眉毛の形がきれいに整うとうれしいですよね。
眉山の位置や眉尻の長さを少し変えて、
いつもより、ほんの少しだけていねいに書くだけで
顔の印象はぐっと変わります。
今、主流の眉の形は、ほんの少し太めの
ふんわりナチュラルな眉毛。
トレンドも意識した40代、50代が若々しく見える
きれいな眉毛の描き方、整え方を、プロに教えてもらいました!
Contents
今回お話をうかがったプロ
エリ<ERI>さん。
「shiomiH」「UNHAIR 」ディレクター・スタイリスト&ファッションコーディネーター
雑誌などのヘアメイク取材、撮影のほか、
子育て中ママにも人気の「OURHOME」
でヘア&メークレッスンも開催中。
自身も2児の男の子をもつ、子育て中ママ。
仕事に家事にと多忙な女性へ向けた、
簡単な方法できれいをつくるアドバイスが評判。
2017年6月にオープンした新店「UNHAIR」(アンヘア)では、
”ヘアだけではないおしゃれなこと”をコンセプトに、
メイクアドバイスやパーソナルカラー診断、
骨格から似合う髪型とファッションがわかる
骨格診断なども手がけている。
shiomiH
ひとりひとりのきれいの魅力を引き出し、
若々しく見える大人かわいいヘアスタイルや
カラー提案が人気のサロン「shiomiH」。
UNHAIR
新店の「UNHAIR」。
カットやカラーリングメニューはもちろん、
専属スパリストによるヘッドスパメニューも充実。
メイクアドバイス30分3000円(ワンポイント)、
1時間6000円(フルアドバイス)。
パーソナルカラー診断、骨格診断各30分3000円。
美人度アガる!
眉毛の形ひとつで立体的な顔に
「人の顔を立体的に見せる大きなポイントは眉と髪。
眉毛をきれいに書くだけで、目が大きく見えて小顔見せもできます」
アイシャドウやアイライナー、マスカラなどで
目もとのフルメイクをしなくても
立体的に見えるなんてうれしいですよね。
「眉をきれいに整える基本は、正しい眉山の位置や、
眉尻の長さが大切なポイントです」
眉尻が短かったり、眉山の位置がずれていたりする人が
意外に多いそう。
「基本の位置や長さを少し意識して書くだけで
バランスがよくなって、立体感が出て顔の印象は変わります」。
メイクのなかでも、とくに今の主流はアイブロウメイク。
「秋・冬もまだ、少し太めのふんわりと、ナチュラルな眉がトレンド。
基本の位置や長さを知った上で、トレンドを少し取りれて書くと、
今らしいニュアンスが漂うきれいな顔立ちに」
ふんわりナチュラルな眉毛の書き方に必要なアイテムは?
「きれいな眉をつくるのにおすすめはパウダータイプのアイブロウと、
リキッドタイプのアイブロウ。これに眉用のカラーマスカラがあると、
なお一層きれいな眉毛の形に仕上がります」。
きれいな眉毛の整え方は色選びも大切
アイブロウパウダー、アイブロウマスカラ、リキッドアイブロウなど、
色選びは迷うところですよね。
「アイブロウアイテムの色選びのポイントは、
自分の目の色と、髪の色の中間くらいの色がおすすめ。
ナチュラルでとてもきれいに見えます」
暖色系、寒色系の色で迷ったときは、
髪の色が寒色系なら、アイブロウも寒色系という風に、
髪の色に合わせましょう。
2色や3色セットのアイブロウパウダーを使うときは、
眉の色に合うように混ぜて使うのはもちろん、
単色づかいなら明るい色を毛の生えている濃いところに、
淡い色は眉尻などの眉毛が薄いところに使って。
エリさんおすすめのアイブロウアイテム
KATE デザイニングアイブロウ3D
立体的な目もとをつくるパウダーアイブロウ。
3色セットで色を混ぜて使うのにも便利。
アイシャドウとしても使え、いちばん明るいベージュ系カラーは眉下のハイライトづかいにもおすすめ。
ライトブラウン系、ブラウン(系の2種類(アイブロウブラシ付き)
各1100円(税抜き)(主婦へえ調べ)
クオレ K−パレット ラスティングツーウェイアイブロウリキッド
水、汗、皮脂に強く、プロのメークアーティストにも人気!
薄付きでムラになりにくいので初心者でも使いやすい。
リキッドとパウダーの2way仕様だけれど、エリさんはリキッドのみを使用。
4色 各1200円(税抜)
ヴィセ カラーリング アイブロウマスカラ
ダマつきがなく、均一できれいな仕上がりが長時間持続。
カラーしたような眉をつくれる高発色のアイブロウマスカラ。
5色 各850円(税抜き)(主婦へぇ調べ)
シュウ ウエムラ アイブローマニキュア
眉毛のために特別に開発した使いやすいブラシが特徴。
ぴったりフィットして簡単にきれいな眉にカラーリング。
7色 各3000円(税抜)
眉毛のきれいな形をつくる、基本バランス
①眉頭は目頭に合わせます。
②眉山は黒目の外側位置からの延長線上に。
③眉尻は小鼻から目尻を通った延長線上の位置まで。
ふんわり、ちょっと太い眉毛のきれいな書き方、整え方
「昨シーズンよりも細めにはなっていますが、
まだ少し太めのナチュラルな眉が流行りです」。
今回教えていただいたのは、
40代、50代の女性はとくにうれしい、
旬を意識しながらも、若々しく、品のいい顔立ちに見える
ふわっとナチュラルなアイブロウメイクの描き方。
描き方の順番とコツ
①アイブロウパウダーで眉山から眉尻をつなげるように描く。
ポイントは、眉尻の長さと、眉山の位置。
「ほとんどの人が眉尻を短めに描いています。
小鼻の横から目尻を通った延長線上の位置を、
眉尻の長さにするのが立体感が出てきれいに見えます。
人から見られることが多い横顔もとてもきれい見えますよ」
眉山の位置は黒目の外側からまっすぐ伸ばした位置あたりに。
②アイブロウパウダーで、眉山から眉頭に向けて、
毛流れに沿って描く。
コツは、アイブロウブラシを左右に小さく動かすように描くこと。
「眉頭から描くと、眉頭が濃くなって不自然に見えます。
必ず眉山からスタートをして、眉頭に向けて毛流れに沿って
小刻みにブラシを動かしながら毛を生やしていくようなイメージで」
③アイブロウパウダーで、眉の中央下あたりから、
眉山下あたりの隙間(イラスト赤ライン部分)を少し埋める。
「ここを埋めると、ナチュラルな太眉に見えます。
埋める太さのバランスは、もともとの眉の太さや濃さで
変わってくるので、少しずつ描き足しながらバランスを
見てくださいね」
④リキッドペンシルでまばらな毛の隙間を埋める。
「実はペンシルタイプよりも、リキッドで描く方がとても
ナチュラルに見えます。リキッドは難しそうに思いますが、
軽いタッチで毛先でチョンチョンと、毛の足りないところ
の隙間に色をのせるような気持ちで描くのがコツです」
⑤カラーマスカラやブロウマニキュアを。
仕上げにアイブロウマスカラやブロウマニキュアで
眉を整えるのがおすすめだそうです。
「毛流れに沿って、ふんわりとやさしく整えてください。
毛流れがきれいに整うと、きちんと手をかけた感が出ます。
ナチュラルなツヤ感も出て美しく、
髪の色との統一感が出ることで、よりきれいな印象に」
⑥眉山下から眉尻下あたりにハイライトを。
イラストのブルー部分あたりに、指先ですーっとなでるように
軽くハイライトを。
「ハイライトを入れると立体感がさらに出ますが、
きらきら光ったり、ツヤ感があり過ぎるハイライトはNG。
40代以降の女性なら、フェイスパウダーの少し明るめの色などを
ハイライト代わりに使うときれいです」
40代、50代の女性のアイシャドウのおすすめは、
肌なじみのいいナチュラルカラー
「本来アイメイクは、目もとだけではなく、
眉までのメークをアイメークと呼びます。
最近は、あまり色が際立つようなアイシャドウづかいよりも、
ナチュラルな仕上がりが主流です」
アイシャドウは肌なじみのいいブラウン系でナチュラルに仕上げると
大人の女性は品がよくてきれいに見えるのでおすすめ。
「ブラウン系は日本人に多い広いまぶたを狭く見せてくれたり、
目を大きく見せる効果もあります」。
ブラウンと言っても、青みから赤みのあるものまでバリエーションは豊富。
アッシュ系のヘアなら、青みのあるブラウンをという風に、髪の色のトーンに合わせるときれいだそうです。
また、エリさんご自身は、アイブロウパウダーのブラウンを
アイカラーとして使うことも。
「あれもこれもと買い揃えなくても、
代用できるものは代用するのもおすすめ。
アイブロウパウダーをアイシャドウにも使っていいし、
逆にブラウン系のアイシャドウが、眉に使える色なら、
アイブロウパウダー代わりに使っても。
アイシャドウにはアイブロウブラシが付いていないので、ブラシは眉専用のものを使ってくださいね」
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