よちまま
美容専門学校を卒業後、エステも行う化粧品メーカーの美容部員や痩身・フェイシャル・脱毛を行う大手エステサロンのエステティシャンとして勤務。知識と経験を活かした美容系記事を中心に執筆するママさんライター。
美肌にとって毎日のスキンケアはなくてはならないものですよね。
「とにもかくにも美白命!」「季節問わず保湿ケアが欠かせなくて…」とお手入れのこだわりやポイントは人それぞれ違うことでしょう。
それと同時に「スキンケアって朝夜同じでいいのかしら?」「季節によってスキンケアって変えた方がいいの?」など疑問やわからないこともありますよね。
そこで今回は、大手化粧品メーカーのスキンケア比較やアイテムごとのおすすめスキンケア法を、スキンケアは朝と夜で変えた方がいいのかという点からお話ししたいと思います。
今日から始められるものもありますので是非参考にしてみてくださいね。
Contents
大手化粧品メーカー4社の朝夜スキンケア徹底比較!
スキンケアの効果をより実感するために、各化粧品メーカーでは「肌質に合ったもの」を適切な「量」と「付け方」で使うよう案内しています。
そこで大手化粧品メーカー4社が案内しているスキンケアを徹底比較したいと思います。
朝夜で、何をどのように使うのか、今のご自分のスキンケアとくらべてみてくださいね。
資生堂の場合の朝と夜の正しいスキンケア法
資生堂では公式サイトで、スキンケアの正しい方法が動画で見られるようになっています。
文章だけだと、力加減など細かいニュアンスが伝わりにくかったりしますからわかりやすくて参考にしやすいですよね。
資生堂のお手入れのステップは、各アイテムの効果が最も発揮できる順序で考えられています。
正しい順序で使うこともケアのポイントです。
- まずはきちんと「取り除く」ことから始めましょう。
肌本来の働きを健やかにすることはもちろん、次に使う化粧品のためにも大切なステップです。
- そして化粧水・乳液で肌を「育む」ケアを行いましょう。
化粧水でみずみずしい肌になった後に乳液をなじませるほうがなじみも良く、うるおいの浸透と持続が高まります。
- 朝は日中の紫外線や乾燥から肌をしっかり「守る」ために、最後に日中用アイテムを使用します。
- 夜はクリームで「与える」ケアを行いましょう。
クリームは、高いシールド効果があるので、お手入れでうるおいを閉じ込め、寝ている間の乾燥から肌を守り、肌全体の働きを良好に保ちます。
これらの基本ケアにプラスして、肌悩みに合わせた美容液などのスペシャルアイテムは、それぞれに応じた使用の手順で取り入れましょう。
画像、出典:資生堂公式サイト
カネボウの朝夜お手入れ法
カネボウのスキンケアは「1年6季」という考え方で、季節の変化に反応した肌が環境に適応しようと変化することを指します。
肌の色が紫外線量の変化に対し約2カ月遅れで変化し、季節を“後追い”することから季節の変化と共にすぐ現れる肌の変化と季節を後追いして現れる肌の変化があることがわかっています。
春夏秋冬の4季プラス「初夏」と「初冬」という2季を加えた1年6季のスキンケアプラン、つまり2カ月ごとに変わっていく肌の状態に合わせたお手入れを行います。
朝夜だけでなく、季節に応じて変化する肌に合わせたスキンケアを、カネボウでは提案しているということです。
春夏・秋冬で使い分ける方は多いと思いますが、2カ月ごとにお手入れを変えるのは珍しいですよね。
カネボウのスキンケアの流れは次の通りです。
画像、出典:カネボウ公式サイト
コーセーの朝昼夜ビューティケアシステム
コーセーのスキンケアは「ビューティケアシステム」という考え方で行われています。
肌が乾いている
肌トラブルを起こしやすい
肌がクスミやすい
こういったことを感じる女性が増えています。
肌の悩みを解決し、肌本来の健やかな美しさを取り戻すお手入れの考え方を提案しています。
それが、ビューティケアシステムです。
昼も、夜も「24時間ケア」の意識を持つ
環境に対する抵抗力の高い、バリア機能を保つ
過酷な生活環境、自然環境から24時間肌を守ることが必要です。
化粧時間が長くなっているため、特に日中の保湿・保護を重視することが大切です。
気候の激しい変化に対応するために、バリア機能の維持が重要です。
ベーシックスキンケアから日中のベースメイクまでがスキンケアという考え方が「ビューティケアシステム」です。
コーセーのスキンケアの流れは次の通りです。
また、コーセーでは資生堂同様、動画でスキンケアのやり方が見られるようになっています。
化粧水、乳液の基本的な付け方からコットンパック、プチマッサージのやり方まで、あらゆるお手入れの仕方が紹介されています。
いつものスキンケアをチェックしてみたり正しいスキンケア方法を知ったりと、手軽に見ることが出来るのでおすすめです。
画像、出典:コーセー公式サイト
花王ソフィーナの場合は朝夜にブースター使いをおすすめ
ソフィーナのスキンケアはムース状の土台美容液である導入液、いわゆるブースターを全てのラインナップの始めに使うことをすすめています。
高濃度のマイクロ炭酸バブルが肌に溶け込むように馴染み、乾燥によってザラついて硬くなった肌をなめらかにし、うるおい・ハリで満たしてくれます。
混合肌の方向けや50代からのエイジングケアなど、肌質や年齢に合わせたラインナップがあり、何を使ったらいいか迷うこともなさそうですね。
また、ソフィーナには百貨店限定ブランド“エスト”があります。
エスト独自の保湿成分が配合された化粧水は、多くの女性誌からベストコスメとして高い評価を受けるほど、高保湿化粧水として大変優秀だと言われています。
ソフィーナのスキンケアの流れは次の通りです。
画像、出典:ソフィーナ公式サイト
スキンケア、朝夜で変える?お手入れポイント
大手化粧品メーカー4社のスキンケアをご紹介したところで、ここからはスキンケアの中で重要なポイントをお手入れの流れに沿ってお話ししたいと思います。
今お使いのスキンケアアイテムでも、使い方を変えるだけで効果を実感できることもありますので是非試してみてくださいね。
クレンジング朝と夜に
クレンジング=メイクを落とすものというイメージをお持ちの方も多いと思います。
そもそもクレンジングは油性のメイクを、油性のクレンジングで馴染ませて落とすものですから多くの方が抱くイメージで正解です。
ただ、夜のスキンケアで付けた乳液やクリーム、美容液に含まれている油分もクレンジングで落とすこともまた、正解と言えます。
朝、クレンジングを行うことで、しっかりと油性の汚れが落ちてメイクののりや持ちが良くなることも考えられますから「メイク崩れが気になる」という方は一度試してみてくださいね。
その際、必ずW洗顔することをお忘れなく。
クレンジングが残っていることで、メイク崩れが引き起こされてしまいます。
朝と夜の洗顔方法
「朝は洗顔せずにぬるま湯ですすぐだけにしているの」という方、意外に多いのではないでしょうか。
朝はメイクもしていないし汚れてないからと洗顔しない方もいますが、先のクレンジングでもお話ししましたように、夜のスキンケアで付けた乳液やクリーム、美容液に含まれている油分はぬるま湯ですすぐだけでは落とし切ることが出来ません。
「洗顔はうるおいを奪う気がして…」という方は次のポイントをチェックしてみましょう。
・しっかり泡立てているか。
・泡を顔に付けてから30秒以上、経っていないか。
・すすぎのお湯の温度が高すぎないか。
しっかり泡立てていないと、肌表面に摩擦が起き傷つけたりバリア機能を低下させたりする原因になります。
また、しっかり立てた泡がモコモコで気持ちいいからと長い時間、肌に泡を乗せたままにすると肌のバランスがアルカリ性に傾きやすくなります。
そして、すすぎのお湯の温度が、お風呂のシャワーと同じくらいの40℃以上になっていませんか。
いずれも、肌のうるおいを奪って乾燥しやすくさせますから注意しましょう。
「朝は時間がなくて…」という方には、最近注目の拭き取り化粧水や洗顔マスクもおすすめです。
洗顔と化粧水、保湿下地まで出来て時短になることから人気を博しています。
化粧水は朝と夜、手のひらかコットンで
化粧水を付ける時に、化粧水のテクスチャーや肌状態によってコットンを使うのか手で付けるのか方法が異なります。
手で付ける時もコットンを使う時も、化粧水を付けた後に手のひらに肌が吸い付くような感覚があるかどうか確認しましょう。
また、肌がやわらかくふんわりした触り心地になったかどうかも確認しましょう。
いずれも肌が十分な水分で満たされると感じることが出来ますので目安にしてみてくださいね。
少し手間でも、しっかり化粧水を浸透させた方が次の乳液やクリーム、美容液の浸透が良くなってメイクののりも持ちも良くなりますよ。
https://www.syufuhee.com/beauty/depacos_lotion_rank/
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朝夜に乳液・クリーム。べたつくなら朝はオールインワンでも
「ベタつくから乳液やクリームは使わないの」という方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。
乳液やクリームを付けるとベタつくのは次のような理由からかもしれません。
・肌質や肌状態に合っていない(リッチすぎる物を選んでいるなど)。
・化粧水が浸透していない内に付けている。
乾燥の度合いや肌状態によって、選んでいる乳液やクリームが肌に合っていないためにベタつくことが考えられます。
また、先の化粧水でお話ししましたように、化粧水をしっかり浸透させた状態で乳液やクリームを付けると化粧水の水分に引き寄せられて浸透が良くなります。
逆に化粧水が浸透していないで肌表面に残っている内に乳液やクリームを付けると、化粧水が乳液やクリームの油分と混ざって肌へ浸透できずにベタつく原因になってしまいます。
「朝は時間がないから浸透するまで待てなくて…」という方は、朝のみオールインワン化粧品を使ったお手入れを試してみましょう。
オールインワン化粧品でも高保湿なものはたくさんありますので、是非肌に合うものを使って時短しながら美肌を手に入れてみてくださいね。
美容液は朝より夜にたっぷりと
美容液の中にはさまざまな美容成分が配合されていて、保湿・美白・エイジング・ニキビなどお悩みに合わせて使っている方も多いと思います。
美容液の効果を最大限に実感するためには、
・クレンジング、洗顔で汚れをしっかり落とす。
・化粧水で保湿する。
この2つがマストと言えます。
どれだけ高価な美容液でも、汚れが残っていて乾燥した肌状態では浸透しません。
結果効果を実感するための下準備だと思って、一つ一つのステップを大事にしましょう。
また、美容液の中でもシワやたるみに効果がある美容成分「レチノール」は、太陽光との相性があまり良くないので、夜のスキンケアで使うことをおすすめします。
朝と夜のスキンケアまとめ
「スキンケアは朝と夜とで変えるべき?クレンジングから美容液まで」いかがでしたでしょうか。
スキンケアに関する情報をご紹介しましたが、「すでに知っていることだった」と真新しい印象を受けなかった方もいるかもしれません。
それは、毎日のスキンケアで実践できているということですから、ご自分の肌を見極めて美肌磨きを続けていただければと思います。
出来ていないことがあった方も今日から始められますから、是非もっと美肌を目指して一緒に頑張りましょう。
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