40代のための、きれいになる生活習慣

■この記事を書いた人
ricorico
ライター・編集者。
暮らしまわりを中心に雑誌・カタログ・webなどで執筆中。

家事に子育て、仕事など、なにかと忙しい40代。

スキンケアやシェイプアップなどを、
時間をかけておこなったり、ストイックに続けるのは、
なかなか無理ですよね。

キレイな人は無理なく、ほんのちょっとしたことを習慣にして、
上手にきれい磨きをしているようです。

40代の女性のために、健康的に美しくなるをキーワードに、
毎日できる手軽なきれいの方法を探してみました。

今やっていることは、5年後に結果が出るとよく言われます。
もしかしたら40代は、これからやってくる50代を、
きれいで過ごせるかどうかの分かれ道になる年代かもしれません。

自分ができるものをひとつ、ふたつだけでも
毎日の暮らしのなかに取り入れて、気軽にはじめてみませんか。

今日からキレイ習慣!
綺麗な人の一日は、一杯の白湯(さゆ)からはじまる

芸能人やモデルなどの間で話題になって以来、
朝のはじまり、目覚めのミネラルウォータ代わりに、
白湯を飲む人が増えています。

白湯は胃腸に負担がかかりにくく、
内臓が温まって血の巡りがよくなります。
胃腸が温められることで、消化力がよくなり、
免疫力もアップ!

体に溜まった老廃物や余分な水分の排出がスムーズになって
デトックスやむくみ解消のほか、便秘にも。

新陳代謝がアップするため冷え性の改善や、
ダイエットのサポート、吹き出物などの
肌トラブルを防ぐ効果も期待できます。

体が温まることで副交感神経が優位になり、
ほっと、リラックスした気分に。
忙しい一日がはじまる朝に、ちょっとゆったりした気分に
なれると、気持ちにも余裕が出そうです。

白湯は摂りすぎるとデトックス効果が高いので、
必要な栄養素を流してしまうそうです。
1日800mlほどを朝、昼、晩などの数回に分けて、
時間をかけてゆっくりと飲むのがポイントです。

白湯についての詳しい記事はこちらへ(ダイエットにも体質改善にも効果抜群!白湯のススメ)。

いつでもできるキレイ習慣。綺麗な女性は姿勢がいい。

ほら、気がつくとねこ背になっていませんか?

40代、50代になってもきれいな人って、
姿勢がいい人が多いですよね。

姿勢がいいだけでハツラツとして、
見た目年齢よりもぐっと若々しく、きれいに見えます。
姿勢の悪さで老けて見えたらもったない!

ねこ背になって背中が曲がってしまいがちな人は、
背筋を伸ばして姿勢を正す、キレイ習慣を、ぜひ!

常に意識して姿勢をよくしていると、
おなかや背中などの筋肉が鍛えられ
ぽっこりおなかや、背中のぜい肉などが
すっきりしてくる効果も期待できます。

猫背になっていたら、深呼吸をして姿勢をきれいに正しましょ!

家事の時間を活用して、ながらストレッチのキレイ習慣を

40代を過ぎても美しい、きれいなスタイルのモデルの人たち。
自宅にいるときも、家事の時間を使いながら
ストレッチなどをおこなって努力をしているようです。

たとえば、台所で洗いものをしているとき、
洗濯ものを干すときなどには、
つま先の上げ下げでふくらはぎの筋トレを、
からだをねじって逆の手で物をとりながらウエストシェイプを、
開脚ストレッチをしながら洗濯物をたたんだり、
買い物にはひと駅歩くなど、ほんのちょっとしたことです。

50代を超えてもキレイ、かっこいいモデルの前田典子さんも、
自宅では、歯磨きしながらスクワット、
掃除機をかけながら足を上げて体幹トレーニング、
窓ふきしながらストレッチなど、ながら運動を取り入れているそうです。

こんな、ながらストレッチなら、手軽にできて無理なく続けられますよね。

40代以降のきれいの生活習慣に欠かせない!
美しい人の食生活は?

きれいな人は、食事に気をつけています。
とくに40歳を過ぎてくると、健康できれいをキープするには、
やはり毎日の食生活は大切。

旬の野菜やくだものを食べる、和食中心にする、
発汗作用のあるものを食べる、質のいいオイルを使う、
乳酸菌飲料を必ず飲むなど、ポイントにしていることは
少しずつ違っても、腸内環境を整えるがキーワード!
さっそく、腸美人になる食事をはじめましょう。

腸は、第二の脳とも呼ばれていて、
なんと、1億以上の神経細胞が集まっています。
他の消化器官と連動して動いたり、
臓器にさまざまな指令を出す重要な役割をしています。

食生活に気をつけて腸がきれいになると、
便秘や腸の病気予防はもちろん、免疫力がアップしたり、
代謝が促進したり、デトックス効果、老化防止、
肌トラブルの解消など、いいことずくめです。

腸を健康に、きれいにするために摂りたい栄養素は、

●食物繊維(りんご、玄米、納豆、きのこブロッコリーなどに多く含まれる)
●オレイン酸(多く含むのは、オリーブオイルやアボカドナッツ類などに豊富)
●マグネシウム(豆腐、海藻類、雑穀のアマランサスなどに多い)
●植物性乳酸菌(みそやしょうゆ、キムチなどに多い)
●オリゴ糖(バナナ、はちみつ、たまねぎなどに多い)
●ビタミンC

最近、とくに40代以降に多いストレス腸には、
ペパーミントティーなどで緊張を取り除くのもおすすめのようです。

<画像amazonより 参考文献 『腸を健康にする食べ方』(マガジンハウス)>

また、しっかりよく噛んで食べるのは健康にも美容にも効果的。
食べ物をよく砕くことで消化がスムーズになり、栄養素もしっかり吸収。
胃腸への負担が減るのはもちろん、食べ過ぎを防ぐことにも。

新陳代謝を上げる。綺麗な人の一日は、からだを冷やさない。

体を温めることは健康にも美容にもとても大切なこと。
代謝を上げる方法、からだを温める方法として、
キレイな人はこんなことを習慣にしています。

●飲みものは温かいものを飲む。 (ルイボスティーの効果効能はこちら
●はらまきやレギンス、レッグウォーマー、冷えとりソックス
(シルクの5本指ソックス+ウールなどの靴下の重ねばき)
などで下半身を冷やさない。
●首、手首、足首、「首と名がつく」ところを温める
●大きな筋肉のある太もものマッサージや筋トレ
●忙しくてもシャワーだけですませず、お湯に浸かったり、家族で温泉へ。
●しっかり眠る(質のいい睡眠をとる)
●湯たんぽ生活・カイロ

キレイ習慣に耳ヨガを取り入れたい!

耳をひっぱる、マッサージする耳ヨガで血流アップ

耳には、足裏とおなじように臓器のツボが集中しています。

耳を軽く、イタ気持ちいい程度に引っぱったり、
ほぐすようにマッサージしましょう。
ヨガでは耳ヨガと呼んでいたりもします。
(耳ヨガの場合は呼吸法が必要です)

耳のマッサージをすると、太い血管が通る首の血行がよくなり、
温まるだけでなく、肩こり改善や顔色もよくなるなどの、うれしいことが。

女優の新垣結衣さんも耳を引っぱって、マッサージをしているそうですよ。

キレイ習慣に取り入れたい美肌方法。
クレンジングを見直しましょう

なめらかでキメの整った肌は憧れ。
肌が美しいと、それだけでキレイ度のポイントが上がります。

肌がキレイな人は「汚れを落として保湿をする」という
基本のスキンケアを朝晩、きちんとおこなっています。

毎日なんとなくおこなっているスキンケアが、
肌に合っているのかを見直してみてはいかがですか?

なかでも、汚れをきれいに落とすことはとても大事。
肌や汚れの性質に合ったクレンジング剤を使っていますか?

クレンジング剤は、化粧水やクリームなどと違い、
使用感などの好みで選びがちですが、
肌質や、自分のメイクの濃さに合わせた
クレンジング剤を使うことは、
肌をきれいにするスキンケアの第一歩です。

クレンジング料の多くは、油性成分と、
水と油をなじませる役目の界面活性剤の配合バランスで、
いろいろなタイプに分かれています。
界面活性剤を多く含むものは一般的に洗浄力が高くなります。

クレンジング料の特徴

クリームタイプ

水分、油分をバランスよく含み、ほどよいメイクオフ力がある。肌にやさしく乾きにくいのも特徴。油分が肌に残りやすいものが多いので、ティッシュオフしてから洗い流しを。
ドライ インナードライ ノーマル肌向き

ミルクタイプ

肌にやさしく、クリームよりも油分が少なく洗い流しがしやすい。メイクオフ力は弱めなので、薄いメイクの人向き。
ドライ インナードライ ノーマル肌向き

ジェルタイプ

乳化していないジェルタイプは界面活性剤が多め。みずみずしい感触で洗いあがりはさっぱりしているが、皮脂膜を奪いとるなどのデメリットも。クリームのような乳白色タイプは◯。メイクオフ力は普通。
オイリー ノーマル肌向き

オイルタイプ

界面活性剤を多く含むものが多い。
濃いメイクも簡単にきれいに落とせる。
皮脂もいっしょに落としやすいものが多いので、乾燥が気になる肌質はメイクの濃い日や、簡単に使いたい日に。
ノーマル肌向き

シート(ローション)タイプ

界面活性剤で汚れを落とす拭き取りタイプが主流。シートタイプのため肌への摩擦になりやすく、一般的に洗浄力、刺激が強いのでデイリーづかいには不向き。ドライ肌は避けましょう。

肌に合うクレンジング剤でメイクを落としたら、
きちんとダブル洗顔をするのも忘れずに。
朝も、寝ている間のほこりなどの汚れや、皮脂を
洗い流すために洗顔料を使うのがおすすめです。

きれいな女性は冬でも紫外線対策を欠かさない

乾燥、しみ、しわ、たるみまで引き起こす紫外線。
夏に比べると紫外線量は減っていますが、
資生堂の公式サイトの一年間の紫外線量を見ると
冬の紫外線は、予想以上に振り注いでいます。


(画像引用:http://www.shiseidogroup.jp/rd/topic/uvprotects.html)

冬でも、キレイな人は、ワンマイルのお出かけでも
日焼け止めを塗って紫外線対策をきちんとし、
美白サプリメントなども取り入れています。

(関連記事:冬でも日焼け止めは必要なの?

バスタイムでゆっくり、きれいに。

綺麗のための習慣として多くの人が実践しているのが、
バスタイムでセルフケアを楽しむこと。

小さな子どもがいると、毎日は無理かもしれないけれど、
週にいちどでも、自分だけのお風呂時間を楽しみたいですよね。

ちょっと贅沢な気分で、自分ご褒美に、
いい入浴剤などを買って、いい香りに包まれながら
ゆっくりお風呂に浸かりましょう。

ゆったりのお風呂は、発汗を促したり、新陳代謝アップをしたり、
リラックスすることで、心も体もきれいに、元気になれます。

いい眠りはキレイ習慣に欠かせない

きれいのためには、いい眠りが大切ですよね。

午後10時〜午前2時がゴールデンタイムと
言われていたのは少し前までのこと。
現代の生活では、午前0時頃までに眠るのが
肌にも健康にもいいそうです。

キレイな人は、ぐっすりといい眠りのために、
肌ざわりがよく、吸湿、放湿性がいい、
上質なパジャマやブランケット、
枕などにこだわっています。

最近は、眠るときはもちろん、自宅でくつろぐ時間に
質のいいものを着ることが、おしゃれな人たちの間では
ポピュラーな傾向に。

心地いいものに包まれるのは、ぐっすり、
深い眠りを誘ってくれます。

灯りをやわらかなものに変えたり、
眠る前のひとときにアロマキャンドルを焚いたり、
寝具を心地よくしたりなど、
キレイのための工夫を取り入れましょ。

(関連記事:首のシワは枕のせい?上手な枕の選び方

綺麗な人の一日は朝活もポイント。

家族がまだ眠っている時間にいつもより少し早起きして、
自分時間を楽しむ、きれいママが増えています。

好きな本を読んだり、手芸をしたり、ガーデニングや
お肌のお手入れをしてみたり、
ひとりでのんびり早朝散歩を楽しんだり。

早く起きると一日の段取りに余裕が出て、気持ちもリラックス。
心がゆったりしているのはキレイのためにも、健康にも
なにより大切ですよね。

(関連記事:働くわたし。「ひとり時間」でメンタルを鍛える

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