブルに働きかけてくれるのはもちろんのこと、スキンケアの効果をより実感できるようになったり外的・内的刺激に負けない強く健やかな肌へ導いてくれるといった嬉しい効果を期待できる、スキンケアアイテムなのです。

今回は年齢肌特有の肌トラブルなどが出やすくなる40代の方向けにおすすめの美容オイルや正しい美容オイルの使い方をご紹介したいと思います。

ご自分の肌質や肌状態に合わせて、ぜひスキンケアに取り入れてみていただければと思います。

■この記事を書いた人
よちまま
美容専門学校を卒業後、エステも行う化粧品メーカーの美容部員や痩身・フェイシャル・脱毛を行う大手エステサロンのエステティシャンとして勤務。知識と経験を活かした美容系記事を中心に執筆するママさんライター。

美容オイルとは

美容オイルとは動植物由来の天然成分から抽出したオイルのことです。代表的な主成分と効果は次の通りです。

スクワラン…保湿

アルガンオイル…保湿

ローズヒップオイル…エイジングケア

ホホバオイル…水分と油分のバランスを整える

アーモンドオイル…肌をすこやかに保つ

マカダミアナッツオイル…高い浸透力

馬油…保湿、肌荒れ防止

これらが含まれるオイルやワックスは添加物フリー、化学加工されていないものが多く、敏感肌の方も安心してスキンケアに取り入れることが出来ます。

また、天然由来成分のオイルにはオレイン酸が含まれていることが多く、このオレイン酸は肌をやわらかくほぐす効果があります。

水分と油分のバランスが乱れて乾燥しゴワゴワになった肌では保湿成分が十分に浸透しにくいため、美容オイルで肌をほぐしてから保湿することで効果を実感できます。

皮脂膜 天然のクリーム

そもそも人間の肌は“皮脂膜”で覆われています。

皮脂膜とは毛穴の汗腺から出る汗=水分と皮脂=油分が肌表面で混ざり合って出来たもの。

外的刺激から肌を守り、肌の内側から水分が蒸発するのを防ぐ働き(バリア機能)があることから「天然のクリーム」とも呼ばれています。

このように本来、人間には自己防衛力が備わっていますが、乾燥した外気やエアコンの風、紫外線、避けられない加齢、仕事や家事でのストレスなどによって水分と油分のバランスが乱れて皮脂膜はスカスカになりバリア機能が低下してしまいます。

バリア機能が低下した肌はちょっとした刺激にも過敏に反応してしまうため肌荒れや肌トラブルが起きたり、スキンケアをしても保湿成分や美容成分が肌内部へ届く前に蒸発して逃げてしまうため効果を感じにくくなってしまいます。

そこで、美容オイルの出番です。オイルが肌をほぐして水分と油分のバランスを整えるお手伝いをしてくれますから、肌表面が保護され、角層の水分も保たれます。

保湿は水分だけでは不十分、油分=オイルも必要なのです。

40代におすすめの美容オイル5選

ここからは40代におすすめの美容オイルをご紹介したいと思います。

美容オイルと言ってもさまざまなこだわり成分が配合されていますから、ご自分の肌質や肌状態、目的に合わせてピッタリのアイテムを試していただければと思います。

ハーバー 高品位「スクワラン」

言わずと知れた美容オイルの定番、ハーバーのスクワランは私たちの肌に元々ある保湿成分スクワランのみ配合の美容オイルです。

元々、肌にある成分ですから肌なじみ、浸透力は抜群で付けた後のベタつきやテカリがなく、サラッとしっとりした使用感です。

ベタつかないのでブースターとして付けてから化粧水を付けて、更に保護オイルとして重ね付けしたり髪の毛や体に付けたりと万能です。

また、匂いもないので香料が苦手という方にもおすすめです。

出典:ハーバー公式サイト

メルヴィータ ビオオイル アルガンオイル

メルヴィータはフランスのコスメブランドで、オーガニックコスメの認証を受けています。

植物由来のオイルが特に人気で、その中でもアルガンオイルは口コミサイトでも上位にランクインするほどです。

アルガンオイルとは砂漠地帯に生育する生命力溢れるアルガンという木から採れる実の種を絞ったもので、高い保湿力とハリを与える美肌効果が期待できます。

乾燥対策にはもちろん、エイジングケアにも使える美容オイルです。

メルヴィータのアルガンオイルはじっくり低温で絞り丁寧にろ過されているので、使い心地も良く浸透しやすいのが特徴です。

出典:メルヴィータ公式サイト

クナイプ クナイプビオ オイル ローズ

バスソルトで有名なクナイプは120年以上前にドイツで誕生した、ハーブを使ったアイテムを取り揃えたブランドです。

人間の自己治癒力を高める「ホリスティック理論」に基づいて、添加物を使わず天然植物由来成分にこだわっています。

クナイプビオ オイル ローズはエイジングケア効果の高いローズヒップオイルを配合。

肌にハリや弾力を与え、キメの整ったなめらかな肌へ導いてくれます。

ダマスクローズの華やかな香りで癒されながらスキンケアできるのも魅力の一つです。

出典:クナイプ公式サイト

無印良品 ホホバオイル

ホホバオイルはホホバという木になる実の種から抽出したオイルで、栄養素が豊富なことからどんな肌質にも合う万能オイルとして太古から重宝されてきました。

人間の皮脂に含まれるワックスエステルという成分が多く配合されているため、非常に肌なじみが良く浸透しやすいのが特徴です。

安全性も高く敏感肌の方も安心して使えます。

無印良品のホホバオイルは、そのコスパの良さからヘッドマッサージやクレンジングオイル、インバスケアにと幅広い用途で使えるため人気を博しています。

出典:無印良品公式サイト

尊馬油 ソンバーユ無香料

ドラッグストアでも買えるソンバーユは馬の脂肪を精製した馬油で、中国から伝わったとされています。

もともとはやけどの治療に使ったところ、劇的に回復したことから肌荒れにも効果が高いとして使われるようになりました。

ソンバーユは約2年間、熟成して作られた馬油100%。余計な物が一切入っていないので敏感肌の方も安心して使えます。

ブースター、クレンジング、パックとしてスキンケアに取り入れる方が多く、コスパもいいので手軽にスキンケアに取り入れやすくておすすめです。

出典:薬師堂公式サイト

40代におすすめしたい美容オイルの使い方

続いて、美容オイルの使い方をご紹介したいと思います。

毎日のスキンケアからいつもより時間を掛けたスペシャルケアまで、美容オイル1つでお手入れできます。

より効果を実感するためには付ける順番が大事ですので、ぜひ参考にしていただければと思います。

ブースターとして使う

先にもお話ししましたように美容オイルには肌をほぐす効果が期待できます。

化粧水や美容液の浸透を良くするブースター、導入液は今やスキンケアの定番アイテムになっていることもあって、美容オイルをブースターとして使う方が増えてきています。

実際、筆者も朝の洗顔後、夜の入浴後に使っています。

子どもが小さいこともあって、ゆっくりスキンケアしていられないのですが、とりあえずこれを付けておけば乾燥してカピカピ!ということは防げます。

洗顔

美容オイル

化粧水や美容液

乳液やクリーム

洗顔後、水気を拭き取らずに美容オイルを付けることで化粧水を付けたようにしっとりするので、化粧水以降は子どもの世話がひと段落してからゆっくりお手入れしています。

保護オイルとして使う

美容オイルはオイル=油分ですから化粧水や美容液を浸透させた後に蒸発を防ぐ蓋の役割も出来ます。筆者は、今日は特に乾燥していると感じた時は「ミルフィーユ付け」をします。

洗顔

化粧水や美容液

美容オイル

化粧水

美容オイル

(繰り返し)

このように美容オイルと化粧水を繰り返し何度も付けると、ふっくらしっとりした肌に変わっていきます。

パックをしたような肌になれるのでおすすめです。

マッサージオイルとして使う

シワやたるみのケアをしようと思うと顔をお手入れするイメージを抱く方が多いかと思いますが、実は顔の皮膚は頭皮や肩、背中と一枚で繋がっているので顔だけお手入れするより頭皮や肩、背中もケアした方が効果を期待できます。

頭皮マッサージはシャンプー前がおすすめ。

オイルが毛根に詰まった汚れを緩めて落としやすくしてくれます。

美容オイル

頭皮マッサージ

シャンプー・トリートメント

肩や顔をマッサージする時は洗顔・体を洗った後に美容オイルでマッサージすることをおすすめします。

パックとして使う

子どもが出来る前はお風呂上がりにゆっくりパックしながら本を読んだりお酒を飲んだりした筆者も、今では子どもの後を追いかけて自分のことは二の次三の次になっています。

美容オイルを洗顔後にたっぷり付けて子どもと一緒に湯船に浸かれば、浸かっている間パックできます。

洗い流したり拭き取ったりしなくても上がる頃にはすっかり馴染んでいますので、お風呂上がりはいつも通りのスキンケアが出来ますからめんどくさがりな方にもおすすめです。

洗顔

美容オイル(多め)

放置

いつものスキンケア

まとめ

40代におすすめの正しい美容オイルの使い方、いかがでしたでしょうか。

使用するオイルの量が少なすぎると摩擦が起こって肌に負担が掛かりますし、多すぎると浸透しやすいとはいえベタつきの原因になりますので、最初は調節が難しいかもしれません。

心配な方はオイルよりワックス・バームタイプを選ばれることをおすすめします。

サラサラのオイルより固形の方が扱いやすいですよ。

ご自分の肌質や肌状態に合わせて美容オイルを取り入れてみていただければと思います。

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