専門家に聞いてみた! 車オンチ主婦の「スタッドレスタイヤ」入門~交換時期・方法・費用は?

シェアする

ニュースの天気予報を見ていると、「今年一番の寒さです」と毎朝聞いている気がする今日このごろです。

運転されるみなさんは、もうスタッドレスタイヤに交換されていますか?

「11月中に交換済み」という方も、「交換したことがない」という方もいらっしゃると思います。
筆者は神奈川在住ですが、ほとんど雪は積もりません。
実際、過去10年の間、12月に東京で積雪を観測したのはたったの4日だそうです(朝の情報番組、ビビットで言ってました)。

とはいえ、アウトレットモールに一日いたら、帰りに降ってきた、旅行先に雪が積もっていたということもあります。

今年の3月半ばに日光に行ったときのことです。すでに春気分で出発したのですが、日光には雪が残っていてものすごく驚き、そして猛烈に焦りました(特にいろは坂…)。

この経験から、今年はスタッドレスタイヤへの交換を検討しています。

実際、交換するのはいつの時期なのか、交換方法や費用がいくらなのかもまったくわからなかったので、今回、ディーラーさんに聞いてみました。

雪国の方には当たり前すぎる話ばかりかもしれませんが、「めったに雪なんて積もらないし、スタッドレスタイヤ、別にいらない」と思っている方も、「へぇ、そうなんだ」と思うことがいくつかあると思います!

■この記事を書いた人
kope
専門雑誌編集者を経て、2人めの出産を機にフリーエディターに。フラと校正が趣味。字を書くこと、人と話すこと、コーヒーが好き。

そもそもスタッドレスタイヤとは

スタッドレスタイヤとは、冬の時期に交換するタイヤのことです。

今ではあまり見かけなくなりましたが、冬になるとジャラジャラと鎖のようなチェーンをつけた軽トラが走っていたりしますよね。

そんなチェーンをしなくても、滑りにくいのがスタッドレスタイヤです。

通常のタイヤよりやわらかく、接地面が大きいので溶かしながら走るんだそうです。

チェーン規制の区間でも、スタッドレスタイヤなら通行できます。

ただし、路面状況が悪く、「チェーン装着車以外通行止め」の場合は、スタッドレスタイヤでも通行できません。

スタッドレスタイヤ。

レスとつくからには、何かがないんだろうと思っていました。

しかし、何がレスなのかわからず、ディーラーさんに聞いてみたら予想外の答えでした!

スタッド(スタッズ)とは飾りボタンや留め具、鋲(びょう)のこと。

スタッドレスは「スタッド(スタッズ)がない」ことを意味します。

スタッドレスタイヤは、以前は「スパイクタイヤ」と呼ばれており、いわゆる靴のスパイクのような、鋲がついていました。

その突起がなくなり、タイヤの材料や溝形状によって雪道など冷たく固い路面を走れるようになったのがスタッドレスタイヤというわけです。

カバンや財布でも少し前に流行ったスタッズ。

それと同じだったなんて!

ディーラーさんの店内で、「へぇ~」と思わず声が出てしまいました。

関東ではスタッドレスタイヤはいらないと思っていたワケ

私はこれまで

・関東はめったに積もらない
(関東南部の平地は、ですね。実際、内陸部や神奈川でも箱根などは積もります)
・私は降ったら自動車には乗らない
(歩いていく、習い事は休む、タクシーを利用するなど、自動車に乗らずになんとかする)
・ビチャビチャに溶けたら乗る
というマイルール(?)のもと、スタッドレスタイヤ交換や雪道運転を避けていました。

先日、今年もちょうどこのタイミングで半年点検があり、ディーラーに行ってきました。

そこでスタッドレスタイヤについて根掘り葉掘り聞いてみました。

すると「スタッドレスタイヤって、雪用だと思ってますか? 雪用じゃなくて冬用ですよ」と聞いて今さらながらびっくり。

スタッドレスタイヤを冬用とするのに対し、今付けているのはノーマルタイヤ。

夏用とも言えます。

雪が降らなくても、積もっていなくても、冬の路面は冷たく固く、雨上がりなどは凍っていることがあります。

また、雪は積もった状態よりも降り始めが一番滑りやすいそうです。

なので、スタッドレスタイヤは積雪がない地域でも重要だというのです。

スタッドレスタイヤに早めに交換したほうがよい5つの理由

とはいっても、4本タイヤを替えるとなると、かなりの出費。私の行ったディーラーではホイール付き4本で10万円前後が主流でした。

この暮れの迫った時期にこの出費は正直つらいのですが、それでもなるべく交換、それも早めに交換したほうがいい理由を5つ教えてもらいました。

(1) 降り始めの雪が一番滑りやすい

轍ができるほど積もっている、轍部分が凍っている、というのも想像しただけで確かに滑りそうですが、降り始めの雪はノーマルタイヤにとっては一番滑りやすい状態だそうです。

小雪がちらつくことはこれからの時期、どんな地域でも、いつあってもおかしくありません。

(2) スタッドレスタイヤにするといつものタイヤが長持ちする

スタッドレスタイヤを付けている4~5カ月の間、もちろんノーマルタイヤは保管され休んでいます。

その分、寿命が延び、経済的です。

ただし、適切な状態での保管が必要となります。

(3)雪予報が出てからでは混雑する

「週末は関東でも積雪の予報」などと言われると、スタッドレスタイヤに交換する人が一気に増えます。

ホームセンターで、急に雪かきスコップが売り切れになるのと同じですね。

週末までの平日は交換に行けなかったり、行けても交換に人が殺到したりして混雑は必至です。

選べるタイヤの種類も減ってしまうかもしれません。

雪の知らせがなくとも12月中旬までには交換した方がベストだそうです。

(4)割安で交換できる

秋ごろから交換すると、割引価格で交換できることがあります。

今年はもう過ぎてしまいましたが、オートバックスなど9月ごろから早期割引をしているタイヤ店もあります。

(5)スタッドレスタイヤの性能を発揮するまでに100㎞走らないといけない

新品のスタッドレスタイヤが本来の性能を発揮するには、100㎞程度の距離を走る(慣らし運転をする)とよいそうです。

習い事の送迎や通院で近所を走るのがメインの我が家では、100㎞走るのに何日かかることか。

安い買い物ではありませんし、安全のために購入しているので、本来の性能を発揮してもらわないと困ります。

早めの交換が安心で、おトクで、安全であることは間違いないようです。

スタッドレスタイヤ、自宅保管と倉庫保管の注意点

スタッドレスタイヤに交換して走っている間、今のノーマルタイヤはどうしたらよいのでしょうか。

我が家はマンションで、ベランダには避難通路の関係もあり、置くスペースがありません。

そういえば、南北両方にベランダのあるお部屋には、タイヤが置いてあることに気が付きました!

家や部屋を選ぶときに、タイヤ置き場を検討されているんですね。

しかし、場所があればいいというわけではありません。

交換したタイヤを置いておくには専用のラックを購入し、そこに置くのがベスト。

「色写りするので段ボールを敷いて上に置きましょう」と書かれているタイヤカタログもありますが、段ボールが濡れてしまったらアウトだそうです。

また、カバーも必須です。

自宅保管は場所をとるうえ、盗難などの不安もあるので、交換したディーラーなどの預かりサービスを利用するのも手です。

しかし、ちょっとした注意点があります。

我が家の行っているディーラーでは【14インチ以下 8,023円、15~16インチ 9,051円】などと預かり金額が表示されています。

「タイヤ交換以外に9000円くらい必要なのか」と思っていたら、違いました。

ちゃんと話を聞いてみると、ノーマルタイヤからスタッドレスに替え、ノーマルタイヤを預けるのに9,000円。

春が来てノーマルタイヤを倉庫から出してもらって交換、今度はスタッドレスを預けるのにも9,000円いるというのです。

見た目の金額で一年預かってくれると思ったら、倍の金額が必要でした。

預かりサービスの設定(金額や出し入れ回数)などはさまざまですので、保管期間や保管条件などの確認はしっかり行いましょう。

スタッドレスタイヤの寿命

スタッドレスタイヤはやわらかいのが特徴で、寿命は3~4シーズンだそうです。

溝が減ってしまった状態で使っていても性能が発揮されないので危険ですが、業者で交換してもらう場合はタイヤの状態も見てもらえるので安心です。

急な雪予報といった状況で、夜暗いなかなどでご主人が交換してくれるというご家庭は注意が必要かもしれませんね。

冬の運転にはじゅうぶん注意しましょう

みなさんも記憶に残っているのではないでしょうか、2014年の2月。

関東でも2週連続、週末に大雪が降りました。

なんだか雨が多く、夏が寒かった今年。

冬も例年以上に寒くなるのでしょうか。

積雪しなくても、雨が降った翌日は路面が凍っていることもあります。

日本自動車タイヤ協会では交差点、カーブ、トンネルの出入り口、坂道、橋の上、日影では特に注意するよう促しています。

スタッドレスタイヤに交換したからといって安心せず、常に安全運転に心がけたいですね。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします